山口博史さんの一周忌

No.5182

 京都労働学校の日本史講座や歴史グループ早雲の牽引役として活躍された山口博史さんが亡くなられて早くも一年が経ちました。この掲示板にも何度か御投稿を頂きましたし、早雲の学習会に永富さんなど当ゼミメンバーが参加したことをとても喜んで下さっていたことが思い出されます。
 一昨年の10月に京都精華大学を会場に開催された源義経をテーマにした「叡電文化講演会」も山口さんのお力によるものでした。
 一周忌にあたって山口さんの御冥福をあらためてお祈りしたいと思います。
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 さて、この秋から年末にかけては当ゼミメンバーや関係者が各所で活躍の様子。その情報をお伝えします。

 ☆ まず、ゼミ草創期に屋台骨を背負ってくださり、目下家事と子育てをこなしながら博士論文に取り組んでおられる前川佳代さんが、今月4日、仙台で開かれる東北芸術工科大学東北文化研究センター・NHK文化センター仙台総支社主催の文化フォーラムにパネリストとして出演されます。テーマは平泉の世界遺産登録に関するものらしく、コーディネーターは赤坂憲雄氏、他のパネリストには工藤雅樹氏、入間田宣夫氏といった重鎮が顔を揃えておられます。このフォーラムは録画を編集ののち、NHKのBSで放映されるとのことです。
     詳細は→http://www.tuad.ac.jp/galleryevents/headline/newpage_20061007_113532/

 ☆ 次に、来年度から正式に宇治の共同研究に参加してくださることになった樋口健太郎さんが、日本史研究会の中世史部会で報告をされます。委細は以下の如し。

   11月21日(火)18:30~ 日本史研究会事務所(機関紙会館3階)
   樋口健太郎氏「摂関家「氏寺」の中世的展開―法成寺・平等院を中心に―」
    [参考文献]遠藤基郎「天皇家御願寺の執行・三綱」(『鎌倉遺文研究』16、2005年)

 これには、尻池さんは卒論のためにも出席の要ありでしょう。

 ☆ 三番目は、当ゼミ古文書講座(虎の穴)の師範である佐伯君の御登場です。
 園田学園女子大学の公開講座「怪異学への招待」の第5回目(12月15日<金>)に「 政治史と怪異」というテーマで講演をされます。場所は同大学321教室、時間は14:40~16:10 です。

 ついでに私も加えていただきますと、11月16日(木)13:30~15:30に尼崎市の園田公民館で「中世武家社会の女性像」というテーマでお話をさせていただく予定がございます。

そうだったんですね

No.5184

部外者ですが、書き込みさせていただきます。
私も若い頃、山口博史さんにずいぶんお世話になりました。労働学校で何度か話をさせて頂き、そのたびに山口さんと長い立ち話もしました。叡電の出町柳でも通りすがりによく話をしました。それなのに、迂闊なことに山口さんが他界されていたことを、きょうここで知りました。
知人がいなくなり、世界が変わっても、その変化に気づかないのは、歴史研究者として失格かもしれません。一年もたってしまったようですが、ご冥福をお祈りします。

お引き合わせかも知れません。

No.5185

 西山先生。メッセージをありがとうございました。
 山口さんは、研究者と歴史好きな市民の橋渡しをすることのできる稀有な存在として、歴史の宝庫である京都を拠点に、これからますます活躍していただけるものと期待しておりましたのに、今さら乍ら本当に残念に思っております。
 山口さんの周囲にはいつも沢山の人たちが集っておられ、私はそのおかげで多くの素晴らしい方々と知己を得ることが出来ました。西山先生がここに書き込んでくださったのも、山口さんのお引き合わせだと思います。

 ところで、西山先生御門下の岩田慎平君には、当方の共同研究やゼミの活動の場で、たいへん助力していただいております。
 このような場からの御挨拶で恐縮でございますが、どうぞ、今後ともよろしくお願い申しあげます。

おたちあい

No.5186

 西山先生、こちらへのお書き込みありがとうございます。
 そして、いまもこのようにして不思議なお引き合わせを演出してくださる山口博史さんにも感謝を申し上げたいと思います(残念ながら私はご本人にお会いする機会に恵まれませんでした)。

 ところで、ご紹介をかねて少々ご説明しますと、私岩田は関西学院大学で西山先生のご指導を仰ぎながら、当ゼミで野口先生のご指導を仰ぐという僥倖に浴しております。
 西山先生には、私が先生の前任校であります京都教育大学に入学して以来変わらぬご指導をいただいておりますが、二年半前、初めて野口先生にお世話になったときに(少なくとも私自身は)それほど抵抗感無く当ゼミへ通うことができるようになったのも、西山先生・野口先生の両先生がお持ちである、すべてにおいて自由な雰囲気が、どことなく似ていらっしゃっるからなのではないかとも思っています。そういえば、お二人とも同じ昭和26年の早生まれでもいらっしゃいますね。
 どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。恵まれた環境に感謝しつつ、研鑽に励みたいと思います。

ありがとうございます。

山口夏子
No.5187

早いもので、父が亡くなりましてから1年が経ちました。
一周忌に触れて頂き、父も喜んでいることと思います。
歴史グループ早雲を通じ、多くの方々に支えられながら歴史を学んでいました。
西山先生ともご縁があったことを存じ上げず、失礼致しました。
皆様には本当にお世話になり、ありがとうございました。

今、野口ゼミの皆さんの活躍を拝見して、私も修士論文提出に向けてがんばっていきたいと思います。

修士論文、期待しております。

No.5188

 山口夏子様  
 京樂先生のブログをとおして御活躍の様子うかがっております。修士論文、ぜひ素晴らしいものを仕上げていただきたいと存じます。
 そして、いずれ当方のゼミで御発表いただける機会の来ることを期待いたしております。
 
 それにしても、お父上と私の関係のみならず、夏子さんと永富さん・鈴木君が高校で同窓だったというのも奇しき御縁だと思います。