もろもろの御連絡

No.6138

 >『台記』研究会御出席の皆様
 御連絡が遅くなりましたが、明日の『台記』研究会では、平家の坂東支配をテーマにした報告をさせていただきたいと思います。
 これまで、見過ごされていた二つの事実を取り上げて、平家政権あるいは清盛にとって東国(坂東)はどのように評価されていたのかという問題を 「鎌倉幕府論」構築の一前提として考えてみたいと思います。
 諸般の事情により準備不足は明らかなのですが、多くの御教示を頂ければ幸いです。
 
 >岩田君  『入門吾妻鏡』について、PCにメールを転送させていただきました。宜しく対応をお願いいたします。

 >『紫苑』第6号執筆者の皆様  再校の校正、宜しくお願いいたします。

校正は大事です

No.6139

>野口先生
 『入門吾妻鏡』についてのご連絡、お預かり致しました。今後のことにつきまして、同様にPCメールをお返ししました。

 ところで、また掲示板の投稿者名が「権藤・権藤・雨・権藤」みたいになってきましたね(泣)

ソレントから帰られた大森さんがゼミに復帰

No.6140

 今日の京は「雨」でした。岩田君の御指摘に従えば明日の登板もまた「権藤」でしょう。

 本日は久方ぶりに元木先生の研究室を訪問。改装された研究室は新築の如し。
 『台記』研究会では、当方の発した疑問に対して、元木先生から極めて納得のいく御教示を頂くことが出来、これで論文が一本書けるように思えます。
 若い頃なら一気呵成に取り組んだことでしょう。

 「若い頃は」といえば、一生懸命に書いた原稿が印刷されて戻ってきたとき、すなわち校正ゲラが届くのがとても楽しみだったものです。自分の書いたものを世に出す作業ですから、校正も楽しかった。超満員の通勤電車の中で吊革につかまりながら論文を読み、少しでも時間があれば論文の執筆に取り組んでいた、あの頃の自分が懐かしい。
 それは何かと大変でしょうが、今の私には、なにしろ若い人がうらやましい。

 読書会まで開いていただいて何かとお騒がせした某論文集の書評ですが、今年の6月号に掲載が決まりました。校正ゲラは今月下旬に届くそうです。
 
 今週は腰痛と花粉症に加えて偏頭痛とヘルペスの後遺症の神経痛に悩まされておりましたが、お陰様で回復に向かいつつあり、昨日は国際日本文化研究センターで開催された千田稔先生・今谷明先生の退任記念講演会に出掛けてまいりました。こういう節目の講義・講演では、いつもと違うプラスアルファの学びがあります。
 千田先生・今谷先生には、今後とも宜しく御教導をお願い申しあげる次第です。

 御報告が遅くなりましたが、月曜日の『吾妻鏡』講読会には、ソレントから帰国された大森さんが久方ぶりに御参加下さいました。ポンペイの遺跡の現況と復元図が見事に組み込まれたガイドブックをお土産にいただきました。
 「帰れソレントへ」のソレントから京都に帰られた大森さん、今後とも宜しくお願いいたします。

 さて、明日(15日)は京都女子大学の卒業式。卒業・修了されるみなさんの御多幸を祈ります。

拝受御礼

No.6141

 予定通り「権藤」の登板です。

 昨日、院政期の研究で知られる槇道雄先生から、新刊の御高著『日本中世武士の時代 越後鮎相川城の歴史』(新人物往来社)を御恵送いただきました。
 武士を主軸にした地域史というのは、ともすると郷土礼賛の方向に傾きがちなのですが、さすがに本書はひと味も二味も違う学術的に精巧な内容です。
 私もこういう本を書きたかったのですが、もう無理でしょう。
 槇先生にあつく御礼を申し上げます。

 また、鶴見大学の平藤幸先生からは、御高論「『平家物語』安徳天皇大嘗会延引記事の意義」(『国文鶴見』42)を御恵送いただきました。いつものように、平藤先生の御研究は歴史専攻者にも大いに益するところがあります。
 平藤先生にあつく御礼を申し上げます。

 少し時間がとれたので、最近いただいた優れた御高論を拝読させていただいておりますが、その中でとくにインパクトがあったのが桃崎有一郎「中世後期身分秩序における天皇と上皇・室町殿-身分尺度としての陣中・洛中の分析から-」(『史学雑誌』117-1)です。この論文は中世王権論・国家論はもとより、中世京都の空間構造を考える上でも重要な成果だと思いました。

 今日は16日、いよいよ鈴木君・永富さんの結婚式まで、あと一週間ということになりましたね。いろいろ準備でお忙しいことと思います。
 私は披露宴のスピーチと、礼服のウェストのサイズを心配しています。前者はちゃんと原稿を用意すること、後者は節食と運動で対応すべきなのでしょうが、間に合うかどうか。 

 >八井君 お誕生日の由、おめでとうございます。
       いよいよの御活躍を期待しています。