史跡見学の日々。

No.6191

 「京都大学西部構内・吉田泉殿町遺跡 発掘調査速報」
http://www.kyoto-u.ac.jp/maibun/news/news01.html
の現地説明会の写真。
 さて、私はどこにいるでしょう?お隣に辻君のお姿も。

 これは11日(金)のことでしたが、その後、15日(火)には、現代社会学部「基礎演習Ⅰ」のメンバーと京都女子大周辺の史跡、そして本日はゼミの皆さんや摂関家研究の第一線で御活躍の樋口さんなどと木幡・宇治の史跡と、見学会が連続してありました。
 
 本日は、少し風が強かったものの、久しぶりの日差しの中で(日の当たるところは暑く、木陰は寒いような天候でしたが)、あまり疲れを感じずに、正味4時間程、木幡・宇治の史跡を歩くことが出来ました。
 コースは、浄妙寺跡→宇治陵→松殿山荘→許波多神社→願行寺→西浦遺跡→宇治橋→橋寺→宇治上神社→宇治神社→塔の島→平等院→小松殿跡など。
 今回の見学会で特筆すべきは(江波さんの率いる)1回生の熱心さ。
 岩田君には西浦遺跡の写真を御用意頂き、ありがとうございました。また、樋口さんには、大阪歴史学会の大会報告に何かお役に立てることがあったのならば、幸いとするところであります。
 1回生のみなさんの御感想は如何?

 ☆ 千葉県で高校教員をしていた当時、大変お世話になった山本直彦先生より、東庄郷土史研究会編『東荘史 東庄町史研究 第五号』(東庄町史編さん委員会発行)を御恵送頂きました。『房総叢書』未収録の貴重な史料です。
 山本先生にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 一昨年度の研究所公開講座で講師をつとめて頂いた樋口州男先生より、新刊の御高著『武者の世の生と死』(新人物往来社)を御恵送頂きました。
 ほぼ『保暦間記』の対象とした時代に生きた人々の、戦いとの関わりを軸線に、その死生観をテーマにした十七篇で構成された一書。とくに国文学専攻の方に、ぜひ読んで頂きたい内容です。
 樋口先生にあつく御礼を申し上げます。

史跡見学と『吾妻鏡』

No.6192

 昨日は午前のうちはお天気も心配されましたが、午後からはすっきりと晴れ上がり、一時は汗ばむくらいの陽気に恵まれるなか、見学会が開催されました。
 浄妙寺跡、宇治陵、松殿山荘、許波多神社、願行寺、西浦遺跡などはどれも自宅から徒歩15分以内の場所ですが、今回はそういった身近な史跡を再認識するとても良い機会となりました。

 さて、ご無沙汰しておりました『吾妻鏡』の次回の予定をご案内致します。
 日時:2008年4月26日(土)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』嘉禎二年正月一日、十七日、二月二十二日、二十八日、三月七日、十三日、十四日、二十日、二十一日、四月二日、四日、五月二十四日、六月五日、六日、十一日、二十六日、二十七日、七月十日、十七日、二十四日、二十五日、八月三日、四日、五日、九日、二十日、九月九日、十日、十月二日、五日、二十九日、十一月一日、十三日、十四日、十五日、十二月三日、十九日、二十九日の各条
  (※少し先の方まで掲出しましたが、読めるところまで読んでいきましょう。また、掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、その都度お知らせ下さい。)

 なお、その先は、4/29(火)15:00頃~、5/10(土)13:00~、5/13(火)15:00頃~、と開催の予定です。変則的な日程となりますが、よろしくお願いします。

 いつものことながら、『吾妻鏡』の講読会は新規メンバー随時募集中です。定期的な史料講読に取り組みたいという方など、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。

Re: 史跡見学とゼミ

船津丸幸起
No.6196

先日の史跡見学と本日の『吾妻鏡』のゼミ大変お世話になりました。
ありがとうございました。
木幡に関しては先生や先輩、研究員の方々の博識さと熱心さに圧倒されました。
自主的にどこどこにいきたい!となるまでは時間がかかると思いますが、先輩方の史跡見学には積極的についていきたいとおもいます。
また『吾妻鏡』に関してはまだまだ未熟で恥ずかしいものですが、ご指導よろしくお願いします。

宇治川の先陣は船津丸さん。

No.6197

 一回生の書き込み、船津丸さんが先陣をきりましたね。

 史跡見学。今年は積極的に計画したいと思っています。滋賀県の安土や長浜など。もっとも、京女周辺にも見所は沢山あります。今の季節はチャンスかも知れません。

 『吾妻鏡』。最初は取っつきにくいかも知れませんが、先輩諸姉たちも、まったくのゼロから、あれよあれよという間に、第一線の研究に関与するに至っております。
 史料から歴史を構築していく作業はとても楽しいものなのです。
 今年の一回生はおおいに見所がありますから、期待するところ多大です。卒論を書く頃までに、どれだけ成長しているか楽しみです。

 ちなみに、直前になってしまいましたが、先般の木幡・宇治見学会に同行して下さった樋口健太郎氏(当研究所共同研究員)の大阪歴史学会大会準備報告「中世摂関家の成立と王家」が明日開催されます。
  時間:18:30~
  場所:西宮市大学交流センター(ACTA西宮東館6F)講義室1
    (阪急神戸線西宮北口駅下車、北出口2階から徒歩2分)