野口先生、有難う御座います!

No.5971

野口先生
先日掲示板を拝見しました。
絵葉書がお手元に届いたことを知り安堵しました。又イタリアまで「紫苑」をお送りいただけるという有難いご提案をいただき感激しました。ただ余りにも厚かましいような気がしてしばらくお返事しかねていましたが、せっかくのお言葉、又早く「紫苑」を拝見したいという気持ちからお言葉に甘えることにしました。こちらの住所は

To Nanako Omori
c/o Fiorentino Viaggi
Piazza S.Antonino,3
80067 Sorrento (NA)
ITALIA

ソレントはこの前の日曜日に急に気温が下がり対岸のVesuvio火山の頂に雪が積もりました!この地方で雪は稀で山頂でも一年で一番寒い時期にしか雪が積もることはありません。十月に初雪など十年来初めてのことです。数日後には、今度はアフリカから砂混じりの熱風シロッコが吹き荒れ生暖かくなりました。日本は如何ですか?
海のかなたのソレントから研究会の皆さんのご健勝と益々のご活躍をお祈りしています。

ゼミ旅行はイタリアへ!

No.5972

 大森さん、御連絡をお待ちしておりました。
 メールにも書きましたが、早速手配いたします。『紫苑』もいよいよ欧州進出です。

 Vesuvio火山の頂に雪とのこと。私は鹿児島に5年暮らしましたので、火山と言えば桜島を思い出します。Vesuvio火山と桜島、ナポリ湾と錦江湾は景色がよく似ているのだそうです。
 京都は晩夏からいきなり晩秋に季節が変化したような有様です。世界中気候変動で大変なことになりそうですね。
 アフリカからの熱風というのは、とてもリアルな感じがしますが、日本でも、今頃になって、台風が関東に近づいていたりしています。
 私は目下、体調の具合で長旅は無理なのですが、なんとか快復を図り、ゼミメンバーに付き添ってもらって、イタリアに行ってみたいと考えております。
 大森さんには、日本に戻られたら是非『吾妻鏡』講読会に復帰していただいて、『吾妻鏡』のイタリア語版を作って欲しいと思っております。

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 本日は西本願寺で京都女子学園関係物故者の追慕の法会がありました。その帰途、車で五条橋を渡っていると、北山に大きな虹が立っていました。

 家に戻ると大きな郵便の封筒が二つ。それは、某学術雑誌と武士関係の論文集に掲載される拙論の校正ゲラ。昨日、科研の書類を提出したところに、グッド?タイミング。
 書評は、また暫くお預けを余儀なくされてしまったようです。

 >伊藤さん 倉敷は如何でしたか?

日の沈まぬ研究会

No.5975

 大森さん、こんにちは。お久しぶりです。少し前に野口先生にお便りをお寄せであったと伺いましたので、お変わりなくお過ごしと拝察しておりました。『紫苑』第五号も力作揃いです。地球の裏側のゼミメンバーのことを思い出していただきながら、御味読いただければと思います。
 いちど日本在住のメンバーも『吾妻鏡』片手にイタリアを訪問できたら楽しいですね。おいしいコーヒーでもいただきながらみんなで意見交換できたらなぁと思います。

 イタリアも日本もときどき変なお天気に見舞われるようですが、同じ北半球でこれから冬に向かうことと思います。どうかお大事に。

 ひとまず日本国内開催の次回『吾妻鏡』は以下のとおりです。 
 日時:10月29日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』寛喜二年六月十六日、十八日、二十八日、八月二十一日、十一月六日、七日、十三日、十二月九日条
 (※けっこう長い条文もありますが、適宜休憩を挟みつつ、読めるところまで読んでいきましょう。)

 11月以降の開催予定についても、可能な範囲でご相談させていただきたいと思います。
 

ハネムーンはイタリアへ!

No.5976

 上に「ゼミ旅行はイタリアへ!」なんて書いてしまいましたが、鈴木君・永富さん御夫妻の新婚旅行の行先はもうお決まりでしょうか?
 未定なら再提案、「ハネムーンはイタリアへ!」。
 ちなみに、お邪魔するつもりは毛頭御座いませんので(?)。

 岩田君、明日の『吾妻鏡』講読会の予定の告知、ありがとうございました。
 ところで、イタリアで飲むコーヒーというのは、岩田君が四条からポットに入れて持ってきてくれるのでしょうか?あれは美味しいですからね。

 なお、明後日のキャンパスプラザの講義ですが、「平家の本拠」をテーマにお話しをしたいと思います。六波羅ばかりでなく福原や屋島も対象に、その立地の共通性を指摘するつもりです。

 12月9日(日)に水戸にお邪魔することはすでにお知らせしたとおりですが(→>>No.5882)、その後の予定としては、来年1月27日(日)に開催予定の中世戦記研究会(東京)で『曽我物語』巻第八の輪読を担当させていただくことになりました。また、2月17日(日)開催予定の隼人文化研究会例会(鹿児島)で、研究報告の機会を与えていただきました。
 まだ予定の段階なので、詳細は未定。決定次第、お知らせしたいと思います。

 >佐伯君 「東西交流」のお話し、今度詳細をお聞かせ下さい。 

ヴェスヴィオと桜島 

No.5980

イタリアは昨日(10月最後の日曜日)からWINTER TIMEです。
夏の間7時間の日本との時差が冬は8時間になります。

鹿児島出身の私の友人もソレントに来た時、しきりに桜島に思いを馳せていました。
秋田県の男鹿半島に似ているという人もあり、私が初めてソレントに来たときの印象は
(関東には不案内ながら)一度だけ見た湘南から富士の景色にそのままだと思いました。
景色の類似のせいかナポリと鹿児島市は姉妹都市です。ちなみにソレントは三重県熊野市と姉妹都市(みかん畑と海の景色が似ているという熊野市市長の提案で)。ソレントから眺めたヴェスヴィオ山は高さは違いますが形としてはちょうど富士山のようです。ナポリから見たそれは、頂上が二重になっています。天気がよければ、頂上(国立公園)近くまでポンペイからバスが出ており、バスを降りたところから火口まで歩いて登ることができます。ご存知のとおりヴェスヴィオ山は活火山で、近々歴史的大噴火があるかもしれないという噂があるにもかかわらず、裾野といわず中腹辺りまで、(違法らしい)住宅が広がっています。今年の夏はヴェスヴィオ近辺で放火による火災が相次ぎました。自然保護地区を破壊して、建築が可能になるようにとの企みと聞き驚きあきれました。ソレントはイタリア一ではないかと思われるほど例外的に治安の良い町ですが、ナポリ周辺ではマフィア(ナポリではカモッラという:19世紀ブルボン支配下ナポリの犯罪秘密結社に遡る語)の抗争が絶えません。とは言え、観光客が巻き込まれるようなことはまずありませんのでご安心を。(観光客はスリと引ったくりにだけご注意を)ナポリにはポンペイの遺品の大半を集めた考古学博物館をはじめ町の歴史を物語る文化施設にあふれた興味深い町です。
日本でも青の洞窟で知られたカプリ島へはソレントから高速船で20分、ナポリからは40分ほどです。

行こう行こう火の山へ

No.5981

* 大森さん、再び旅情を誘うご案内をありがとうございます。時差八時間ということは、お昼ちょっと前に書き込んでくださったということでしょうか。
 男鹿半島・湘南・富士山・熊野と伺うと、ソレントもずいぶん身近な気がしますね。頂上が二重というのは二上山のようなイメージでしょうか。ヴェスヴィオ登山の暁には、きっと野口先生がフニクリフニクラを詠じてくださるものと思います。
 http://www.asahi-net.or.jp/~kx8y-hgmt/midi/hunikuri.htm

* ところで、次回は11月に入る『吾妻鏡』のご案内です。
 日時:11月5日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』寛喜三年正月十四日、十九日、二月二日、二十一日、三月三日、六日、九日、十日、十九日、四月二日、十九日、二十日、二十一日、二十九日、五月四日、五日、九日、十三日、六月六日、十五日、二十二日、九月二十五日、二十七日、十月六日、十二日、十六日、十九日、二十日、二十五日、二十七日、二十八日、十一月十八日の各条
 (※適宜休憩を挟みつつ、読めるところまで読んでいきましょう。なお、11月も毎週月曜日に開催予定です。)

「ローマ帝国の滅亡と鎌倉幕府の成立」

No.5983

 大森さん、イタリアだより、ありがとうございました。
 先般、NHKテレビのBS2で映画「鉄道員」を観て以来、イタリアに心を引かれております。
 GOOGLE EARTHで空からソレントを眺めてみましたが、とっても風光明媚そうな所ですね。

 ところで、本日の『吾妻鏡』講読ですが、28歳の竹御所と13歳の藤原頼経の婚儀の様子を伝える条にさしかかりました。竹御所(源頼家の娘)の鎌倉幕府政治史における重要性は、拙論「竹御所小論」で指摘したところですが、なにしろ従来、『吾妻鏡』における女性は議論の対象にされなさすぎてきたことは確か。
 小野さんの取り組みに期待するところです。

 タイトルのテーマで、どなたか論文を書かれませんか?米澤君どうですか?

 > 岩田君 ポットのコーヒー、とても美味しくいただきました。
 > 江波さん 広島の杓子形のお菓子のお土産、ありがとうございました。
 > 伊藤さん 岡山のお菓子のお土産、ありがとうございました。