元木先生、安芸厳島社に立つ。

No.5927

 本日夜8時からNHK総合で放送される「探検ロマン世界遺産」のテーマは安芸厳島神社。厳島神社といえば平清盛、平清盛といえば元木泰雄先生、というわけで、元木先生が御出演のはずです。
   http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cardr091.html 参照のこと。

 遠方から京都府庁の近くにお出かけの予定の方は録画の御用意が必要だと思います。

いま清盛と日本史研究会例会。

No.5928

 深夜にいたって、録画を拝見。
 清盛自身がみずからの厳島社殿造営の意図を語っているかのように思えたのは、私だけではないでしょう。
 宮島対岸にある厳島社の外宮にあたる地御前社が取り上げられなかったのが残念でしたが、これは世界遺産の対象外だからなのでしょうか。
 地御前社については http://www.enjoy.ne.jp/~yamahid1/ohanashi62.htmを参照。
 ただ、対岸に江波という地名のあることを知ったのは収穫。これは江波さんの名字の地だと思うのですが如何?

 日本史研究会の例会。気をつけてはいたのですが、いざ始まってしまうと贅言を弄すること多く、時間をオーバー。体調のこともあって、御迷惑をおかけいたしました。ただ、司会者の御配慮で討論の時間に補足させていただいたので、何とか意は尽くすことが出来たのではないかと思います。
 元木先生のコメントによって、「研究」としての位置づけをしていただいたこと、例によって大変ありがたく存じました。そして、感激したのは、上横手雅敬先生がお出で下さり、最後に貴重な御意見をいただくことができたこと。私はこの例会報告を自らの研究生活の一つの区切りのように考えておりましたので、大変うれしく、光栄に思いました。
 ご発言を頂いた美川先生・山田先生・大村先生をはじめとする研究者の方々、ご参会の皆様、企画運営を担当された研究委員のお二人にあつく御礼を申し上げます。
 なお、懇親会では、気持ちが緩んでいろいろ申し上げましたが、例のごとくお忘れ下さいますように(笑)。

 ☆ 樋口州男先生・錦昭江先生の御連名で、ことばの中世史研究会編『「鎌倉遺文」にみる中世のことば辞典』(東京堂出版)を御恵送いただきました。
 事例とともに参考文献もかがけられていて、これは史料の読解に、とても重宝しそうです。中世前期を専攻する院生・学部生はもとより研究者も必携。
 樋口先生・錦先生にあつく御礼申しあげます。

 ★ 平成20年度共同研究の参加について、御返信を頂いていない現共同研究員の方、早急に御連絡をお願いいたします。

お疲れ様でした

No.5929

 野口先生、29日はお疲れ様でした。
 圧倒的な事例によって、憶測で築かれてきた通説を根底的に否定された、まさに重厚なご報告でした。
 幕府成立史、さらに幕府の意義の再検討が不可欠になったと思います。
 当方も、武士政権、幕府成立史を検討する上で、大きな指針を得たように思われました。ご報告に準備段階も含め、立ち合わせていただいたことに心より感謝申し上げます。有難うございました。
 それにもかかわらず、何とも不十分なコメントで大変失礼しました。申しなく存じます。
 幕府成立に関する部分、やや冷静さを失してしまい、端折ってしまったのでわかりにくくなってしまったと思います。幕府に関して、「王権」との関係を説く方々がおられるのですが、一部の方はあまりに京の王権と幕府を結びつけ、また一部の方は幕府の独自性を「王権」と評価されるておられます。
 前者の場合には、東国における自力救済と調停を通して形成された幕府の相対的な自立をあまりに軽視しているし、後者の場合は本来幕府も依存してきた京の「王権」と、幕府の権力との相違・差異を見落としている、その克服という点で、野口先生のご報告は有意義であるといったことを申すつもりでした。
 この場を借りて申し添えさせていただきます。

●『探検ロマン世界遺産』
 テレビ出演の件、スポットコマーシャルみたいなものですね。おまけに早口で、何を言ってるのかわからないとばかり、字幕つきでございました(笑)。
 当初はレポーターの方との会話の形式だったのですが、話が弾ます、切れたディレクター氏が自ら矢継ぎ早に質問され、こちらもテンションが上ってきた段階でしたので、余計に早口と相成りました。
 もっともその応答もかなり食い違った部分もありまして・・・・
ディレクター氏「平氏政権が続けば、鎌倉時代とまったく異なる、海に開かれた国家になっていたのですね?」
当方「鎌倉時代も、朝廷では西園寺家が中心になって大規模な貿易をしていたし、幕府も貿易に関与しておりました。歴史には必然性がありますから、そんなに違わなかったのではないかと思います。」
D氏「でも、朝廷を挙げた国家貿易なら違ったのでは?」
元木「政治次元の交流に発展した可能性はありますね。でもそうなったら蒙古のもっと激 しい攻撃を受けたかも・・・」
D氏「・・・・・」(困惑と怒りで絶句)
元木「いやあ、これだから歴史家の話は面白くありませんね。この点が面白おかしい話を断定的に話される小説家と違うところですよ」(フォローにもならず、ただ苦笑)
 今度こそ、NHKから二度とお呼びはかからないでしょうね。
 冗談はともかく、レポーターも含め、スタッフの方々は、1ヶ月以上にわたり、厳島に滞在し、弥山の山頂に立てこもったり、社殿が最も美しく波に映える瞬間を追い、神事の展開を取材していたわけで、当方のように一日だけ参加したものはあの程度の出番になるのも当然かなと思います。ちなみにレポーターの岡田さんは、その間ずっと同じ柄の服を着て同じ髪型で通していたようです。なにごとによらずプロは大変です。
 
● 近藤好和先生上洛情報
 来る10月23日火曜日、近藤好和先生が上洛されます。
 18時半より、先生ごひいきの西木屋町蛸薬師の「大漁」という魚料理店で懇親会です。
先生のごひいきということですから、ヴォリュームは推して知るべし(恐るべし)、ですね。
 そこには先生の写真・サインが飾られているそうです。
 これに関して、先ほど井上満郎先生より、「魔除けではないのか」とのご指摘を頂きました。
 参加ご希望の方は、幹事の山岡さんまで、よろしくお願いします。

Re: 元木先生、安芸厳島社に立つ。

No.5930

 野口先生のご講演も拝聴できず、元木先生のテレビ出演も見逃した、魔除けの近藤です。

 さて、大漁は、じつは私の知り合いのパワーリフティング関係者の馴染みの店で、先日、はじめて行ったときに、パワー関係者であることを告げると、色紙へのサインと写真をねだられました。店内に飾られているかどうかは定かではありません。それはともかく大漁は、新鮮で美味い魚を安く食べられる所です。刺身を中心にメニュー品目は200を越えるでしょうし、そのなかで値段も1000円を超えるものはほとんどありません。確か鱧の刺身(刺身です!)が900円ではなかったかと思います。店内も広く、大人数でも大丈夫です。

 ちなみに翌日の24日は、午前中は春日大社の武具展、午後は京都に戻って京博の狩野永徳展を見に行きます。同行したい方はご連絡下さい。

 では、山岡さん、お手数ですが、幹事よろしくお願いいたします。まずはメールをいただけませんか?

懇親会のご案内。

No.5932

>近藤先生
 御無沙汰をしております。
 今回、幹事をさせていただくことになりました。
 何卒よろしくお願いいたします。
 先程は、早速にもお返事いただき、ありがとうございました。
 お魚は大好きですので、「大漁」楽しみにしております。
 
 懇親会に参加ご希望の方は山岡までご連絡ください。
↑の名前には大学PCのアドレスを入れておきましたが、山岡の携帯電話アドレスをご 存知の方は携帯までご連絡下さい。
 来週月曜日(10月8日)までにご連絡いただければ幸いです。