『入門吾妻鏡』始動。

No.5526

 昨日は『吾妻鏡』講読会の後、上洛された関幸彦先生(鶴見大学)・鈴木哲先生(日本大学)をお迎えして、京女周辺の歴史散歩、その後、関先生を囲んで『入門吾妻鏡』の打ち合わせ会が開催されました。
 歴史散歩は小松谷から方広寺、後白河天皇陵、今熊野社を経て新日吉社に至るいつものコース。はじめは雨上がりの寒風吹きすさぶ天候でしたが、その後回復し、今まで実施した中で一番疲れを感じませんでした。春先は史跡散歩に絶好のシーズンのようです。
 『入門吾妻鏡』の打ち合わせとその後の「里」での夕食会には、執筆メンバーのほかに、『吾妻鏡』講読会に参加している学部生も出席。関先生からいろいろなお話しをうかがって、充実した時を過ごすことが出来たことと思います。
 関先生には夕食をご馳走していただいてしまいました。恐縮至極です。

 『入門吾妻鏡』の仕事を始めるにあたって、早くも担当奉行の岩田君から執筆担当者に今後の方針についての指令が下され、また、長村君はなんと帰宅後数時間のうちに見本原稿数点を完成という気合いの入りよう。当方と致しましては、久しぶりに「感涙眼を遮る」ありさまです。
 みなさん、宜しくお願いいたします。

 ところで、まだ正式発表されていることではありませんが、今年の6月に開催される研究所公開講座の講演テーマなどが決まりましたので、お知らせ申し上げます。

 ◇ 京都女子大学宗教・文化研究所公開講座
    (シリーズ 東山から発信する京都の歴史と文化⑨「王権と貴族・武士」)

 日時:2007年6月23日(土)13:00~17:00

 会場:(未定)

 講師と講演テーマ:
  中澤克昭(長野工業高等専門学校助教授)
  「王朝の狩猟文化 ―摂関・天皇・院の権力と野生―」

  松薗斉(愛知学院大学文学部教授)
  「武家平氏と貴族社会」

『入門吾妻鏡』と三月の『吾妻鏡』講読会

No.5529

 先日は遠路遙々お出でくださいました関幸彦先生・鈴木哲先生、ありがとうございました。今後とも当ゼミをよろしくお願い申し上げます。

 『入門吾妻鏡』も具体的な準備に取りかかれるようになりました。すでに幾つものアイデアをご提示いただくなど、さまざまなご支援の声を伺っており、大変心強く感じております。どうぞよろしくお願い致します。

 ところで、三月の『吾妻鏡』講読会は以下のように予定しております。春休み期間中ということもあり、開始時間を変更してやや長めの講読を予定しています。
 ◆3月9日(金)13:00~、範囲は承久三年八月七日条(前回の残り)~
 ◆3月26日(月)13:00~
 (場所はいずれも、京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室)