第3回「国家と宗教」輪読会のご案内

No.6080

 以前お知らせした輪読会の次の日程がまた決まりましたので、再び宣伝させていただきます。

日時:2月13日(水)
   13:00~15:00(予定)
場所:大谷大学 響流館 3F 演習室4
*地下鉄烏丸線「北大路」下車、6番出口上がってすぐです。

●末木文美士氏『日本宗教史』(2006年、岩波新書)
・Ⅱ神仏論の展開〔中世〕 P70~121

 前回の輪読会では、自分の力不足のために議論に発展できるような意見が示せず、私がお世話になっているゼミの木場明志先生や先輩にだいぶ助けていただきました;;学生の参加者は私を含めると4人でしたが、何とか担当者の人数は揃ったので続ける事ができそうです。
 以前、学生達がこのような輪読会を行う事が珍しくなかったというのは初めて知りました。自分がこのような活動を行う機会に恵まれた事を感謝せねばと思います。今後もこの輪読会を続けられるように努力したいです。

今年の中世史サマーセミナーは鹿児島で。

No.6081

 1960~70年代の大学生は、岩波文庫などでよく討論の機会をもったものです。
 私の場合は、高校時代に仲間たちと読んだ高島善哉『社会科学入門』(岩波新書)から、とても大きなインパクトを受けました。
 受け身の授業だけでは自ずと限界がありますね。
 
 まだ年度が終わっていないにも拘わらず、目下、科研の報告書づくりに追われておりますが、大方の御助力を得て、何とか見積もりをとれる段階まで到達。一安堵したところです。
 しかし、<中味>が問題!

 ☆ 本日、鹿児島大学法文学部の金井静香先生より御高論「鎌倉後期~南北朝期における荘園領主の変容-本所と中世国家-」を御恵送いただきました。
 金井先生にあつく御礼を申し上げます。

 ちなみに、同じ鹿児島大学の教育学部におられる日隈正守先生からは、本年度の中世史サマーセミナーが鹿児島で開かれるとのお知らせをいただきました。
 鹿児島での開催は15年ぶり。前回開催の時は私も鹿児島におりましたので、事務局を担当された柳原敏昭先生のお手伝いを少しばかりさせていただきました。あの夏、鹿児島は500年に一度といわれる程の大豪雨の直後、交通網が寸断された中での開催で、柳原先生と鹿児島の若い研究者の方たちの御尽力には頭が下がる思いでした。
 今年は一日目に、持躰松遺跡関係、鹿児島神宮や大慈寺(志布志)の交易関係の報告がなされ、二日目は志布志の大慈寺(文書・宝物)・宝満寺跡・志布志城跡出土遺物・山宮神社・波貝の湊・下伊倉城跡など、三日目は鹿児島神宮(文書など)・神宮寺・神官館跡出土遺物などの見学を行う予定とのことです。
 鹿児島に行ったことのない方は、ぜひこの機会をお見逃しなく。

 書信といえば、神戸大学の髙橋昌明先生の最終講義の御案内をいただきました。高橋先生とはじめてお目にかかったのは、先生が40歳代になったばかりの頃。
 あれから、もう四半世紀近く経過したのかと思うと、時の流れの速さに戦慄を禁じ得ないものがあります。 

『吾妻鏡』講読会のご案内

No.6082

 今週は気が付くとすでに木曜日が過ぎ去ろうとしております。遅くなってしまいましたが次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2008年2月4日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』貞永二年四月十五日、十六日、五月十九日、二十七日、六月十九日、七月九日、二十日、八月十八日、九月十八日、二十四日、二十八日、二十九日、十一月十日、十二月二十九日の各条
 (※掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、随時お知らせ下さい。)

 講読会ですが、2月4日(月)、21日(木)、29日(金)と開催予定です。新規メンバー随時募集中ですので、オフシーズンに史料講読に取り組んでみようという方は、まずは見学からでもお気軽にご参加下さい。