平成20年度共同研究員について

No.5922

 宇治をテーマにした研究を継続するために、来年度の研究所共同研究助成を申請したいと思います。現在、この共同研究に参加されている方で、来年度は辞退される意向の方は御連絡下さい。
 新規の参加については、当方より要請させていただく形を取りたいと思います。

 なお、継続して共同研究に参加されることを希望される方は、申請書作成のため、来年度の個々の研究の「概要」・「計画」・「方法」について、今月末までに当方の研究室あてにE・メールにてお知らせ下さいますように、お願いいたします(【情報処理】班は不要です)。間に合わない場合は、辞退扱いにせざるを得ないことになりますので、重ねて宜しくお願い申しあげます。

 ちなみに、本年度(平成19年度)の共同研究メンバー(研究所共同研究員)は、以下の方たちです(姓のみ・敬称略)。
 【文献史学】佐伯・岩田・佐藤・長村・辻・坂口・樋口
 【国文学】田中・雨野
 【考古学】大原
 【情報処理】鈴木・永富

次回の『吾妻鏡』

No.5924

 昨日は後期の再開後、最初の『吾妻鏡』でした。秋からも『吾妻鏡』講読会をどうぞよろしくお願いします。参加者随時募集中ですので、興味のある方はまずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。
 次回のご案内です。

 日時:10月1日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』安貞三年(寛喜元年)正月十三日、十五日、二月二十日、二十一日、三月二十六日、九月四日、九日、十日、十七日、十月二十六日、十一月二十七日、十二月四日、十七日、二十九日の各条
 (※適宜休憩を挟みつつ、読めるところまで読んでいきましょう)

 なお、10月は1日、8日、15日、22日、29日と開催予定です。

◆それから、野口先生がご講演されます日本史研究会の九月例会につきまして、勝手ながら再度お知らせです。

        日本史研究会 九月例会
   「京都からみた東国武士の展開と鎌倉幕府の草創」

 近年の中世東国武士研究は、武士発生期以来の東国武士と京・王権との関わりに注目し、在地のみで完結しない東国武士の存在形態を明らかにした。しかし一方、鎌倉幕府に対する評価においては、京都と対立する側面のみをとらえて、公家の圧制に抵抗して成立した政権とする理解が未だに強く、それは東国国家論や二つの王権論の論拠となっているように思われる。そこで本例会では、承平・天慶の乱以後における東国武士の存在形態について、彼らが京都との間に構築した政治的な諸関係を踏まえて検証し、それを前提として鎌倉幕府成立の意義を再検討したい。

  日時:9月29日(土) 13:30~17:00
  場所:機関紙会館5階会議室(京都市上京区新町通丸太町上ル東側)
     (地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩五分、市バス府庁前下車すぐ)

  報告   :野口実氏(京都女子大学) 「東国武士と京都」
  コメント :元木泰雄氏(京都大学)