『吾妻鏡』の再開

No.6068

 しばらくお休みをいただいておりましたが、『吾妻鏡』も再開致します。新しい年、新しい気持ちで何かを始めようという方(新規メンバー)を随時募集中ですので、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。

 日時:2008年1月21日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』貞永元年十一月九日、十三日、十六日、二十八日、二十九日、十二月五日、二十三日、二十四日、二十九日、
         貞永二年正月十三日、四月十五日、十六日、五月十九日、二十七日、六月十九日、七月九日、二十日、八月十八日、九月十八日、二十四日、二十八日、二十九日、十一月十日、十二月二十九日の各条
 (※掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、随時お知らせ下さい。)

 昨年末に、『なお、1月7日(月)は13:00が『紫苑』の原稿締切ですので、執筆者のみなさんは遅れないように気を付けましょう(私も気を付けます)。』と書いておきながら、執筆者のなかで私だけが遅れるという大失態を演じました。年初から最低です。
 しかし、前を向いてがんばっていこうと思います。

『吾妻鏡』講読会の成果は大きい。

No.6070

 岩田君、昨日の部会報告、お疲れ様でした。
 出席者も多く、充実した研究会であったという情報が伝わっております。
 『日本史研究』掲載の「討論」は、長村君が執筆されるとのこと、ゼミメンバーのますますの活躍はよろこばしい限りです。

 さて、『紫苑』第6号ですが、山岡編集長の御尽力によって、早々のうちに見積もりがとれそうです。山岡さん本当にありがとうございます。
 岩田君は謙遜していますが、今号は岩田君の幕府侍所に関する論文を筆頭に、将軍御所の空間を解き明かした満田さん、未解明な部分の多い幕府の女房にせまった小野さんの研究ノートなど、従来の鎌倉幕府認識に再考をせまるほどの内容をもつ素晴らしいラインナップで、大満足です。これまでコツコツと積み重ねてきた『吾妻鏡』講読会の成果が結実した構成となりました。目次は追って告知したいと思います。

 ところで、27日の中世戦記研究会ですが、本日、『台記』研究会の席上、佐伯君から正式に参加の意思表明がございました。伊藤さんも確実に参加されますが、ほかに参加希望の方がおられましたら、お知らせをお願いいたします。
 ちなみに、小生担当の輪読ですが、御期待に応えられるものか、あやしくなってまいりました。

 本日は『台記』研究会の後、四条花見小路で、米国はハーバード大学から御上洛の日本史の先生を交え、元木先生・美川先生と小宴。久方ぶりにとても楽しい一時を過ごすことが出来ました。アメリカの大学における「歴史学」の位置づけがよく分かりました。

 ☆ 平安時代研究の泰斗、山中裕先生より新刊の御高著『藤原道長』(人物叢書)を御恵送いただきました。山中先生にあつく御礼を申し上げます。 

【追記】大森さんがイタリアから帰国されました。
    落ち着かれた後、また『吾妻鏡』講読会に参加してくださるとのことです。