眠れぬ方へ

No.5117

 眠れぬ方へ、お勧めです。

 今晩ラジオに出演します。11:30からの30分です。
http://www.setsunan.ac.jp/~kokusai/gakubu/event/FM/FMcocolo-lbu.html

 昔、予備校で教えていたときのことです。

 京大をめざす日本史の講座だったと思うのですが、200名はいたはずの受講生が日に日に減少し、ついに1名だけになってしまったことがありました。しかも、その唯一の出席生徒が、授業をしていると、こっくり、こっくりと船を漕ぎ始めたのです。あのときの何ともいえない寒気は、今でも感覚が残っています。このまま虚空に向かって話し続けようか、生徒を起こそうかと。けっきょくどうしたのかは、まったく記憶にありません。

 次はゼロ、もありえたのですが、どういうわけか、ジミー大西(元吉本のお笑いタレントで、現在画家)によく似た、私のフアンの生徒が1人だけ予備校にいたのです。ただ、彼は理科系志望だったので、その講座は出ていなかった。ところが、美川先生がクビになると、理科系の生徒を10名ほどあつめて、もぐってきたのですね。

 で、授業後、ジミー君に、「どこがそんなにいけないの」と聞いてみたところ、彼の言うには、「うーん、とにかく催眠術にかけられているように、眠くなるんですよね」

 ちなみに彼は、京大の農学部に入学し、マスターを出て、エアコンのトップメーカーのダイキンにつとめているはずです。恩人です。

 ということで、今晩の私の催眠術の威力を、ぜひ楽しみにしてください。そのまま途中で寝てしまってもいいように、準備だけは怠りなく。

聴きました~!

No.5118

美川先生、ちゃんと聴かせていただきました!
電波が悪かったのかラジオが悪かったのか、音がジャミジャミ状態でなかなか聞き取れなかったのですが。
(後から考えたら、車のラジオで聴くのが一番良かったのかも…)
最初に大河ドラマの「太閤記」のお話でまず「エンジンがかかられたな~」と思い、
次に定家の性格を「とにかく友達にいてほしくない人」とおっしゃったところで「ノッてこられたな~」と思いました(笑)。
あと、DJの方は、確かに相手の話を引き出すのが上手な人でしたね。さすがはプロ。
楽しいひと時をどうもありがとうございました。

冷や汗もの

No.5119

 佐伯さん、さっそくのヨイショ、ありがとうございます。お世辞だとはいえ、ほめていただくと、やはりうれしいです。

 でも、本人は、こんな声なのか、と思います。知っているのですが、ふだん自分で聞いている声のトーンとぜんぜん違う。しかも、あのー、とか、うーん、とかが多い。まったく聞き苦しい限りです。DJはさすがにうまいです。やはり、文章を書く方がいいですねえ。

 まあ、よい経験でした、ということにしておきます。

おもしろくて目が覚めました。

No.5120

 当家では居間に鎮座する1970年代製造の大きなステレオで聴かせていただきました。
 東京タワー、大河ドラマの『太閤記』ときたので、次は信長の切腹のお話かと思ったのですが、それでは定家にもどれませんね。
 それにしても、国史編纂の断絶、官司請負制の成立を昨今の官から民への動きにオーバーラップさせて分かりやすく説明されたり、また紙背文書の史料価値について同性間のラブレターをもって解説されるなど、聴く人は興味津々で眠るどころではなかったと思います。
 音楽をかぶせて、こういうお話を聴くというのもなかなかの趣向ですね。聴き手の方も事前にしっかりと勉強をされていたように思いました。
 美川先生著の『藤原定家』、今から楽しみに致しております。

Re: おもしろくて目が覚めました。

No.5121

 野口先生に、そんなに言っていだだくと、そうかそんな意味のあることを言ったのか、などとなんだか無闇に自信がわいてきます。

 それにしても、『藤原定家』を書くと公言したのは、まずかった。あれこそ、口からでまかせ、の典型です。

Re: 眠れぬ方へ

No.5122

美川さん。すみません。聞けませんでした。家内と一緒に美川さんがどのようなお話をされるのかと楽しみにしていたのですが、東京のはしっこという地理的な問題なのか、はたまた我が家のラジオのせいなのか、雑音のみでまったくでした。となりの77MHはきれいに聞えるのに…。でも、みなさんのメールで少しだけ想像させていただきました。でも、のっている生の美川さんの声が聞きたかったです。京都の方々は野口先生をはじめとして活発な活動で羨ましいです。

東京では聴けません

No.5123

 中村先生、おはようございます。
 うっかり、言い忘れましたが、このFM局は関西一円しか聴けません。我が家の京都でも、ベランダへの窓を開いて、雑音混じり、という苦しい受信状態でした。申し訳ありません。