◇ 中世戦記研究会例会のお知らせ

No.6048

  日時:2008年1月27日(日)13:30~18:00

  場所:千代田区立九段中等教育学校(旧都立九段高校)
  
  輪読:『真名本曾我物語』巻八 野口実氏

  研究発表:鈴木啓子氏「『平家物語』における徳大寺実定説話 ―左大将就任をめぐって― 」

         生駒孝臣氏「治承・寿永内乱期の渡辺党(仮)」

  ※ 巻八は各地に展開した東国武士のリストのような内容ですので、輪読をお引き受けいたしました。個々の武士の系譜や存在形態を説明するようなことになると思いますが、準備はこれからです。報告内容について何かアドバイスをいただけたら幸いです。
 今回の報告テーマは、いずれも当ゼミメンバーの専攻領域に深く関係するものだと思いますので、ふるって御出席下さい(すでに、鎌倉見学とセットにして旅行計画を立てている方もいます)。
 また、関東で武士論を専攻されている方にとっては、畿内武士研究の第一線におられる生駒孝臣氏の御報告は、大いに有益なものと存じます。
 いずれも、御出席の場合は、当方にお知らせください。事務局に連絡して了解をいただきます。(自由参加の研究会ではありません)。

 なお、私は28日に入試業務の説明会があるため、当日京都に戻る予定です。

来年の『吾妻鏡』

No.6052

 今年も残すところあと僅かとなりました。今年はみなさんにとってどのような一年でしたか。良かったことも良くなかったことも、全て来年以降に向けての糧となればいいですね。
 さて、次回の『吾妻鏡』は新年の開催となります。

 日時:2008年1月21日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』貞永元年十一月九日、十三日、十六日、二十八日、二十九日、十二月五日、二十三日、二十四日、二十九日の各条
 (※掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、随時お知らせ下さい。)

 なお、1月7日(月)は13:00が『紫苑』の原稿締切ですので、執筆者のみなさんは遅れないように気を付けましょう(私も気を付けます)。

年頭の行事

No.6053

 岩田君、ありがとうございました。

 『紫苑』の原稿、年度予算による定期刊行物であり、また、この時期の編集作業は本当に大変ですので、宜しくお願いいたします。
 すでに、編集者に迷惑をかけないようにと、わざわざ研究室に図版を持参してくれた執筆者もおられます。見習いたいものです。

 ともあれ、『紫苑』が原因で「私怨」が発生しないことを祈るばかりです(笑)。

 新年、京都女子大の授業開始は15日ですが、7日は『紫苑』の原稿を持ってこられるメンバーも多いと思いますので、午後のティータイムに、新年の方針などについて相談できればと考えています。新日吉神社に参詣という提案もありましたね。
 なお、大学コンソーシアムの講義「平安~鎌倉時代の京都」は8日から行います。

 ☆ 平泉郷土館の千葉信胤先生より、御高論「平泉余話 その民俗を知る手がかりとして」(『アジア遊学』102)および、主に菅江真澄と平泉に関連した御講演記録などの資料を御恵送いただきました。
 千葉先生に、あつく御礼を申し上げます。

 それにしても、ゼミの「平泉遠征」は、いつになったら実現できることやら?

仕事納めのない年末

No.6054

 今年を一日あまりしかのこさない段階に立ち至って、ようやく少しばかり日常から解放され、いつもよりちょっと冷めた頭で考えてみると、積み残した仕事の量はあまりに大きく、「今年度末」という当面の終点までの時間の不足を厳しく感じているところです。
 目下、承久の乱に関する文章をまとめています。

 ☆ 鶴見大学の関幸彦先生より、11月に開催された「第7回韓・日歴史家會議」で報告された御高論「「武威」と「征夷」-東国王権の可能性をさぐる-」を御恵送いただきました。
 関先生にあつく御礼を申し上げます。
 なお、関先生と共編の『入門吾妻鏡』(吉川弘文館)ですが、刊行予定は来年5月頃になるとのことです。