紫苑の初校。

山岡 瞳
No.6099

>紫苑執筆者の皆さま

 早速ですが、紫苑の初校の完成が15日(金)とお伝えしておりましたが、諸事情により18日(月)になりました。したがって、初校をお渡し出来るのが、18日の4時半以降となります。受け渡し場所については、お送りするメールをご確認下さい。
 
☆初校の返却期限は29日(月)必着でお願いします。

『三浦氏の研究』が刊行されました。

No.6100

 >山岡さん  宜しくお願いいたします。印刷屋さんで添付ファイルのデータが開けなかった件は解決しましたか?

 >『紫苑』第6号執筆者のみなさん  帰省中の方もおられると思いますが、期日厳守で宜しくお願いいたします。
 校正ゲラを受け取ったら、即、はじめることが肝要です。

 ちなみに、執筆者の中には校正を旅先でされる方もおられるとのこと。その旅先というのは「奥州」とか「由布院」とか聞いていたのですが、実は欧州のウィーンなのだそうです。
 いよいよ、ハプスブルク家にまで研究対象を拡大されるのでしょうか?

 ◇ 昨年末に紹介させていただいた(>>No.6025)峰岸純夫編『三浦氏の研究』(第二期関東武士研究叢書6,名著出版,本体8500円)が刊行されました。
 私は、かねがね鎌倉幕府政治史研究において、京都との関係も含めて三浦氏の存在を再評価すべきだと考えているのですが、本書はこれからの三浦氏研究、東国武士研究に重要な役割を果たすものと思います。
 構成は以下のとおり(収録論文の副題省略)。

  まえがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・峰岸純夫
   第一章 相模武士団と三浦氏
 中世初期における相模国武士団・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安田元久
 相模三浦氏についての考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・湯山 学
 十一・二世紀における相模の国衙軍制と三浦一族・・・・・・・・・安池尋幸
 三浦義澄小考・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊藤一美
 三浦義村小考・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊藤一美
 執権体制下の三浦氏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・野口 実
   第二章 三浦氏の諸相
 鎌倉幕府と馬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高橋秀樹
 矢部禅尼と宝治の乱・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鈴木かほる
 三浦氏の仏教信仰とその文化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上杉孝良
 三浦義村の迎講・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・納富常天
   第三章 室町・戦国期の三浦氏
 三浦氏と鎌倉府・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山田邦明
 戦国期の三浦氏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・黒田基樹
   解説
 三浦氏研究の成果と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・峰岸純夫
 三浦氏関連史跡ガイド(三浦半島内)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上杉孝良
 三浦氏関係年表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・真鍋淳哉
 三浦氏関係文献目録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・真鍋淳哉
  あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・峰岸純夫

 ※ 研究室には来週中に配架します。御活用下さい。