来週の授業と耳寄りな情報

No.6271

 教育実習中の皆さん、元気で頑張っておられるでしょうか?
 教える立場の大変さと喜びをしっかり経験してきて下さい。

 いよいよ公開講座も3週間後にせまり、お手伝いをお願いしているゼミメンバー・関係者の皆さんには、いろいろとお手数をおかけしていますが、宜しく御協力のほど、お願い申し上げます。
 例によって、終了後に講師の先生を囲んでの茶話会と懇親会(お食事会)を計画していますので、ふるってご参加下さい。なお、懇親会は幹事さんに事前の申し込みが必要です。今年は元木先生もお出で下さるはずですので、さぞかしの盛況が期待されます。

 さて、来週の授業ですが、まず基礎演習Ⅰ。今週は吉市さんが、国際的な大きな問題について報告されましたが、今度は吉川さんの「テレビの影響力」という報告です。私は小学校低学年からテレビ漬けの日々を送ってきましたから、まさにテレビの功罪を体現した存在かも知れません。
 総合教育科目7Bの今回のテーマは「イジメと差別-聖なるもの 賤なるもの-」。平安京・京都の都市問題から話をスタートさせます。山下克明先生の御研究に依拠しつつ、陰陽道(おんようどう)にも触れたいと思っています。

 京都文化博物館の横山和弘先生から、今月10日から来月13日まで、同博物館2階の歴史展示室の一番奥(特別陳列コーナー)で「七条令解」と「後白河法皇院宣」(どちらも古代学協会所蔵)が展示されるとの御案内をいただきました。
 「後白河法皇院宣」は『鎌倉遺文』未収録の六条油小路地に関するもの。また「七条令解」も滅多に展示しないものだそうです。ぜひ、この機会に見学しておきたいと思います。
 横山先生、お知らせ、ありがとうございました。

 今月末は、28日(土)に当方の公開講座、翌29日(日)に樋口健太郎氏が御報告される大阪歴史学会大会があります。それに、この特別展示が加わるとなると、全国の中世前期を御研究の皆さんの脚は、梅雨の時候など関係なしに、自ずと関西に向けられることになろうかと思います。
 御上洛をお待ち申し上げる次第です。

Re:

米澤隼人
No.6273

野口先生・野口ゼミの皆様、ご無沙汰しております。
私の教育実習も残すところ1週間となりました。幸いにして体調は概ね良好です
。慣れないことをすると大概不調になりますが、今回は最後まで頑張ることがで
きそうです。これというのも、毎日接する生徒の笑顔のほか、遠くからお気遣い
下さる野口先生ならびにゼミのみなさま、それからやさしい某先輩のおかげと存
じます。
2週間後には京都にもどりますので、また宜しくお願い申します。

2008-1972=36 

No.6274

 米澤君、お元気で充実した毎日を過ごされているようで何よりです。きっと、学校の人気者になっていることでしょう。

 自分のことを思い出してみたら、教育実習をしてから、もう36年も経ってしまっていたのでした。まさに「夢、幻の如くなり」です。
 私の実習先は母校の千葉東高校で、クラスは3年□組(担任は吉野先生)、担当科目は3年生の日本史。進度がちょうど平安末期から鎌倉幕府成立の辺りだったので、最初の授業では卒論執筆中の材料をそのままお話ししたのですが、これが一番好評で、後輩たちの優秀さに感動したものでした。
 彼ら彼女たちも、あの時17歳だとすると、もう53歳。何人かの名前を思い出すことが出来ますが、どうしておられることやら。会ってももう分からないでしょうが、一人ぐらいこの掲示板を見てくれていないかなぁ。
 実習の最終日は土曜日でしたので、その日の午後、大勢の生徒さんたちと加曽利貝塚の博物館に出掛けました。私はこの時、連日の疲労が蓄積したためか高熱を発しており(本当に若い頃から虚弱体質でした)、あまりに身体が熱いので、スーツ姿なのに裸足で歩いていたことを記憶しています。
 体調が回復したのは、二週間後に実習生仲間と国鉄千葉駅裏の飲み屋の二階で開いた打ち上げの時。ここでビールを飲んでからのことです。あれ以来、私にとってビールとは薬なので、大量の摂取は憚られるわけです。
 
 というわけで、米澤君も、何十年か後に、きっと今回の教育実習を懐かしく思い出すことになるでしょう。