「総合教育科目7B」の講義内容等

No.5588

 来週10日(火)から開講する「総合教育科目7B」についてお知らせします。
 時間は5講時、教室はA306です。

副題
日本史から現代社会の問題を考える

授業概要(目標)
 現代の日本社会の抱える諸問題について考えるには、まずその形成過程をおさえておく必要があります。また、今日問題になっていることが過去の時代にはどのように捉えられていたのかを知ることも、将来を考える上で重要な意味を持ちます。この講義では、そのような目的意識を踏まえて、主に前近代(江戸時代以前)の日本社会の歴史に、できるだけ具体的な素材を示しながらせまってみたいと思います。

授業内容(計画)
 講義は、以下のようなテーマで一回完結の形で進めていきたいと思います。なお、適宜変更したり、順序を入れ替える場合があることをお断りしておきます。   1.歴史から何を学ぶのか   2.日本女性史概説   3.中世の女性たちの活躍   4.鎌倉時代の仏教と女性   5.日本人はどうして武士が好きなのか   6.日本社会の多元性-東と西の相異-   7.日本中世における王権-天皇と将軍-   8.いじめと差別-聖と賤-   9.頭髪と服装-可視的身分標識論-  10.前近代における刑罰のあり方  11.「男尊女卑」の再生産-薩摩社会の支配と統制-  12.琉球・沖縄の歴史  13.前近代社会における老人の位相

評価方法
 基本的に、期末の筆記試験(論述形式)によって行います。

教科書
必要に応じてプリントを配布します。