来月の研究所公開講座の御案内

No.6223

 GWも、のこり僅かとなりましたが、当方、例によって、急な用務が入り、予定していた仕事に着手できないでおります。

 ポスター作成の段階に入った公開講座について、お知らせしておきます。

 ◇「王の装いと武家の空間」(シリーズ「東山から発信する京都の歴史と文化」⑩)
 
 日時:2008年6月28日(土)13:00~17:00 
 講演テーマと講師:
   ①「寝殿造と六波羅泉殿~総柱大型建物の意味~」
                     川本重雄(京都女子大学家政学部教授)
   ②「天皇と装束」
                     近藤好和(神奈川大学経済学部特任教授)

 会場(学内)など、詳細については追って告知いたします。

 ☆ 文教大学の中村修也先生より、御高論「東アジア世界における白村江の戦いの位置づけ」を御恵送頂きました。
 中村先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 京都市歴史資料館の宇野日出生先生より、御高論「「神聖なる葵」-京都の三大祭-」掲載の『まなびすと』Vol.5と共著の御高論「京都大原の山林文書(一)」(『生物資源経済研究』13)を御恵送頂きました。
 宇野先生にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 神奈川大学の近藤好和先生より、御高論「日欧甲冑比較論序説」(小島道裕編『文化資源の高度活用 武士関係資料の総合化-比較史および異文化表象の素材として-』人間文化研究機構,2008)ならびに「装束からみた天皇の人生」(『国立歴史民俗博物館研究報告』141)を御恵送頂きました。
 先週は公務研究でフランスに行かれていた由。ちなみに、御高論のうちの後者は、公開講座での御講演のベースとなるものであるとのことです。事前学習に役立てたいものです。
 近藤先生に、あつく御礼を申し上げます。また、来月の御講演、宜しくお願い申しあげる次第です。

その次の『吾妻鏡』

No.6224

 連休の最中ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
 やや遅くなりましたが、次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2008年5月10日(土)13:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』嘉禎二年七月十日、十七日、二十四日、二十五日、八月三日、四日、五日、九日、二十日、九月九日、十日、十月二日、五日、二十九日、十一月一日、十三日、十四日、十五日、十二月三日、十九日、二十九日
    嘉禎三年正月二日、六日、三月八日、十日、二十一日、二十五日、三十日、四月五日、十一日、十九日、二十二日、二十三日、五月十五日、六月一日、二十日、二十三日、二十五日、七月八日、十日、十一日、十九日、二十五日、二十九日、八月七日、十三日、十五日、十六日、十月十六日、十一月十七日、十二月十二日、の各条

  (※かなり先の方まで掲出しましたが、読めるところまで読んでいきましょう。また、掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、その都度お知らせ下さい。)

 なお、その先は、5/13(火)15:00頃~開催の予定です。以後は毎週火曜日15:00頃からの開催を予定しておりますので、よろしくお願いします。
 『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。

山城郷土資料館「中世文書の世界」展

元木泰雄
No.6226

 大手前大学の小林基伸先生から、山城郷土資料館の展覧会の案内が転送されてまいりました。古文書学会の見学会にしたい内容ですが、当方、この時期の土日は全く身動きが取れませんので、見学会は開催いたしません。
 しかし、充実した展覧会ですので、是非ご覧下さい。
 とりあえず、案内のみ掲載致します。
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京都府立山城郷土資料館の「中世文書の世界」展のお知らせです。

企画展「中世文書の世界」
〔会期〕平成20年4月26日(土)~6月15日(日)(月曜休館、ただし 5/5は開館し5/7休館)
〔開催趣旨〕
 古文書は歴史を研究するうえで最も基本的な資料です。量的に増える近世以降に対して、中世の古文書は残された数も多くはなく、それ自体、貴重な文化財といえます。
当館は南山城ゆかりの寺社の文書(正法寺文書)、朝廷や貴族に仕えた官人の文書(調子家文書)、山城の国一揆の一員であった狛氏の文書(狛文書)、惣村や宮座の文書(木津天神宮文書・宮本座文書)など特色のある中世文書を数多く収蔵しています。
 これらのなかから中世文書の魅力を感じていただける資料を選りすぐって展示し、さらに畿内御家人に関する古文書として著名な和泉国和田(みきた)文書(当館寄託)を14年ぶりにまとめて公開します。
〔主な展示内容〕
 ○正法寺文書・・・鎌倉時代に八幡の山下に創建された浄土宗寺院の文書
 ○調子家文書・・・平安時代以来つづく朝廷や摂関家に仕えた官人の家の文書
 ○狛文書・・・山城国一揆の一員で室町時代の上狛に住んだ国人の文書
 ○中岡氏所蔵文書・宮本座文書・・・木津や南山城村田山などの惣村や宮座の文書
 ○和田文書・・・鎌倉時代以来、和泉国を本拠に御家人として活躍した和田氏の文書
【注】前期(4/26~5/18)と後期(5/20~6/15)で大幅に展示替えします。

〔文化財講座〕
  5月10日(土)14:00~16:30
講演「南山城の中世古文書学入門~その姿・形を読み解く~」
講師 文化庁文化財部美術学芸課文化財調査官 地主智彦氏
  ※ 講演会終了後、当館担当者による展示解説があります。
〔入館料〕一般 200円、小中学生 50円(団体割引あり)
〔主催〕京都府立山城郷土資料館
〒619-0204 京都府木津川市山城町上狛千両岩
電話 0774-86-5199 Fax 0774-86-5589
http://www.kyoto-be.ne.jp/yamasiro-m/

 山城郷土資料館へのアクセスは以下の通り。

 JR奈良線上狛駅下車徒歩20分(1.4Km)
 JR関西本線・学研都市線木津駅下車タクシー5分
 近鉄京都線山田川駅下車タクシー10分
 国道24号線・163号線「上狛4丁町」交差点東へ1.5Km

 徒歩では行きにくいですが、タクシー分乗などにて、お越しください。

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 6月の公開講座、楽しみにしております。
 例のミルクホールも新装再開していることと思います。
 今度の場所は西木屋町四条上る、鉄板焼きメニューも充実させるとのことです。
 そのころは当方の移転も、一段落していることと思います。
 ミルクホール再開にあわせて(笑)、京都市民になる予定です。
 家が近くなったら、これまで以上にのみに行くのか、はたまたすぐに帰宅するのか。どうなるんでしょうね。

『吾妻鏡』講読会・公開講座懇親会etc.

No.6228

 本日(4日)は、雨野弥生さんが主催された補陀落寺跡の見学会が行われ、大きな成果をあげられたとのことです。
 行動はすべての原点。雨野さんに敬意を表します。

 元木先生から御案内頂いた山城郷土資料館ですが、ゼミメンバーからの御希望が多ければ、見学会の設定を考慮したいと思います。 

 公開講座の懇親会については、元木研究室の山岡さんに幹事をお引き受け頂いております。何卒、宜しくお願い申し上げます。
 元木先生の御在京、心強い限りです。

 『吾妻鏡』講読会。13日(火)は、いつもの共同研究室ではなく、研究所教授室(野口研究室)で行いますのでご注意下さい。

 なお、10日は、久方ぶりに山本陽一郎君(今春、神戸大学大学院を目出度く修了されました)が参加して下さる由。『篤姫』のおかげです。
 ↑に岩川君がサマーセミナーの御案内を書き込んで下さいましたが、篤姫と言えば島津氏。

 ☆ 本日(4日)、戦国期島津氏の研究で令名高い山口研一先生より、その島津氏に関する御高論掲載の『歴史群像シリーズ 戦国九州三国志 島津・大友・龍造寺の戦い』を御恵送頂きました。
 ちなみに、山口先生は私の大学院の後輩に当たり、1989年に私が鹿児島経済大学(現、鹿児島国際大学)に赴任するに至ったのは、先生から教員公募の情報を頂いたからにほかなりません。私と鹿児島を結びつけてくれた恩人です。サマーセミナーは参加されるのでしょうか?
 山口先生に、あつく御礼を申し上げます。