山田博士の偉業-「年末閑話」-

No.5392

 元木先生の肩は快復されたとのことです。ファンの皆さん、御安心下さい。

 たしかに50歳を過ぎると身体に(あるいは精神にも?)いろいろ変調があらわれます。私も目下、動きはしますが右手の甲から肩にかけてしばしば神経に痛みを感じます。腱鞘炎なのかヘルペスの後遺症なのか。ただの更年期障害だという人もいます。
 昔、祖母があちこち神経の痛みに悩まされていたことの意味が今頃になって理解できるようになりました。やはり、その年齢にならないと分からないことは多い。その意味で人間を相手にする歴史研究者は長生きをした方がよいと思います。

 ○ 仕事の息抜きにいろいろな方のブログを拝見。
 それぞれの年末が記されていて、とりわけ今年から専任で教職に就いた方などのお気持ちにシンパシーを感じたりしているのですが、一番驚いたのは山田邦和先生の「平安京閑話」に掲げられた今年一年の研究活動の一覧。すごい仕事の量です。http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/
 ここに記されているのは、授業やその成績処理、学内の委員会・入試関係の仕事等々、義務的な仕事以外に過ぎないと思います(おそらく、さらにその一部でしょう)。
 山田先生の超人的な御活躍振りには以前から舌を巻いていたところですが、それでいて、結構、日々を楽しく過ごしておられるように見える。
 まさしく「学者の鏡」だと思います。ただし、これは常人には真似は出来ません。

 ただ、研究者をめざす院生諸姉兄には良きお手本だと思います。
 若い知人に、過酷な毎日の仕事の中、通勤の満員電車で吊革につかまりながら論文を読むのが一日のうちでもっとも至福の時間だと仰る方がいらっしゃいます。
 なにしろ、一人の自立した人間として経済的・社会的な義務を果たした上で、みずからの人生に課した目標に向かって全力を傾注することに一番の楽しさを感じている人を私は応援したくなるのです。・・・

 ・・・「そんな無駄口を叩いている暇があったら、さっさと締切の過ぎた原稿を書け」「社会的義務などと、よくもぬけぬけと」
というお叱りの言葉が飛んできそうなので、この辺で。

 >伊藤さん  久保先生の御出講についてお知らせをありがとうございました。

 ○ 正月六日の第一回「中世戦記研究会」には、発表者の辻君のほか、雨野さんと伊藤さんが参加される予定です。

みなさまよいお年を

山田邦和(花園大学・考古学)
No.5393

 野口先生、元木先生、美川先生、そしてここにお集まりの皆様方。
 大晦日となりました。今年一年間、いろいろとお世話になり、ありがとうございました。野口先生のお褒めにあずかり恐縮しておりますが、今年は中途半端な仕事ばかりに時間をとられ、まとまった成果が少なかったことを反省しております。先生方がどしどし著書を出されているのを、ただただ羨望の眼差しで仰いだ一年でした。来年こそは心機一転の年として、またイノシシ年生まれの「年男」として、皆様に見せても恥じない成果を出したいと思っております。いつに変わらぬ御指導御鞭撻をどうかよろしくお願い申し上げます。
 それでは皆様、よいお年をお迎えくださいませ。

Re: 山田博士の偉業-「年末閑話」-

元木泰雄
No.5394

「五十肩」でご心配をおかけした元木です。
 幸い、ひどい痛さは緩和され、右手もほぼ自由に動くようになりました。
 ちゃんと両手でパソコンを打っております。
 11月に最初に発症し、龍谷大学の講義を休んで医者に駆け込みました。その時は何もしなければ痛みはなく、肩が全く動かない状態でした。医師からはフィットネスのやりすぎと診断され、消炎剤と薬用の湿布をもらったところ、まもなく手は動くようになりました。
 その後も関節付近の疼痛は続いていたのですが、強く動かさない限り気にならない状態でした。ところが、12月23日未明、前にはなかった猛烈な痛みが走り、夜も寝られず、一晩煩悶するハメに。夜が明けて少しおさまり、連休明けの25日に再度医院に駆け込み、今度は鎮痛剤、消炎剤を貰ったのですが、なかなか回復せず、各種の会合を失礼するなど、諸方面にご迷惑をおかけしました。
 27日の晩には普通の状態での痛みもなくなり、ようやく日常生活に戻った次第です。
 御心配、ご迷惑をおかけした方々に深くお詫び申し上げます。
 ただ、本当に五十肩かどうかはまだ判然としないのですが・・・・。
 
 これまでは1日で確実にできた仕事が、何日かかるかわからなくなった、というのが正直な気分です。
 山田先生の精力的なお仕事ぶりに敬服するとともに、衰え行く自分が寂しく情けなくも思えます。
まあ、無理せず、仕事は厳選して、しかし酒はあまり減らさず(笑)、色々人生を楽しんで、しなやかに、かつふてぶてしく生きて行きたいな、などと思っております。
 適当に仕事をサボる、チョイ悪オヤジになりたいものです。如何ですか、チョイ悪を標榜される近藤先生?
 
 冗談はともかく、今年も野口先生には、私個人はもとより、元木研究室のメンバーも大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。
 また、色々ご迷惑もおかけした事と思います。深くお詫び申し上げます。

 野口先生、美川先生、山田先生はじめ、野口ゼミ関係者の皆さん、何卒良き新年をお迎えください。

 それにしても、近頃の若いもんは、えらいおとなしゅうなったね・・・どないなっとんねん、ホンマ。

Re: 山田博士の偉業-「年末閑話」-

雨野 弥生
No.5402

野口先生、この場にお集まりのみなさま、旧年中は大変
お世話になりました。本年はさらにさらにお世話になる
ことになるかと存じますが、ご指導賜りますようどうか
よろしくお願い申し上げます。

年明け第一回目の「中世戦記研」、早速お伺いする予定です。
よろしくお願いいたします。
予報では明日はあいにくの雨模様のようですが(すみません、
私のせい・・?)、時期が時期だけに「雪女」にならないよう、
頑張り(!?)たいと思います。