書評会のご案内

No.5812

 このたび、野口先生の『源氏と坂東武士』ご出版を記念して、書評会を開催するよう計画致しました。武士論研究の今後のより一層の活性化のため、日頃なかなか機会が持てない意見交換のため、みなさんで大いに活発な議論を交わしましょう。

 ◇ 野口実著『源氏と坂東武士』出版祝賀の書評会 ◇

 日程:8月28日(火)
 時間:調整中
 会場:京都女子大学宗教・文化研究所共同研究室(L校舎3F)
 書評会の形式:著者である野口先生を囲んで参加者による談論。ただし、内容の概括と問題提起のため担当者を配する。
 担当者:生駒孝臣氏

 担当者の生駒さんは畿内武士のご研究の第一人者で、私の先輩でもあります。今回の書評会の趣旨にご賛同頂き、快くお引き受け頂きました。
 今回は夏休み中ということで平日開催と致しましたが、みなさまどうぞご都合をお合わせのうえ、奮ってご参加ください。よろしくお願いいたします。

長村君の報告「木曾義仲の在京」(仮)

No.5813

 拙著『源氏と坂東武士』の書評会の開催については、元木先生に御提案をいただき、これを受けて岩田君が幹事役をつとめてくださっているとのこと、大変ありがたく存じております。
 また、内容の概括と問題提起の担当をお引き受け下さった生駒さんにも深謝申し上げる次第です。
 当日は、多くの方にお出でいただき、忌憚のない御批判をいただければ幸いとするところです。首を洗ってお待ち申し上げる次第です。
 なお、ここで頂戴した御批判については、9月末に予定されている日本史研究会例会における報告や12月の茨城大での関東武士団に関するシンポの際に活かしたいと考えております。

 ところで、ついでのような形になってしまって恐縮なのですが、最近、中世前期における「在京武士社会」をテーマに、目覚ましい研究をすすめておられる長村祥知君(京大院DC・学振特別研究員)が、最新の研究を発表される機会がありますので、お知らせいたします。
 これは、いつもは京都大学で開催されている『台記』研究会が、しばらくの間、京都女子大学で行われることになったため、主宰者の元木先生の御好意で、当方のゼミメンバー・関係者にも出席のおゆるしをいただいたものです。

 報告テーマ:「木曾義仲の在京」(仮)
 日時:7月25日(水)15:00~
 会場:本学宗教・文化研究所共同研究室

 報告はもとより、元木先生や美川先生、それに元木研究室所属の院生の方たちなど、第一線で活躍されている研究者の方たちの謦咳に接する絶好の機会だと思います。出席を希望される方は事前に野口まで御連絡下さい。

 ○ 夏休み中に実施が企画されている史料(中山法華経寺文書)講読会については、近日中に対象文書と日程調整が行われるはずです。参加される方は長村君と連絡をとってください。

 > 元木先生  PCの不調。御心労のほどお察しいたします。仕組みの分からない器械を使うということは、人を雇用しているのに似ているように思います。

 > 鈴木君  採点作業は終わったでしょうか? こちらは、ようやく前期末試験の問題を作成している段階です。
 夏休みになっても、海外出張などでお忙しそうですが、ウィルスチェックや新しいソフトのインストールなどで些か不安な点がございますので、ぜひ一度、研究室および拙宅に遊び(実はハードな仕事の場合が多い)にお出でになる機会を作ってください。

【追記】
 ☆ 本日、昨年の伊豆ゼミ旅行で大変お世話になった、伊豆の国市教育委員会の池谷初恵先生と、先月の公開講座に御講演いただいた、国立長野高専の中澤克昭先生より、小野正敏ほか編『中世寺院 暴力と景観』( 高志書院)を一冊ずつ御恵送いただきました。
 池谷先生は「伊豆・箱根の寺社景観」、中澤先生は「中世寺院の暴力」という御高論を発表されています。伊豆へのゼミ旅行に参加したメンバー、また公開講座を聴講した方々にとっては格別の内容です。
 一冊は、ゼミメンバーへの貸し出し用として研究室に配架させていただきたいと思います。
 池谷先生、中澤先生にあつく御礼を申し上げます。

居候させていただきます

No.5815

 野口先生、しばらく研究室でお世話になります。
 よろしくお願いいたします。
 
 当方の研究室のある建物の耐震補修工事により、4ヶ月間仮住まいに移転を余儀なくされる破目になりました。仮研究室は、以前どこかの病院の看護師寮だったところで、しばらく人が住んでいなかったために、エアコンにカビが生えているとのこと。
 しかも、11月末には、再びもとの部屋に戻らねばならず、荷物の梱包も開封余裕もなさそうです。だいたい4畳半一間の学生下宿並みの部屋では、とても10人近い人に入ってもらうことなどできません。というわけで、研究会の開催が困難となり、野口先生の研究室に居候させていただくことと相なりました。

 数千冊の書物を梱包するのに業者を雇う金がないとのことで、院生諸君には本当にご迷惑をおかけしました。さらに、書物も、避難先にもってゆくもの、図書館に一時配架するもの、院生共同研究室に移すもの、避難期間中梱包するもの、これを機会に図書館に帰すものに分けなければなりません。
 しかも、授業期間中ですから、講義の準備にも重大な支障を生じてしまいました。
 教員はもとより、院生の研究を著しく妨げ、学生の授業にも支障をきたす、このような無茶苦茶な移転計画が、ろくに説明もなく押し付けられ、なんら反論の機会も与えられない、これが独法化した「国立大学」の有様です。
 学問より、法人としての経営効率を優先し、資金を交付した政府にのみ顔を向けるのが、今の大学の管理者たちです。これで、まともな教育ができるのでしょうか。
 まともな私学がこんな真似をなさらないように、お祈りするばかりです。
 
 そこへ、自宅では冷房が壊れ、CDが動かず、ついにPCもダウン。おまけに悪サブが子猫を拾ってきて、夜中に枕元を走り回る始末。捨て猫経験のある彼が、義侠心で助けたのでしょうか。
 気が遠くなりそうです。
 ここは気を落ち着けて、ビールでも飲むことにします。
 

腰にお気をつけ下さい。

No.5820

 元木先生、京大の研究会が京女に引っ越してくるというのは、一時的であるにせよ大歓迎であります。

 ちなみに、大量の図書を伴う引っ越しは本当に大変です。
 1986年、京都文化博物館の新築に伴い、旧平安博物館文献学研究室の蔵書・備品は二条城の北にあった、もとは府の看護学校か何か(なぜか空いている建物というのは、もと看護関係の施設というのが多いようですね)で使っていた古い木造の建物(近くに、源頼政がヌエ退治をしたという史跡?がありましたが、ここの庭にもしばしばイタチが出没いたしました)に一時移転したのですが、その時と、今度は京都文化博物館完成後の引っ越し、本当に大変でした。毎日、引っ越し作業のために生活しているようなもので(この仕事があるから採用されたのだろうと疑いました)、主任研究員とは「段ボール箱かつぎ」の別称に他ならないと思いつつ過ごしておりました。
 おかげで、博物館の開館を目前にした、忘れもしない1988年9月12日。私の腰はついに壊れてしまったのです。ひどい痛みに襲われ、エビのような形で横になっているのが精一杯で、まさしく「再起不能」なる熟語を実践していると言った状態でした。
 なにしろ本は重いのです。元木先生も、研究室の皆さんも「御油断めさるな!」。よくよく気をつけていただきたいと存じます。

 それにいたしましても、冷房・CD・PCと、大事なものが機能しないのは本当にお困りのことだと思います。早々の復旧を祈念申し上げる次第です。

 しかし、悪サブ殿は慈善の精神に溢れていて、さすがは大臣の風格のある大物ネコとお見受けいたしました。拾ってこられた子ネコ殿は既に命名されたのでしょうか。おそらく、悪サブ殿の「随身」としての活躍が期待されるものかと存じております。
 さても当家の方は、雌の白ネコが2匹。家の東西におのおのの拠点を設定し、そのふんぞり返った姿は、あたかも「女人入眼の日本国」のごとき有様です。

 私はビールというわけにはいかず、カロリーオフのアクエリアスとペリエという輸入品の炭酸水を、すぐに壊れてしまう胃に流し込んで、何とか京都の蒸し暑い毎日を乗り切りたいものと思っております。

Re: 書評会のご案内

No.5824

 緊急避難作業、何とかほぼ終了までこぎつけました。
 協力してくれた院生諸君に、心から感謝します。
 ご心配いただいた腰痛は起こりませんでしたが、持病になりつつある、右肩の炎症が再発の気配で、おまけに右手をかばったおかげで、左も変な痛みを感じるようになってしまいました。
 まだ、図書館に一時配架する書籍の配架が作業も残っています。
 もうすっかり心身ともに夏ばて気味です。

 それにしても、あの避難先、まあすごいところです。
 一度、お越しください。話しのネタにはなります・・・
 お越しのときは、虫除けスプレーをお忘れなく。

 拾ってきた子猫、やっと触れるようになりました。
 本当の野良猫の子供だったようです。
 オス同士なのに、親子のようにじゃれ合ったり、尻尾で遊んだり、はては授乳(?子猫に吸い付かれ、悪サブの乳首が赤くなっております)までする始末。どうなっているんでしょうか。
 変な猫としてテレビに出られるかも?