公開講座、終了御礼。

No.4878

 公開講座は盛会のうちに終了。御来場下さったたくさんの皆様に御礼を申し上げます。
 講師の樋口州男先生・樋口大祐先生には、素晴らしく力のこもったお話を頂き、たいへん感銘を受けました。質問への回答やコメントということで、何度も御登壇をいただき恐縮に存じました。
 また、ポスターや立て看板の作成、会場の準備や事務手続きをして下さった事務職員の方々、受付や録音など、当日の運営に御協力を頂いたゼミメンバーのみなさんに、あつく御礼を申し上げます。
 懇親会も楽しいものでした。幹事の田中さん、ありがとうございました。なお、私の隣席の方たちには、耄碌による贅言・妄言をただちに御放念下さいますようにお願い申しあげる次第です。

 帰途、いささか脱力気味でバスを待っていたところ、同じ団地に住んでいる同僚の先生に声をかけられました。この先生のお名前とお近くにお住まいのことは知っていたのですが、初見参。大学宗教部の機関紙に載っていた私の写真で気がつかれて、声をかけて下さったという次第。この機関紙の拙文を学生さんたちに読むように薦めて下さったというお話を聞いて、少しばかり元気を取り戻しました。

 明日は大阪歴史学会が関学であり、特別な使命を帯びた岩田君や山本君をはじめ、多くのメンバーが出席されることと思います。おおいに楽しんできて下さい。
 私はすこしばかりでも滞留中の原稿執筆を進める予定でおります。

>鈴木君  パソコンへのFDドライブの接続、ありがとうございました。月曜日に試してみるのを楽しみにしております。

>永富さん 次の機会にはぜひ。

『回顧と展望』にもう一つ。

No.4879

 『回顧と展望』には、陰陽道関係の論文の筆頭に中村晃子「陰陽頭と「陰陽師第一者」」(『文化学年報』54)も紹介されています(P64)。
 中村さんは、当ゼミ草創期に牽引役を務めてくださった方です。当時のゼミはほとんど史学関係でない学部の一回生で占められていたので、すでに同志社大学大学院のMCを修了されていた中村さんにとっては研究上メリットの少ない場であったと思うのですが、積極的に参加してくださり、第一回の公開講座の際には司会をつとめていただきました。
 上記論文は、その後DCに進学された後の御研究の成果とうかがっております。
 思うに、中村さんの鎌倉幕府の陰陽道に関する御研究など、岩田君や長村君・山本君たちに聴いて貰いたいところでした。