伝音セミナーへのお誘い

末松憲子
No.5638

野口先生、ゼミメンバーの皆様、お久しぶりです。
ながらくご無沙汰しており、すみません。

久しぶりなのに告知で申し訳ありませんが、5月に中世に関係する催しが職場で行われることになりましたので、少し宣伝させて下さい。
現在、私の勤務先である日本伝統音楽研究センターでは、定期的に「伝音セミナー」というものを開催しております。
これはセンター所蔵のSPレコードに残された音源を、毎回テーマを決めて、センター教員がレクチャーする、というものです。
(SPレコードは、片面4分程度、回転数がものによって異なる、落とすと割れる、などの事情からなかなか個人では視聴が困難なレコードです。)
今年度・第一回目は平家琵琶ですので、興味のある方がいらっしゃるかと思い、掲示板に告知させていただきました。
京都市立芸術大学は、桂からバス乗り換えという、少々辺鄙な場所ですが、どうぞご来場くださいませ。

第1回 5月10日(木)
ナビゲーター:藤田隆則
平家琵琶を中心とした中世の語りと歌

定 員 先着30名
参加費 無料
会場  京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター合同研究室1(新研究棟7階)
今後の日程 6月7日(木),7月5日(木),9月6日(木)
      午後2時から4時まで(受付は午後1時30分から)


http://w3.kcua.ac.jp/jtm/
http://w3.kcua.ac.jp/jtm/announcements/2007/spsemi.html

今週は書類、来週は原稿との闘い。

No.5639

 末松さん、ありがとうございました。語りとしての『平家物語』を研究対象にされておられる方たちにとっては、願ってもない企画だと思います。

 『吾妻鏡』講読会ですが、元仁元年に入ってから、陰陽道関係の記事がやたらに多くなってきたように思います。ゼミ草創期に鎌倉幕府の陰陽道を研究テーマにされていた中村晃子さんが居てくれたらなぁ、と思いながら読み進めました。
 来週は振替休日なので、次回の講読会は5月7日になります。しかしながら、この日は、私にとっては、複数の原稿締め切り日でもあるのです。俺たちにGWはない。

 ☆ 京都市歴史資料館の宇野日出生先生より、御高著『八瀬童子 歴史と文化』(思文閣出版)を、市立市川歴史博物館の湯浅治久先生から、御高論「在庁官人次郎介桑原氏から六所神社神主桑原氏へ-下総国衙在庁の系譜をひく「村の領主」-」掲載の平成17年度『市立市川歴史博物館館報』を御恵送いただきました。両先生にあつく御礼を申し上げる次第です。

 出張のついでに、丸の内のマルゼンで、ようやく拙著『武家の棟梁の条件』(中公新書)の第6刷に邂逅することが出来ました(出版社からは、なぜか未だ送られてきません)。
 ちなみに、本日届いた『日本歴史』第708号の吉川弘文館の広告(15ページ)には、歴史文化ライブラリーの「6月の新刊」として拙著が挙げられておりました。
 乞う、御期待! 目下、最終校正の段階です。