講読会のご案内

No.4554

 有村さんが「午前10:30頃に当研究室を訪ねて来てくださるとのことです」というのを聞いて、まんまとお邪魔した岩田です。調子に乗って記念撮影までしました。有村さん、野口先生、ありがとうございます。
 それはさておき、前日で申し訳ありませんが、念のため明日からの講読会と、例会のご案内です。時間等が若干変則的となっておりますので、ご参加のみなさんはお気を付けください。

 日程:3月9日(木)15:00~
  水原一「義仲説話の形成」(『平家物語の形成』加藤中道館、1971年。):担当 田中さん
  【参考として】「巴の伝説・説話」(同書所収)

        例会 18:00~(予定)
  場所:京都女子大学 宗教・文化研究所共同研究室
  報告者:坂口太郎氏(龍谷大学大学院MC)
  題目:「後醍醐天皇寺社重宝蒐集考」
  ※参考文献などは>>>>No.4470をご覧下さい。

    3月10日(金)13:00~
  川合康「鎌倉幕府荘郷地頭制の成立とその歴史的性格」(初出1986年)
     「鎌倉幕府荘郷地頭制の展開に関する一考察」(初出1985年)
      (ともに『鎌倉幕府成立史の研究』校倉書房、2004年所収。):担当 山本さん
  上横手雅敬「鎌倉初期の公武関係」
       「承久の乱の諸前提」(『日本中世政治史研究』塙書房、1970年。):担当 長村くん

    3月13日(月)13:00~
  網野善彦「中世都市論」『日本中世都市の世界』筑摩書房、1995年(ちくま学芸文庫、2001年、初出1976年)。
      「中世都市研究の現状と課題」(出典同上、初出1994年) :担当 岩田
  高橋一樹「中世荘園の立荘と王家・摂関家」『日本の時代史7』吉川弘文館、2002年。:担当 尻池さん

    3月14日(火)13:00~
  橋本義彦「貴族政権の政治構造」『平安貴族』平凡社、1986年(初出1976年)。:担当 山岡さん
  杉橋隆夫「鎌倉執権政治の成立過程 ―十三人合議制と北条時政の「執権」職就任―」(初出1981年)
      「執権・連署制の起源 ―鎌倉執権政治の成立過程・続論―」(初出1980年)
(ともに、日本古文書学会編『日本古文書学論集 第5巻 中世 1 鎌倉時代の政治関係文書』吉川弘文館、1986年に所収。)

 (※3月11日(土)は、先日元木泰雄先生からご案内があった古文書学会の見学にみなさんで参加しましょう)

 上横手雅敬氏・川合康氏・杉橋隆夫氏・網野善彦氏の論文は二本一セットですのでご注意下さい。
 より多くのみなさんのご参加をお待ちしております。

日本史研究会例会「鎌倉幕府論」

No.4557

みなさま

もうすでにご予定いただいているとは存じますが、日本史研究会3月例会が近づいてまいりましたので、改めてご案内申し上げます。

「鎌倉幕府論の課題と展望」
日時:3月18日(土)午後1時~5時
場所:機関紙会館5階会議室(京都市上京区新町通丸太町上ル東側、地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分、市バス府庁前下車すぐ)
報告 川合康氏(東京都立大学): 「鎌倉幕府研究の現状と課題」(仮題)
   近藤成一氏(東京大学史料編纂所): 「川合康氏の鎌倉幕府成立史論について」
入場無料 一般来聴歓迎

一昨年刊行された川合康氏著『鎌倉幕府成立史の研究』(校倉書房)は、治承・寿永の内乱の実態や当該期地域社会の動向などから鎌倉幕府権力の形成を解明した著作である。その成果は、今後の幕府研究を新たな方向に導く可能性をもつと言えよう。本例会では、川合氏に幕府研究の現状について、氏自身の幕府成立論の立場から論点を提示していただく。また近藤成一氏に、川合氏の研究の成果・問題点や幕府研究全体における位置についてご報告いただく。本例会を通して、鎌倉幕府論が今抱える課題を明確にし、今後進めるべき方向性を展望したい。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jhs/regular.html

ただ、私自身は午前中に阪神間地方某所での講演がはいっており、終了次第駆けつけるつもりではおりますが、川合先生の御報告には間に合いそうにありません。グスン(>_<)。残念無念・・・・