私立大学の教員は目下大忙しなのです。

No.6085

 科研費の報告書の版下の作成も成績処理もまだ済んでいないというのに、今週は締め切り間近の来年度用シラバス執筆も重なり、いささか混乱を呈しております。

 こんなときに本務外の《原稿催促》など「以ての外」のことですから。

 一方、『紫苑』の編集は順調に進んでいます(私の執筆部分を除く)。また、『吾妻鏡』講読会も4日に再開されます。みんな山岡さんや岩田君をはじめとするメンバー諸姉兄のおかげです。
 ただ、ゼミ例会も宇治の研究会も2月の開催は難しそうです。そこで、研究意欲満々の方は日本史研究会の中世史部会にいかれたら如何でしょうか。報告者は当ゼミ由縁の坂口君です。

   2月19日(火)18:30~ 機関紙会館3F
   坂口太郎氏「遍智院宮聖尊法親王について―南北朝動乱と密教僧―」
   《参考文献》
     今川佳世子「醍醐寺遍智院をめぐる三宝院賢俊と遍智院宮聖尊の相論について」
          (『鴨台史学』4、2004)
     森茂暁『南朝全史』第4章「南朝を読み解く」(講談社、2005)

 ☆ 京都精華大学の堤邦彦先生より、新刊の御高著『江戸の高僧伝説』(三弥井民俗選書、三弥井書店)を御恵送いただきました。
 北条氏の三鱗紋や関東の親鸞伝説の話など、私の研究テーマに即しても興味津々の内容です。
 堤先生にあつく御礼申し上げます。
 
 >末松さん  御覧になっていたら、先生に宜しくお伝え下さい。