暑中お見舞い申し上げます

No.4962

 暦の上では明日はもう立秋。おそまきながら、御挨拶申し上げます。
 京都はまさしく猛暑の渦中にあります。

 ノートPCですが、昨日、鈴木君の御出張をいただき、どうやら復活を遂げることが出来ました。これで、能率良く仕事を進めることが出来ます。鈴木君にあつく御礼を申し上げます。

>岩田君  萩原龍夫『中世祭祀組織の研究』(吉川弘文館、昭37)499ページに「御家人和田義盛の妻は「豊受太神宮七社禰宜度会康高」の女であり、横山権守の妹であった」と、さりげなく記してありました。素直にその枠の中で考えればよいのかも知れませんね。

【追記】
 >永富さん  沖縄のお土産、ありがとうございました。

 >ゼミ史料講読会参加のメンバー諸姉兄  懸案の『日本国語大辞典』全20巻・『明月記』(国書刊行会本)など、購入いたしました。御活用下さい。

 ※ 拙著(しかも古本)がこんなに大きく紹介されたのは初めてのことです(驚)。
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Re: 暑中お見舞い申し上げます

金澤正大
No.4963

御家人和田義盛の妻が横山権守時広の妹であることは、『吾妻鏡』建保元年5月4日条に、「時兼者横山権守時広嫡男也、伯母〈時広妹也、〉者、為義盛妻、妹者又嫁常盛、」とあるのが史料的根拠です。横山氏と三浦氏が重複的な姻戚関係にあったことが分かります。

なお、小生のブログ『歴史と中国』のURLは、「MSN Spsces」が「Windows Live Spaces」と模様替えになりましたので、下記のように変更になりました。

義盛の妻は時広の妹で康高の娘である?

No.4964

>金澤先生  和田義盛の妻の件ですが、横山時広の妹が度会康高の娘ということは、異父妹ということになるのでしょうか?
 先般来、岩田君とそんなことを議論していたという次第です。

 猛暑の京都。五条坂では恒例の陶器市が開催中。かつての六条若宮八幡宮の後進の神社は、その中心に位置します。
 明日は台風接近の由、お気をつけください。

 昭和の30年代、千葉市作草部の市営住宅に住んでいた子どものころ、兄のように慕っていた二歳上の先輩から暑中見舞いをいただきました。一歳三ヶ月になるお孫さんが歩き始めた由。
 いよいよ二世代の懸隔の時代を迎えたようです。

 ☆ 本日、横浜市歴史博物館の平野卓治先生より、平野先生と橋本博文先生御共著「坂東」収録の、上原真人ほか編『列島の古代史 ひと・もの・こと 1 古代史の舞台』(岩波書店)を御恵送いただきました。御高論では、引用・参考文献欄に拙著三点をあげて下さり、恐縮に存じております。
 平野先生に、あつく御礼を申し上げます。 

Re: 義盛の妻は時広の妹で康高の娘である?

金澤正大
No.4965

『吾妻鏡』建保元年7月20日条の、「故和田左衛門尉義盛妻〈横山権守妹、〉蒙厚免之、是豊受太神宮七社祢宜度会康高女子也、」が以上の史料的根拠となります。これを素直に読むと、義盛妻は時広妹で、度会康高女となりますから、ご指摘のように、時広と彼女は異父兄妹となります。

恐縮です

No.4967

>金澤先生、野口先生
 すぐにお返事できずすみません。貴重なご教示をありがとうございます。いまだに異父兄妹(姉弟・兄弟・姉妹)というものがどうもうまく理解できずにいましたが、この事例で少しは具体的にイメージしやすくなったように思います。
 これからも、より注意深く読むよう心がけます。

 猛暑の京都、六波羅の六道珍皇寺でも毎年恒例の「地獄巡り」の季節ですね。高野槙、迎え鐘、地獄絵と、あの縁日の雰囲気が良いです。

些末なことですが・・・

田中裕紀
No.4973

>岩田くん
 「地獄巡り」ではなく、「六道まいり」です!
 それじゃあ温泉地になってしまいますよー

Re: 暑中お見舞い申し上げます

No.4977

 >岩田君  大文字の送り火のことを、「大文字焼き」と言って叱られるがごとし。

 大学が夏期休暇に入る前に研究室で一仕事と思って張り切っておりましたら、プリンターのトナーがなくなってしまいました。
 お盆は研究者にとって、まとめて仕事の出来る貴重な期間なのです。