2008年度研究所公開講座の御案内

No.6161

 新年度の公開講座のテーマが決まりましたのでお知らせいたします。

 ◇「王の装いと武家の空間」(シリーズ「東山から発信する京都の歴史と文化」⑩)
 
 日時:2008年6月28日(土)13:00~17:00 
 
 講演テーマと講師:
   ①「寝殿造と六波羅泉殿~総柱大型建物の意味~」
                     川本重雄(京都女子大学家政学部教授)
   ②「天皇と装束」
                     近藤好和(神奈川大学経済学部特任教授)

 会場(学内)など、詳細については追ってお知らせいたします。

 ☆ 日本文学の中村格先生(東京学芸大学名誉教授)より、御高論「桜井の別れを歌った二つの唱歌」掲載の『悠久のひびき』第三号を御恵送頂きました。戦前の唱歌が国民の思想形成に果たした役割を具体的に示された御論考です。
 中村先生は『太平記』に伝える楠木正成父子の映像が皇国史観によって如何に歪曲され、軍国教育に利用されたのかという問題に果敢に取り組まれている研究者で、私も常に多くのことを先生の御研究から学ばせて頂いております。
 中村先生にあつく御礼を申し上げます。