元木先生・市澤先生御登壇の講演会

No.5207

◆ 新修神戸市史歴史編「古代・中世」調査成果中間報告 歴史講演会 ◆

1.日時  平成18年11月26日(日)  午後2時~5時 (開場1:30)
2.場所  兵庫公会堂(兵庫区役所地階)
 (交通: 市営地下鉄「湊川公園」駅前・神戸電鉄「湊川」駅前)
3.プログラム内容 (敬称略)
 午後2時00分より 開会
 講師・演題 
 新修神戸市史編集委員・京都大学大学院教授
  元木泰雄「福原京と源平の争乱」
 同委員・神戸大学助教授
  市澤 哲「南北朝期から摂播平氏勢力圏を考える-石峯寺調査からみえてきたこと-」
4.主催  神戸市(文書館)・新修神戸市史編集委員会
5.協力  神戸市(兵庫区・教育委員会)・神戸大学文学部地域連携センター

※申込方法など
1.参加費  無料 ・申込先着順300名
2.申込み方法 往復はがき申込み(住所,氏名など返信先を明記のこと)
【宛先:〒651-0056 神戸市中央区熊内町1-8-21 神戸市文書館】
3.参加募集人数 300人(申込み先着順) 募集定員人数に達した時点で締
切り
4.問い合せ先  神戸市文書館  ℡078-232-3437

 詳細はホームページ http://www.city.kobe.jp/cityoffice/06/014/top.htmlで御確認下さい。

佐伯君の論文の紹介

No.5210

 新刊の『鎌倉遺文研究』第18号の巻頭に、
 苅込一志・佐伯智広「「筑後鷹尾文書」年月日未詳後鳥羽院庁下文について-筑後国瀬高下庄と徳大寺家-」が掲載されています。

 ☆ 東北芸術工科大学の入間田宣夫先生から、御高論「鹿角四頭と五の宮の物語」(『真澄学』第3号、東北芸術工科大学東北文化研究センター)を御恵送いただきました。中世の奥羽地方に於ける「京都」認識を考える上で興味深い内容です。
 入間田先生にあつく御礼を申し上げます。

「悪口」と「口実」そして「苦集滅路」

No.5212

 静岡文化芸術大学の山本幸司先生より、新刊の御高著『〈悪口〉という文化』(平凡社)を御恵送いただきました。
 以前、宮崎産業経営大学法学部で担当していた「日本法制史」の授業で、中世の「悪口罪」を取り上げたことがあり、その際、山本先生の「恥辱と悪口」(『ことばの文化史 中世2』平凡社)に大変お世話になりました。今度のご本はそれをさらに発展させた内容のようで、興味津々です。
 「悪口」のプラス面も指摘されている模様。「悪口」は一見「野口」と読み違えてしまいそうですし、つねづね悪口ばかり吐いている私には救いになるような有り難いことが書かれているのかも知れません。
 山本先生にあつくお礼を申し上げます。

 ちなみに、本を読んでいて「口実」という文字に出くわしたときも、私は時に自分のことかとギョッと致します。野口実こと「悪口実」。
 ひとさまの悪口を並べながら、何かと口実を作っては逃げ回る。たしかに、その通りかも知れません。
 その悪口ならぬ私、野口ですが、目下、仕事の合間をぬって某出版社から刊行予定の系図に関する論集の原稿を執筆中。締切を過ぎると他の執筆者の方に大変御迷惑をおかけすることになりますので最優先にしています(これも「口実」か?)。それにしても、急いで仕上げた原稿が一向に形にならず、逆に後回しにしてしまったものが本来は優先されるべきものであったというケースが最近やたらに多くなっていてやりきれません。
 
 京都女子大のあたりから山科に抜ける「渋谷越」は古くは「苦集滅路」とも呼ばれました。ここを踏破しようという提案が次年度共同研究のメンバー2名からなされています。問題は日程ですが、苦を集め、その全てを滅することが出来るのなら、ぜひ参加したいものです。