充実した公開講座、ありがとうございました。

No.5767

 昨日の公開講座はお陰様で、たいへんな盛会となりました。当初、来場される方は例年より少な目なのかと思っていましたが、開会の際に演壇に立つと、後ろに設置した予備の席までが一杯になっていて驚かされました。
 御講演をいただいた松薗先生・中澤先生には、学問的にかなり高度な内容のお話しを、聴く側の興味を喚起しつつ分かりやすくお話しいただき、私も司会の立場を忘れてしまうほどでした。また、最後に急遽コメントをお願いした元木泰雄先生には、学会大会にも匹敵、あるいはそれ以上の総括をしてくださり、たいへん有り難く存じました。あらためて尊敬の念をあつくした次第です。
 また、ゼミメンバー諸姉兄も、受付その他、すっかりお任せできる態勢をとって下さり、本当に助かりました。講座後の懇談会。懇親会も沢山の方が参加されて、実に有意義かつ楽しいものでした。ここで結ばれた「御縁」は今後に資するものも多大であろうかと思います。
 御来場いただいた市民の方々はもとより、本公開講座に関係されたすべての方々に心よりの御礼を申し上げる次第です。

 それにしても、受付に佐伯君や岩田君・長村君たちが並んでいたことで、来場された市民の方から「この大学はいつから共学になったのですか?」と問われてしまったという一件は、いろいろな評価の出来るエピソードであろうかと思いますが、直接的な現象のみをとらえると、俗世に取りこまれずに研究生活を送っている男性は、30歳前後になっても、年輩の人から見ると学部生と同じ世代に見えると言うことでしょう。佐伯君などは大学の先生をされているのですから、状況に応じて意識的な差別化が必要なのかも知れません(もっとも、近い世代の間では差別化ができているのだろうと思いますが)。これは20代の高校の先生の場合にはとくに該当することで、生徒さんを引率して来場された鈴木君も、ご本人がラフな格好であったことと、その高校3年の生徒さんがしっかりした感じの方であったことにもよりますが、お友達のように私には見えました。
 ちなみに、鈴木君にはいつものように録音やマイクのお世話をしていただき、ありがとうございました。会場では伊藤さんや江波さんが温度の調整に気を配って、こまめに対応してくれていたのが印象に残っております。そして「懇親会の幹事といえば山岡さん」の言説は今回で確実に定着したことでしょう。御苦労様でした。
 来年の公開講座では、小野さんや米澤君・江波さんなど「若手」の活躍を楽しみにしています。

 ☆ 本日、都立芝商業高校の田辺旬先生より、後高論「鎌倉幕府成立後の源頼朝と伊豆国」(『鎌倉』103)を御恵送いただきました。
 田辺先生にあつく御礼申しあげます。

Re: 充実した公開講座、ありがとうございま...

No.5768

昨日はみなさまお疲れさまでした~。
松薗先生・中澤先生、有意義なお話を本当にどうもありがとうございました。
好天にも恵まれて、大変な盛況でした。

「いつから共学~」のお話は、あとから考えてみるに、先生のおっしゃる通り、「教職員ではなく学生に見えたんだなー」と思いました。
服装もまったく普段着だったので、なおさら浮世離れして見えたのでしょうか(苦笑)。
とりあえずは、「若く見られたんだ」と思うようにします(いや、まだ若いんですが 笑)。

ゼミ旅行の行き先の話は、本日中にまた後ほど書き込みさせていただきます。

楽しい・実りのある1日になりました

No.5770

 松薗先生・中澤先生、昨日はありがとうございました。懇親会に参加出来なかった事をとても残念に思っています。

 今年は設備更新にともなって、音響の仕事はほぼありませんでしたので、講演により集中して聞くことが出来ました。
 昨日はラフな格好で失礼しました。いつもと同じだろうと思い、ちょっと油断していました。来年参加する際は、職員に見えるくらいの格好を考えたいと思います☆

 懇談会(茶話会?)終了後女坂を下りながら、参加してくれた生徒と「いままでこういう機会がなかった」「知らない事がたくさんある」と感想など話をしていました。 「どの学部が就職に有利か?」という事ばかり気にしている生徒も多いのですが、研究している人の様子、研究する事の面白さを見てもらえたのでは、と思っています。(ある人に言わせると、フォースの暗黒面だそうですが…)
 貴重な機会を与えていただき、また懇談会にも参加させていただき、本当にありがとうございました。

※土曜日だけ、見事に晴れでしたね。誰か強力な晴れ男・晴れ女がいたのでしょうか?

ラフな格好大賛成。.

No.5771

 学校の先生が、自らの知性と価値観を体現した個性的なファッションを身につけることに私は大賛成(というより、むしろそうあるべき)で、何も一様に商社マンの制服のようなスーツ・ネクタイに身を固める必要はないと思っています。
 ただ、年配の人間から見ると、18歳も25歳も同じ世代のように見えてしまうということが言いたかったわけです。
 
 しかし、制服とか丸刈り強制とか、世の中が変わっているにもかかわらず、われわれの社会では、昔と同じ問題が形を変えて継続しているように思えます。
 社会史の関連で、講義の際に「可視的身分標識論」を取り上げるのですが、以前のように単純に割り切って話しにくくなってきています。

 ちなみに、私がまったく理屈抜きできらいなのは、丸刈りで眉を剃った高校野球の選手とズボンをやたらにズリおろした若者のファッションです。幸いゼミメンバーには、該当者無しで助かっています。
 あと30年くらい後、彼らが今の私のようなオヤジになっても、まだそのファッションを堅持していたとしたら・・・×××。いや、そうなるかも知れませんね。

Re: こちらこそありがとうございま...

松薗 斉
No.5773

 寡聞にもどのような会か知らずに請け負ったのですが、200人以上の、それも熱心な方々が集まられ、さすが京都、その底力に恐れ入りました。
 お話の前置きでも触れたのですが、まさに六波羅を見下ろしながら、平氏のお話をさせていただいて、緊張するとともに、とても感銘深いものでした。このような機会を与えていただいた野口先生に改めてお礼申し上げます。
 また受付や懇親会などでお手伝いいただいた院生ほかの諸君も、学問的レベルの高さに加えて、礼儀や気の利きようもたいしたもので、「徳」のあるところに集まるべき人が集まるものだなと感心しているしだいです。また中澤さんとは、書かれたものはいつも読ましていただいておりましたが、ちゃんとお話したのは初めてでした。今回もずいぶん刺激を与えていただきました。皆様とのご縁を大切にさせていただきたいと思います。


皆様、ありがとうございました

中澤克昭
No.5776

 本当に盛大な公開講座で、しかも演壇の真ん前に元木先生が・・・。さすがに緊張いたしました。内容的に欲ばりすぎたこともあって、前半はかなり早口で飛ばしてしまいましたし、マイクを持たずに話してしまい、後の席の方々には少々聞き難かったかもしれません。おゆるしください。それにしましても、会場の皆さんが本当に熱心に聴いてくださり、質疑応答も有意義な質問ばかり。松薗先生ご指摘のとおり、京都の底力を感じました。
 松薗先生とこのようなかたちでご一緒させていただけたこと、光栄でした。
 元木先生にも貴重なコメントをいただきまして、あらためて感謝申し上げます。
 山田先生にも駆けつけていただきましたし、久しぶりにお会いした東城さんが元気そうだったのもうれしく、以前からこの掲示板でお名前を拝見していた学生の皆さんとお話しできたのも楽しい一時でした。今回、様々な大学の学生さんが野口先生を中心に集まって活動している様子を直に見て、あらためて今時稀有な学問環境だと思わずにはいられません。本当にうらやましい限りです。
 翌日は、あいにくの雨となってしまいましたが、久しぶりの京都を楽しみました。
 全ては、この機会を与えてくださいました野口先生のおかげです。あらためて御礼申し上げます。

松薗先生・中澤先生にあらためて御礼。.

No.5777

 松薗先生・中澤先生、御礼のメールを差し上げなければならないと思っていたところ、かえって書き込みを頂いて、恐縮いたしております。
 このたびの公開講座への御出講。本当にありがとうございました。先生方の御講演は大好評でした。今後ともゼミのメンバーともども、何卒宜しくお願い申しあげる次第です。
 京都にお出かけの節は、ぜひまたお立ち寄りいただきたいと存じております。