髙橋昌明『平清盛 福原の夢』 の御紹介

No.6001

 講談社選書メチエの一冊として、髙橋昌明『平清盛 福原の夢』が刊行されました。
 定価は1,785円(税込)。
 以下、講談社のサイトからの転載です。

 <内容紹介>
 中世史の泰斗が満を持して放つ 清盛学の決定版!

 平氏系新王朝を夢見てあらゆる手段を尽くした男、清盛。なぜ福原でなければならなかったのか?『源氏物語』須磨・明石巻との相似性、六波羅幕府と鎌倉幕府成立との連続・不連続、福原の地形的意味、遷都の政治的意味と抵抗勢力との角逐など、第一人者ならではの多角的アプローチで、誰も書かなかった大いなる野望に迫る。
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【追記】本日、金沢文庫の永井晋先生より、御高論「源家一門考」掲載の『金澤文庫研究』第319号を御恵送いただきました。
 御高論には頼家・実朝に仕えた「大弐局」について触れる部分があり、鎌倉幕府出仕の女房をテーマに卒論執筆中の小野さんには必読だと思います。
 永井先生に、あつく御礼を申し上げます。

デンカといえば-11月から12月の『吾妻鏡』-

No.6002

 一雨降るごとに冬が近づいてきているような気がします。みなさまどうかご自愛下さい。
 ウメ星デンカから重野安繹まで議論の対象とする『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。

 さて、次回のご案内です。
 日時:11月19日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』寛喜三年十月六日、十二日、十六日、十九日、二十日、二十五日、二十七日、二十八日、十一月十八日
        寛喜四年(貞永元年)正月四日、五日、二十三日、二月十三日、二十日、二十四日、二十六日、三月三日、十四日、四月四日、九日、二十一日、五月十四日の各条
 (※掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、随時お知らせ下さい。)

 なお、11月は19日・26日、12月は3日・17日・24日も開催予定です

六波羅幕府?

No.6003

 岩田君、本日もまたスタバのコーヒーと木幡のシュークリーム、ご馳走様でした。そして『吾妻鏡』講読会の今後の予定のおしらせ、ありがとうございました。
 なお、12月3日は、『吾妻鏡』を16:30頃に切り上げて、17:00頃から開始予定で小野さんの卒論報告を行う予定。詳細は追って告知されると思います。
 それから、12月10日は、水戸に出張のため、休会とします。もっとも、水戸には数名のゼミメンバーが同行してくれますので(真の目的は<研究>にあらず、「あんこう鍋」という情報もあり)、治承四年の佐竹合戦の辺りを講読対象とした出張開催も一法かと考えております。

 HAPPY BIRTHDAY!
 ここ半月前後の期間に、ゼミメンバーの数名の方がお誕生日を迎えます(ました)。知るところでは21歳ないしは23歳、最高齢?で29歳になられる由。みんなまとめて、おめでとうございます。人生の旬の時期。今こそ「よく遊び、よく学べ」だと思います。

 ☆ 本日、神戸大学の髙橋昌明先生より、上記の御著書を御恵送いただきました。
 「第4章 六波羅幕府」は「幕府」の概念規定の問題もはらんでおり、大いに議論の対象になることと思います。
 できれば、ゼミで書評会を開きたいと思うのですが、如何でしょうか?
 髙橋先生に、あつく御礼を申し上げます。