次回7/10の『吾妻鏡』講読会について

No.4898

 本日は二週間ぶりの『吾妻鏡』でした。参加者のみなさん、ありがとうございました。けっこう好評だったカプリコ
http://www.ezaki-glico.com/qa/company/naming/answer/a05.html
はまた持ってきます。
 次回(7/10)の『吾妻鏡』の講読範囲をお知らせします。

 日時:7月10日(月)、15:30~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:建保六年①三月十六日条、②三月二十四日条、③四月二十九日条、④五月四日条、
        ⑤五月五日条、⑥五月九日条、⑦同六月の条文全部、

 …7/10といえば、世の中そろそろ定期試験期間に入りますが、がっつり『吾妻鏡』を読みましょう。次回扱う範囲は、暗殺前夜の実朝と彼を囲繞する人々を知る上で重要な記述がたくさんありそうです。
 新メンバー(学生・院生・その他意欲のある方ならどなたでも)も随時募集中ですので、まずは見学からでもご参加下さい。

>青木さん
 網野善彦さんの本ですが、ひとまず
 『日本社会の歴史(上・中・下)』岩波書店[岩波新書]、1997年。
 『講談社日本の歴史第0巻 「日本」とは何か』講談社、2000年。
 『日本の歴史をよみなおす』筑摩書房[ちくま学芸文庫]、2005年。
 を入門編に、
 『蒙古襲来』小学館文庫、1992年(小学館『日本の歴史』第10巻所収、1974年)
 『日本中世の民衆像―平民と職人』岩波書店[岩波新書]、1980年。
 『東と西の語る日本の歴史』講談社[講談社学術文庫]、1998年(そしえて、1982年)
 をその次に挙げてみたいと思います。
 野口先生が「網野さんは武士団研究でも優れた成果を残した」と仰るときにご紹介してくださるのが、『日本中世土地制度史の研究』(塙書房、1991年)や『里の国の中世―常陸・北下総の歴史世界』(平凡社[平凡社ライブラリー]、2004年)に収録されている、常陸国の武士団に関する諸論考ですね。
 網野さんの仕事については、それぞれの人がそれぞれのたっぷりの思い入れを抱いて「お気に入りの一冊」を持っていると思います。そういうのに耳を傾けつつ、青木さんなりの「お気に入りの一冊」を見つけていくのも良いと思います。

Re: 次回7/10の『吾妻鏡』講読会について

青木友里
No.4902

お忙しい中、本を紹介していただきありがとうございます。
どの本から読めばよいのかわからなかったので、本当に助かります。
9月のシンポジウムでの話に少しでもついていけるよう、入門編からじっくり読んで行こうと思います。

女性史総合研究会7月例会

No.4903

 青木さん、こちらもどうぞ。

 ◆ 7月例会の予定 ◆
      ~ 戦争/メディア/ジェンダー ~
    - 15年戦争期少女雑誌におけるジェンダー編成と少国民化 -
 日  時: 7月22日(土) (総会終了後)13:45~17:00
 場  所: ウイングス京都 (京都市中京区東洞院通六角下る)
 報告者: 増田のぞみ氏 「戦時期少女雑誌にみる「少女」のジェンダー役割
        -「少女」と「少年」/慰問人形と兵士/マンガと読み物」
       今田絵里香氏 「総力戦体制下の「少女」バッシングとセンチメンタリズム」

 ☆ 本日、鈴木由美様より、御高論「金沢貞冬の評定衆・官途奉行就任の時期について」(『鎌倉遺文研究』17)を御恵送いただきました。論旨明快な、すぐれた実証論文です。
 鈴木様に、あつく御礼を申し上げます。

無題

No.4905

>ふたたび青木さん
 特に忙しいというわけでもないですし、忙しくないということもないですが、どういたしまして。
 前項に挙げた網野さんの本ですが、『日本中世土地制度史の研究』以外は持ってますからいつでもお貸しできますので、必要ならばお申し出下さい(図書館なら二週間程度ですが、こちらは特に期限も気にしていただかずとも結構ですので)。

はじめて書き込みさせていただきます

No.4907

>野口先生
こちらは以前から拝読しておりましたが、はじめて書き込みさせていただきます。
再興中世前期勉強会の鈴木由美と申します。
過日は、失礼を顧みずに拙稿をお送りしまして申し訳ありませんでした。
お読みいただいただけでも望外の幸せですのに、過分の御紹介までいただいて、ありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。