いよいよ師走。東と西の12月9日。

No.6023

<西>
      
関西軍記物語研究会 第61回例会 
  日 時: 2007年12月9日(日)13時30分より
  会 場: 関西学院大学 大阪梅田キャンパス
       KGハブスクエア大阪 アプローズタワー10階
  交 通: 阪急梅田駅から「茶屋町口」を出て線路東側を北へ
       JR大阪駅から線路東側を北へ
  研究発表:
  田中 裕紀 氏 『平家物語』における女院
  小林 健二 氏 物語から能へ―「大江山絵詞」と能《大江山》―

  懇親会を予定しています
                (軍記・語り物研究会のHPより)
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<東>
      茨城大学人文学部・地域史シンポジウム
北関東の武士(もののふ)たち 
―新しい中世武士団のイメージ―

  現在、中世史研究の世界では、どんな武士団のイメージが創られようとしているのか。北関東の武士団のイメージはどう変わったのか。第一線で活躍する研究者に、新しい中世武士団の姿を、事例に即してわかりやすく提示していただき、会場を交えたディスカッションを行います。

【日時】2007年12月9日(日曜日)
    11時~17時00分(休憩12時~13時)
【場所】茨城大学水戸キャンパス(水戸市文京2-1-1)理学部インタビュー・スタジオ
    アクセス JR水戸駅より茨交バス(7番乗り場から)で約15分、「茨大前」バス停下車。
【プログラム】
基調講演
「『坂東武士』の実像」             京都女子大学教授 野口 実
報告 
「関東武士団研究の軌跡」          茨城大学非常勤講師 伊藤瑠美
「常陸平氏 再考」                茨城大学教授 高橋 修
「東国武士団と都鄙間の文化交流―下総下河辺氏と関戸の宝塔―」
                          古河第二高等学校教頭 内山俊身                                           
「武士団と町場―下野小山氏―」       栃木県立文書館副主幹 松本一夫
「武士団と寺院、門前町―上野新田氏と世良田長楽寺―」
                           駒場東邦中・高等学校教諭 田中大喜
コメント                      常磐大学教授 糸賀茂男
パネルディスカッション(60分)   コーディネーター 茨城大学教授 酒井紀美
                                          高橋 修
《主催》茨城大学人文学部
《共催》茨城大学五浦美術文化研究所  
《協賛》茨城県立歴史館 茨城中世史研究会 茨城大学中世史研究会

[問合せ] 茨城大学人文学部 高橋修研究室029-228-8120(直通) osm@mx.ibaraki.ac.jp

◆入場は無料です。申し込みも不要です。どなたでもご参加いただけます。

例会月間

No.6027

 本日は『吾妻鏡』講読会のあとに、小野さんによる卒論準備報告が行われました。執筆中にテーマについてご報告を準備していただくのはお手数だったと思いますが、ありがとうございます。

 さて次回の『吾妻鏡』です。来週は一回お休みということにさせていただき、再来週(12/17)に開催致します。
 日時:12月17日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』八月九日、十日、十三日、十五日、九月一日、十一日、二十八日、閏九月一日、四日、五日、六日、八日、十七日、十八日、二十一日、十月二日、五日、二十二日、十一月九日、十三日、十六日、二十八日、二十九日、十二月五日、二十三日、二十四日、二十九日の各条
 (※掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、随時お知らせ下さい。)


 また、同日には山本さんによる修論準備報告も行われます。古参メンバーはふるって御参加下さい。
  日時  :12月17日(月)18:00~(予定) 
  場所  :京都女子大学L校舎3F宗教・文化研究所共同研究室
  報告者 :神戸大学 山本 陽一郎氏
  報告内容:「利仁流藤原氏の成立と展開-院政期から鎌倉期を中心にー」
  参考文献:生駒孝臣氏「中世前期の畿内武士と公家社会」『ヒストリア』203、2007年1月。
      櫻井彦氏「丹波国宮田荘における『本所違背』行為をめぐって」『書陵部紀要』55、2004年。


 それと、12/24(月)には16:00頃から岩田が報告をさせて頂く予定です。よろしくおねがいします。

17日は山本君、24日は岩田君が報告

No.6029

 17日と24日の例会は、学会の部会報告レベル(あるいは、それ以上)の内容が期待できると思います。神戸大学や関学の皆さんも是非御出席下さい。大歓迎いたします。
 『吾妻鏡』講読会に参加されている方たちにも、とても勉強になることでしょう。とくに岩田君の報告では、読んだばかりの記事が取り上げられることと思います(>岩田君 詳細の告知を宜しく)。
 それにしても、9日は茨城大で武士のシンポ(NO.5882)、12日は元木先生主催の『吾妻鏡』研究会、15日は建築史のシンポ(NO.6007)、19日は『台記』研究会・・・、目白押しとはこのことです。

 ☆ 日本女子大学学術研究員の石田浩子先生より、御高論「南北朝初期における地蔵院親玄流と武家護持」(『日本史研究』543)を御恵送いただきました。南北朝初期において寺院が武家との関係を構築する過程を検討した労作です。
 石田先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 五味文彦・本郷和人編『現代語訳 吾妻鏡 1』(吉川弘文館)と本郷和人・新田一郎・本郷恵子・東島誠・榎本渉「「日本の中世」像を更新する」(『ラチオ』04号、講談社)を、前者の編者の先生より御恵送いただきました。
 『現代語訳 吾妻鏡』については、元木先生が書評をお書きになられるとのこと(NO.5996)。
 五味・本郷両先生にあつく御礼を申し上げる次第です。

 ※ このところ諸事が重なって多忙を極めており、せっかく御依頼をいただいた原稿執筆のお仕事を、お急ぎの場合に限るとはいえ、共著者や編集者の御迷惑を顧みずに降板させていただいたりしているような有様です。
 そのため、御高著・御高論を御恵送いただいたにもかかわらず、直接御礼の手紙を差し上げることが出来ないなど非礼を重ねており、大変申し訳なく存じております。この場を借りてお詫び申し上げる次第です。

この先の例会のお知らせ

No.6030

 少し先のことになりますが、24日の例会のご案内です。

 日時  :12月24日(月)16:00~(予定) 
 場所  :京都女子大学L校舎3F宗教・文化研究所共同研究室
 報告者 :岩田慎平
 報告内容:「業務の分担から見た鎌倉幕府-頼家・実朝将軍期の検討-」
 参考文献:黒田俊雄「鎌倉幕府論覚書」『日本史研究』70、1964年。
      岩田「草創期鎌倉幕府研究の一視点―奉行人を中心に―」『紫苑』4、2006年。

 毎度『吾妻鏡』講読会のおさらいみたいなテーマで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。