今年度の担当科目から

No.6167

 明日(3日)の『吾妻鏡』講読会の時間に、今年度前期のゼミ史料講読会・例会などの開催曜日・時間を決めたいと思います。そのため、できるだけ多くの方の御出席をお願いいたします。なお、出席が不可能な場合は、御自身の週の予定について研究室宛のメールでお知らせ下さいますようにお願いいたします。

 なお、本年度私が担当する講義科目(大学院を除く)の中で、主に日本中世を対象とするのは以下の科目です。履修登録の参考にして下さい。

 ・総合教育科目7B「日本史から現代社会の問題を考える」(前期 火曜 Ⅴ講時)
 ・基礎・教養科目20「「武士」で語る日本の歴史と文化」(後期 木曜 Ⅴ講時)
 ・大学コンソーシアム京都提供科目 特別講座科目「武家政権の成立と京都」(後期 火曜 Ⅱ講時
  於、キャンパスプラザ京都)

※ 授業概要などについてはシラバスを参照して下さい。

 ☆ 日本学術振興会特別研究員の和田琢磨先生より御高論「今川了俊のいう『太平記』の「作者」-『難太平記』の構成・思想の検討を通して-」(『日本文学』3月号)を御恵送頂きました。
 和田先生にあつく御礼申しあげます。

新年度も『吾妻鏡』

No.6169

 桜も見頃を迎えるなか、新年度の『吾妻鏡』も始まりました。
 さっそく次回のご案内です。
 
 日時:2008年4月9日(木)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』嘉禎二年正月一日、十七日、二月二十二日、二十八日、三月七日、十三日、十四日、二十日、二十一日、四月二日、四日、五月二十四日、六月五日、六日、十一日、二十六日、二十七日、七月十日、十七日、二十四日、二十五日、八月三日、四日、五日、九日、二十日、九月九日、十日、十月二日、五日、二十九日、十一月一日、十三日、十四日、十五日、十二月三日、十九日、二十九日の各条
  (※少し先の方まで掲出しましたが、読めるところまで読んでいきましょう。また、掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、その都度お知らせ下さい。)

 いつものことながら、『吾妻鏡』の講読会は新規メンバー随時募集中です。定期的な史料講読に取り組みたいという方など、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。

さらに『小右記』にも挑戦!!

No.6170

 本日、集まったメンバーの協議により、本年度前期の『吾妻鏡』講読会は、基本的に土曜日の午後に設定されることになりそうです。土曜日は学会の大会などが開催される事が多いのですが、その際は休会。しかし、心置きなく長時間の続行が可能でしょう。
 なお、上に岩田君が告知して下さいましたように来週は9日(水)に実施いたします。

 ◇ 『吾妻鏡』だけではもの足りない、というか、平安時代中期を対象に勉強がしたい、あるいは記録(日記)読解に本格的に取り組みたいという方を対象に、『小右記』をじっくり、ゆっくりと読む会を始めようかと思っています。主たる対象は京女勢。実施日程の設定は、国文の江波さんと家政学研究科(建築史)の満田さんにお任せしてあります。
 講読範囲は長和四年(1015)の部分。
 『小右記』を紐解くのは久しぶりで心許ない限りなので、メンバーと同列になって勉強しなおしたいと考えています。ただ、私が大学院生時代に学習院大学大学院で聴講させて頂いた土田直鎮先生(当時、東京大学史料編纂教授)による演習の受講ノート(私の宝物です)が「虎の巻」として役だってくれるものと思います。
 
 江波さん、日程設定を宜しく。日程が決まったら再度告知して、さらに参加希望者を募りたいと思います。

 ◇ 先日、宇治の見学会を実施いたしましたが、その後、木幡にも行ってみたいという方が共同研究員ならびにゼミメンバーに続出。そこで、適当な時期に、木幡浄妙寺跡・宇治陵・木幡観音院(寺)跡、さらに宇治市街遺跡などを対象にした見学会を開催することになりました。GWあたりがよいのでしょうか?

 ☆ 新年度、日本大学文理学部教授に就任された関幸彦先生より、御高著『武士の時代へ 東国武士団と鎌倉殿』(NHK出版)を御恵送頂きました。
 先生の担当されるラジオ放送(NHKカルチャーアワー 歴史再発見)のテキストです。
 関先生にあつく御礼を申し上げます。

【追記】 今日の『吾妻鏡』講読会に江波さんが持ってきて下さったお土産(牡蠣物語スナック)は絶品でした。美味い!!
 某先生には大ジョッキで飲むピールのおつまみに。そして、そのお弟子さんの某君の御飯のおかずにも使えそうです。
 江波さん、ご馳走様でした。

『小右記』講読会の開始について

No.6174

 『小右記』講読会ですが、大きな差し障りがなければ、木曜日4講時(14:45~16:15)に実施することになりました。
 来週は9日(水)に『吾妻鏡』講読会が予定されていますので、第一回目は17日といたします。
 テキストは大日本古記録本。長和四年(1015)の部分をゆっくりと読み進めます。
 人数によっては、共同研究室を確保する必要がありますので、参加希望者は御連絡ください。

 ☆ 昨年、本学を定年退職された元文学部史学科教授の稲本紀昭先生より、御高論「北畠国永『年代和歌抄』を読む」(『史窓』65)を御恵送頂きました。
 詞書を史料として戦国期における伊勢北畠氏の動向を解明した興味深い内容です。
 稲本先生にあつく御礼を申し上げます。