書評会に向けて

No.5032

 夏休みに入って以来、当方のゼミメンバーが各所にお邪魔させていただき、その地の先生方に大変お世話になったとの報告を受けております。
 先生方の御厚情にあつく御礼を申し上げる次第です。

 さて、いよいよ明日から書評会。当ゼミにとっては実質的に後期の活動の開始です。準備の程はいかがでしょうか。鎌倉~南北朝期の歴史を通覧するには本当に良い機会になることと思います。
 書評奉行の長村君からの情報では、書評に留まらない「予想外の魔球」を見せてくれる報告者もおられるとのことなので、おおいに楽しみに致しております。

 ちなみに、ビデオ鑑賞の件ですが、小生出演の千葉テレビ「房総の棟梁上総氏と千葉氏」(30分弱)、テレビ局からいただいたカセットを用意いたしました。
 また、小生のインタビューを収録したにも拘わらず(幸いにも)結局その部分は放映されなかったNHKの「堂々日本史 源義経、目立て目立ての源平合戦」のこれも担当者からお送りいただいたカセットも用意いたしましたので、宜しければ併せて御覧いただきたいと思います。

「女坂の三院生」本日封切り。

No.5036

 今日は久方ぶりに平田さんが来室。修論と就職活動、順調に進めておられる御様子。当ゼミ京女生の大先達として、おおいに御健闘を期待しています。
 それから博多のお土産をありがとうございました。書評会の出席者と共に美味しくいただきました。

 さて、書評会ですが、いささか出席者が少なかったのが残念でしたが、むしろ話がしやすく、報告いただいた山本君をはじめ、岩田君・長村君を加えた「三匹の侍」ならぬ「三人の院生」には、教えられるところ多々。本当に勉強になりました。かれらはよく研究史が頭の中で整理されています。
 この三人に敵無し。人呼んで「女坂の三院生」。

 明日は第四の侍が登場して「予想外の魔球」を披露してくださる由。楽しみにしております。30日の延長戦も期待しているのですが・・・。 
 
 9月5日の愛知学院大学松薗先生のゼミとのジョイント見学会については、愛知支部長の野口君が企画立案中。近く、お知らせがあることと思います。メンバーの積極的な参加を期待しております。

書評会、充実のきわみ。

No.5037

 本日は岩田君、長村君、坂口君、山内さん、そして坂口君の再登板という段取りで、充実した時間を過ごさせていただきました。あまりのハイレベルさに老耄の私の頭はいささかオーバーヒート気味です。

 自力救済のとらえ方、ひいては中世から近世に至る包括的な武士論構築の必要性。政治史研究の成果を前提にした時代的段階差を踏まえた思想史構築の必要性。鎌倉時代政治史における後宇多の欠落。神領興行令における圧迫と保証の両側面・・・等々を学び考えた上に、最後は難解な書誌学の世界への道案内をしていただくことが出来ました。
 書評奉行の長村君をはじめ、報告者はたいへん多くの労力と時間を割いて熱心に準備にあたってくれたことと思います。その努力に敬意を表し、感謝する次第です。

 本日、坂口君の御紹介で龍谷大学2回生の米澤君が初参加。山本兄の10年前を彷彿とさせるような青年です。ご活躍を期待したいと思います。
 湯河原の石井君。お元気ですか?後輩が出来ましたよ。