シンポジウム「京都から古代を考える」

No.4921

 昨日、京都は祇園祭の宵々山。私の故郷でも浅間神社の祭礼が行われたはずです。その昔、まだ東京湾の埋め立てがされていなかった頃、神社のある山のすぐ下は海岸で、その向こうには富士山の姿が望めたものでした。

 昨日の卒論準備報告会、報告者ならびにコメントをいただいた出席者諸姉兄の皆さん、ありがとうございました。厳しい意見(私か?)もありましたが、4回生には大いに得るところがあったものと思います。

 次の日曜日に下記のようなシンポジウムが開催されます。全く場違いのようですが、私も参加させていただくことになりました。
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シンポジウム「京都から古代を考える」

平安建都以来,1200年余の伝統をもつ京都の町。
この町が絶えず新たな文化的発信の源であり続けたのは,歴史的蓄積が深い町だったからです。
古代史各分野の指導的研究者と共にこの京都の地にあって古代を考えることで,
これからの京都の文化発信力をどの様に高めてゆくのか大いに語り合いましょう。

【基調講演】 
樋口隆康 京都大学名誉教授(奈良県立橿原考古学研究所所長)
『京大調査隊のシルクロードにおける古代遺跡調査』

【シンポジウム】「京都から古代を考える」

《司 会》天野幸弘 朝日新聞記者
《報 告》中井義明 同志社大学教授【西洋史】
冨谷 至 京都大学人文科学研究所教授【東洋史】
野口 実 京都女子大学宗教・文化研究所教授【日本史】
森岡秀人 芦屋市教育委員会【考古学】
鈴木正穂 京都市会副議長【同志社総合政策科学研究科講師】
《討 論》参加者の積極的なご発言をお願いいたします。

日時:7月23日(日)午後2時~5時
場所:京都文化博物館別館ホール
入場料:無料(返信先をご明記の上,往復はがきで下記事務局までお申し込みください。先着150名様にて締め切らせて頂きます)

主催:シンポジウム「京都から古代を考える」実行委員会事務局(代表者:中井義明)
後援:京都新聞社
はがき送付先:〒604-8799 京都市 中京郵便局留
シンポジウム「京都から古代を考える」実行委員会事務局宛 
問い合わせ:sympo723@hera.eonet.ne.jp

第16回 平安京・京都研究集会の御案内

No.4923

 上記のシンポと同じ日に、第16回 平安京・京都研究集会「都の東と西―中世・近世 洛外の交通―」が開かれます。
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第16回 平安京・京都研究集会
「都の東と西―中世・近世 洛外の交通―」
主催)平安京・京都研究集会 
後援〉日本史研究会 
 平安京・京都の都市史を多様な角度から学際的に検討してきた「平安京・京都研究集会」。昨年度は中世都市研究会京都大会開催のために休会としましたが、装いも新たにして再開いたします。
 都市としての京都は、それ単独で存在しうるものではありません。この巨大な都市は、周囲の地域との密接なネットワークの上に立脚してこそ成り立っていたのです。しかし、従来の京都都市史研究の中では、洛中の道路についての情報はかなり蓄積されてきたものの、洛外の街道ならびに中世畿内近国の道の研究は、関東に比してまだまだ不充分だといわざるをえません。今回のシンポジウムでは、洛中と洛外を結ぶ交通路の問題を、特に中近世移行期に焦点をあてて検討したく思います。
◎2006年7月23日(日)  11:00~17:00
 会 場/機関紙会館5階大会議室(京都市上京区新町通丸太町上ル東側[日本史研究会事務所のある建物]、地下鉄烏丸線丸太町駅[2番出口]より西へ3筋目を北へ)
 報 告/福島克彦(大山崎町歴史資料館、中世都市史)…………「中近世移行期洛外の交通と街道集落」
      河内将芳(奈良大学、中世史)…………「汁谷口と汁谷越」
     上田純一(京都府立大学、中世宗教史)…………「東寺口と西国街道」
     玉城玲子(向日市文化資料館、地域史)…………「京都近郊と西国街道」
 コメント/藤原良章(青山学院大学、中世みちの研究会)
 討論司会/仁木 宏(大阪市立大学、日本中世近世史)

☆参加自由(資料費500円をいただきます)☆

  ◆平安京・京都研究集会◆
事務局 602-8119 京都市上京区葭屋町通出水上ル 山田邦和方
    TEL/FAX(075)411-8903  携帯電話(090)9697-8052

平安京文化研究会例会の御案内

No.4924

 同じ日に、たくさんの企画が重なっているようです。
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◇平安京文化研究会の例会◇
とき 7月23日(日) 午後1~5時(時間厳守)
ところ
 神戸学生青年センター
 〒657-0064神戸市灘区山田町3-1-1 TEL078-851-2760/FAX078-821-5878 URL http://ksyc.jp
 ※会場費のカンパ(200円程度)に御協力下さいませ。

報告
1.藪本勝治「『平家物語』の延喜聖代観―蝉丸像を手がかりに―」
  【参考文献】
   服部幸雄「逆髪の宮(下・一)」(『文学』四六巻十二号、1978年)
   兵藤裕己『平家物語の歴史と芸能』第二部(吉川弘文館、2000年)
2.坂口太郎「後醍醐天皇の寺社重宝蒐集について」
  【参考文献】
   黒田俊雄「建武政権の宗教政策」(『黒田俊雄著作集』第7巻、法蔵館、1995年、初出1975年)
   阿部泰郎「宝珠と王権」(『岩波講座東洋思想』第16巻日本思想2、岩波書店、1989年)
終了後は宴会を予定しております(三宮界隈の予定)。
こちらも御参加下さい。