オフシーズンは『吾妻鏡』で

No.6123

 オフシーズンとは言いながら、年度末はいろいろなことを片付ける時期でもありなかなか落ち着けませんね。そんななか、いつもながらの『吾妻鏡』のご案内です。開催日時にお気をつけください。

 日時:2008年2月29日(金)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』天福二年(文暦元年)八月一日、八月二十一日、十一月二十八日、
         文暦二年(嘉禎元年)正月九日、十二日、十五日、二十日、二十一日、二月四日、九日、十日、三月十八日、四月一日、二日、五月十三日、十六日、二十三日、六月十九日、二十一日、二十九日、三十日、閏六月三日、十五日、二十八日の各条
  (※少し先の方まで掲出しましたが、読めるところまで読んでいきましょう。また、掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、随時お知らせ下さい。)

 2/29(金)は『紫苑』の初校締切日でもあります。執筆者のみなさんは遅れないようにしましょうね。

 その先ですが、3/3(月)も開催予定です。なお同日は広島から尻池さんが上洛(凱旋?)される由、みなさんで賑やかにお迎えしましょう。

『吾妻鏡入門』も宜しくお願いします。

No.6124

 『吾妻鏡』講読会にはそろそろ新人の参加を期待したいところ。
 そもそも、現在、講読会の牽引役である岩田慎平君は、この掲示板を見て参加してくれた方なのです。
 所属・専攻を問わず積極的に参加者を募りたいと思います。

 吉川弘文館から刊行予定の『入門吾妻鏡』ですが、初校ゲラが来週届くのとのこと。執筆者の面々には岩田君から連絡が行くことと思います。なにとぞ、宜しく。
 もっとも、執筆者のお一人は、目下ウイーン滞在中でしたね。

 ちなみに、ハノイで遺跡調査中の山田邦和先生は腹痛に見舞われたとのこと。すぐに快復された御様子で安心いたしましたが、くれぐれもお大事に。
 私も1996年、アジア歴史学者会議でバンコクに滞在中、頭痛と腹痛で3日間もダウンしてしまったことがあります。

 皆さん忙しくて、なかなか研究室にお出でになれない御様子なので、伊藤さんにお願いして、共同研究メンバーには、とりあえず『研究紀要』の抜刷1部を郵送することに致しました。明日か明後日にはお手許に届くことと思います。

 御報告が遅れましたが、22日の『台記』研究会の際に、元木先生より美味しそうな洋菓子のお土産を頂戴いたしました。未開封のまま研究室の冷蔵庫に厳重に保管してあります。29日の『吾妻鏡』講読会でいただきましょう。なお、29日にはわざわざ飛行機で海外から駆けつけてくれる方もおられるとのことです。

 研究室に常置してあるクラシック・ギター(ヤマハ製,1969年、千葉ステーションビル3Fにあった楽器店にて6500円で購入)の弦をほぼ10年ぶりに張り替えました。新しい弦は、先週、鹿児島中央駅アミュプラザの楽器店で購入。ギターで平曲に挑戦するつもりです(嘘です)。

 ☆ 御紹介が遅くなりましたが、NHK出版の石浜哲士さんから、新刊の八塚春児『十字軍という聖戦 キリスト教世界の解放のための戦い』(NHKブックス)を御恵送いただきました。著者は元木先生の先輩。
 石浜さんにあつく御礼を申し上げます。 

入口と出口のある講読会

No.6126

 私が『吾妻鏡』に参加しだしたのは四年前(2004年)の四月からでした。四年前のちょうど今頃は、この掲示板を眺めながら飛び込むか飛び込まざるかいろいろと迷っていたのですが(ちなみに、当時は「ラストサムライ」の話題などが盛り上がってました)、結局、大学を移ったこともきっかけの一つにして、このゼミにお邪魔させていだたくことになりました。
 その頃はいまよりももっと史料が読めませんでしたが、いままでに関わってくださったいろいろな参加者のみなさんと一緒に読み進めていくことで、少しずつ読めるようになり、読むこと自体も面白くなっていきました。

 今年度は春から加わった小野さん・江波さん・満田さんにレギュラーとして定着していただき、おかげさまで「女子大のゼミっぽい」雰囲気で読み進めていくことができました。昨年度からの伊藤さん、米澤くんもそれぞれご自身の持ち味を活かして積極的に盛り上げてくださいましたし、私を凌ぐ最古参の山岡さんのご活躍ぶり(遙か地球の裏側まで轟く)は言うに及びません。何より、京都で野口実先生のご指導をいただきながら『吾妻鏡』を読めるということは、何物にも代え難い貴重な機会なのです。

 『吾妻鏡』の講読会は新規メンバー随時募集中です。まずは見学からでも、お気軽にご参加下さい。

油断大敵

No.6127

 今月は明日でおしまい。にもかかわらず3月の計画は3日の『紫苑』初校引き渡しと『吾妻鏡』講読会しか決まっていません。
 明日の講読会の席で決めたいと思いますので、出席者はお考えおき下さい。
 今年度で退任される先生方の最終講義など、来月は行事が多いので例会の開催は難しいかも知れませんが、共同研究の研究会との合同で、宇治の現地見学会を一度実施したいと考えています。
  
 しかし、来月のイベントの目玉は何と言っても鈴木君と永富さんの結婚式および披露宴であります。お友達中心で行われる披露宴2次会には、すでに沢山の出席申し込みがあった由。
 私は本披露宴での御挨拶で何を申し上げるべきか思案中です。講演より難しい。

 ところで、『紫苑』の校正ですが、すでに何度か経験していることなので、もう大丈夫と安心していたのですが、やはり経験上の想定を逸脱した問題が発生。油断大敵です。
 常に物事に取り組むには初心をもって臨むべし。

 今回の『紫苑』とは関係のない話ですが、ふと、学術雑誌に立派な論文を掲載している人だからといって、一般向けに良い原稿を書いてくれるかどうかは保証の限りではないという苦い経験を思い出しました(どっちにしても、まともな原稿の書けない私の申し上げるべきセリフではございませんが)。