東山花灯路のお誘いと坂本散策の予告

尻池由佳
No.4565

 連日の論文講読会お疲れ様です。今日は佐伯さんが「助け舟覚書」を用意してくださり、論文を読んでいるだけではわからなかった荘園分類と時代的推移をわかりやすく解説してくださったので悶々としていたものが、とってもクリアーになりました。小山靖憲さんの「古代荘園と中世荘園へ」という論文を私も読んでみようと思いまいた。岩田さんが発表された「中世都市論」でも、一年前に読んだときから理解に苦しんでいた「統治権的支配」がどういう意味で使われているのかがわかったのでとっても勉強になりました。

 さて、前置きが長くなりましたが、明日の論文講読会終了後、東山界隈で行われている「東山花灯路」に行きましょうというお話しが出ました。論文講読会に参加できない方でもどしどしご参加ください。夜の東山を一緒に散策しましょう!

 また、私のわがままで申し訳ないのですが、来る四月四日(火)に坂本に遊びに行くという話も出ております。桜も咲くよい季節ですので、ご都合のよい方は一緒に桜をめでたり、おいしいものを食べたりしましょう!

遊びをせんとや生まれけむ。

No.4566

どもども、押しかけ助っ人の佐伯です。
花灯路、いいですよね~。
4日間目一杯論文を読んで頭をフル回転させたところですもの、
切り替えて目一杯リフレッシュしたいですね。
楽しみ楽しみ☆

坂本は、しっかり美味しい甘味処とかを下調べしておきますぜ(笑)。
この日だったら、教職のみなさんも参加できるんじゃないの~~?

田邊美鈴さんお手製のケーキいただきました

No.4567

 論文講読会は本当に勉強になります。私も佐伯君の「助け舟覚書」や岩田君の網野善彦氏の都市論整理で、だいぶ頭の中がクリヤーになりました。高橋一樹論文の「沙汰人」は幕府成立論の中で使えそうですね。

 さて、本日帰宅すると宅急便が届いていました。送り主は前任大学のゼミ生・田邊美鈴さん。彼女は大学卒業後、千葉県長生郡睦沢町(ご存じ上総権介広常や千葉秀胤の居館所在地)で農業に携わっておられる斯界の著名人です。最近、小麦粉を使わず「米粉」を使用した手作りケーキのお仕事をされている由。そこで、その作品をお送り下さったというわけです。
 田邊家で収穫されたコシヒカリを原料にしたケーキですから、これは美味しい。田邊さんは、卒業論文に於いて私の教え子の中ではベスト1(夏休み前にほぼ完成。テーマは「うわなりうち」。提出論文は、後進のお手本として今でも研究室にて大切に保管。)だっただけに、お菓子作りも大した腕前です。明日の講読会に出席の面々には、これをお裾分けいたします。お楽しみに。
 田邊さん、わざわざ、ありがとうございました。そして、ご馳走様。

 ☆ 明日はいよいよ論文講読会の最終日。北条氏や貴族政権について、大いに勉強させていただきたいと思っています。
 なお、本日また、権威ある学会誌の編集委員会から書評の御依頼が到来。対象作は近刊の大論文集。とても歯が立つ相手ではありませんが、論文講読会でうけたゼミメンバーからの好刺激に突き動かされてチャレンジさせていただこうかと思っております。