共同研究員のみなさん、お疲れ様でした。

No.5107

 昨日から一泊で、共同研究の現地見学・調査ならびに研究報告会を行いました。以下、記録をかねて見学・調査地と研究報告会における報告テーマを記しておきたいと思います。

 1.見学・調査地  浄妙寺跡・頼政道・宇治神社・宇治上神社・平等院(阿弥陀堂・鳳翔館など)・白川(白山神社・寛子供養塔など)
   
 2.研究報告(於:アイリス・イン城陽 研修室)
  第1日 野口 実「「権門都市」としての宇治」
       大原 瞳「宇治市域における土器様相~平等院創建前後を中心に~」
  第2日 佐伯智広「後白河院の保元三年宇治御幸」
       長村祥知「承久の乱における宇治川合戦」
       岩田慎平「都市宇治形成試論-道長期を素材に-」
       佐藤英子「平等院宝蔵・経蔵と摂関家家司~『玉葉』に見る九条兼実家司を中心に~」
       田中裕紀「「文学における宇治」を考える諸前提」
 
 ※ 収穫多大。企画・幹事として諸雑務を担当してくれた佐伯君と自家用車を提供してくれた岩田君に感謝します。
 
 >辻君  来年度は共同研究員に加わってください。
 >尻池さん  これで立派な卒論が書けることと思います。 

軍記・語り物研究会例会の御案内

No.5109

 ◎ 上記研究報告(NO.5107)の成果を年内に論文ないしは研究ノートの形でまとめることの出来る方は、『紫苑』第5号にご投稿下されば幸いです。まだ、学術的にはステイタスの高くない刊行物ですが、年度内に刊行されます。

 ◇ 「軍記・語り物研究会」の次回例会案内です。佐伯君、長村君のご研究に関連しそうな報告タイトルが並んでおります。
 
  日 時: 2006年11月5日(日) 13:00~17:00 
  会 場: 青山学院大学 総研ビル10階(正門入ってすぐ左側) 第18会議室
  交 通: JR渋谷駅より徒歩10分。
        地下鉄銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」より徒歩5分。

  研究発表: 工藤 浩台 氏 「近衛朝における〈国母〉と王家の家族秩序」
         高村 圭子 氏 「平家物語における革命の思想 ―天命と君臣―」

【追記】 本日、栃木県立文書館の松本一夫先生より、御高論「寒河尼-女性地頭の功績-」掲載の『中世小山への招待-人物と遺跡でみる-』(小山市文化財調査報告第66集)を御恵送いただきました。
 松本先生にあつく御礼を申し上げます。

共同研究員のみなさん、お疲れ様でした。付、次回『吾妻鏡』

No.5112

 共同研究の現地見学・調査ならびに研究報告会にご参加のみなさん、二日間ありがとうございました。共同研究を企画して下さいました野口先生、諸事手配して下さいました佐伯さんに深くお礼を申し上げます。

 ところで、本日は後期第一回目の『吾妻鏡』を開催致しました。週末の宇治での研究報告会に参加された野口先生・長村くん・尻池さんは本日も遅くまでお疲れさまでした。山岡さん・山田さん・米澤くんもお久しぶりでしたが、ありがとうございました。
 次回、『吾妻鏡』講読会は、
  時間:10月16日(月)15:30~(予定)
  場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
  範囲:建保七年(承久元年)正月二十八日条、同三十日条、
     同二月一日条、同二日条、同四日条、同六日条、同九日条、同十三日条、同十四日条
 です。よろしくおねがいします。