古文書学会史料見学会

No.4509

 以前に予告しておりました、古文書学会の史料見学会が正式に決定いたしました。
 京都国立博物館にて特集陳列中の「妙顕寺文書」を見学いたします。
 
 日時3月11日土曜日15時より
 集合場所 京都国立博物館南門(七条通側)
 資料代500円程度の予定
 
 見学する妙顕寺文書は、巻子装丁のものの修理完成を記念して特別の公開されるものです。当日は13時半より、立正大名誉教授、古文書学会会長の中尾尭氏の講演が予定されているほか、会場でも中尾氏のご説明があります。 
 展示の詳細は、京都国立博物館のHPをご覧ください。日朗、日像など、鎌倉時代の日蓮宗僧侶の手紙、後醍醐の綸旨、信長の朱印状などが展示されております。
 
 なお、人数確認の必要がありますので、参加希望の方は元木までご連絡ください(メールでも可)。多数のご参加をお待ちしております。

 また、今年の古文書学会大会の場所、日程は以下の通りです。
 会場 熊本大学法文学部
 日程10月14日(土曜)講演会・総会
     15日(日曜)研究発表
     16日(月曜)熊本県立博物館にて「阿蘇文書修復完成記念―阿蘇の文化遺産展           ―(仮称)」を見学
  遠方ですが、研究旅行などをかねて、奮ってご参加ください。

京博・熊本・『肥前の菓子』・京の食文化

No.4523

 元木先生、御案内をありがとうございます。岩田君の書き込みにありますように、当ゼミは論文講読会の一日を、この古文書学会の史料見学会にあてる予定でおります。なにしろ、京女から京博までは僅かに徒歩5分の距離ですから何かと好都合です。
 中尾尭先生といえば、私が学部生時代、池袋の東武デパートで開かれていた「日蓮上人展」という展覧会に鶴岡静夫先生に連れて行っていただいた際、ちょうど会場におられた中尾先生に展示資料の解説をしていただいたことを思い出します。また、その後の中山法華経寺蔵日蓮遺文紙背文書の御研究からは、おおきな裨益を蒙らせていただきました。
 秋の古文書学会大会も出来れば行ってみたいところです。熊本には数年前に熊本日日新聞文化センターから御依頼の講演でうかがったことがあります。レンタカーを借りて工藤敬一先生と御一緒に小城まで出かけたりしたことを思い出します。このとき初めて熊本城を見学したのですが、他の城なら大天守級の櫓が沢山あるという、その規模の雄大さに唖然としたものでした。
 人吉や阿蘇大社には鹿児島にいた頃に行きましたが、鎌倉時代に遠江からの西遷御家人相良氏が近世まで本拠とした人吉、そして肥後一宮である阿蘇大社は、武士論を専攻している山本君や一宮に関心を持っている山内さんには是非近いうちに訪れて欲しいところです。
 ちなみに、人吉には15年ほど前に元木先生と本郷真紹先生(現在、立命館大学教授)とともに訪れたことがあり(もうお一人、元木先生の声帯模写で同行された先生もおられますが)、例のごとく数々のエピソードが記憶されております。
 なお、目下のところ、来年度のゼミメンバーとの旅行については、共同研究のテーマとの関係もあり、①安芸の宮島、②平泉などが有力候補にあげられております。

 ☆ 一昨年夏のゼミ旅行で歓待していただいた佐賀県小城市・村岡総本舗社長の村岡安廣さんから御高著『肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く』(佐賀新聞社,2006年3月)を御恵送いただきました。菓子そのものの歴史はもとより、北九州地域の文化を考える上で貴重な資料になるもの存じます。大判で写真が多く、涎を垂らしながら拝読ということになりそうな本です。村岡さんにあつく御礼を申し上げます。

 ☆ ちなみに、京都文化博物館では、3月11日~4月16日の会期で「京の食文化展」が開催されます。御自分のブログに、やたらと、美味しそうなお料理やケーキやお汁粉の写真を載せたがる御仁には、まさに待望の企画展かと思います。招待券の欲しい人は野口まで(ただし、先着数名のみ)。

 ※ それにしても、今日は快晴の素晴らしく良いお天気ですね。一週間前とは大違いです。そういえば小城の村岡羊羹にお邪魔したときも大豪雨。当ゼミには龍神がとりついているのでしょうか?

古文書学会史料見学会参加人数

No.4546

 野口先生、人吉旅行のお話、懐かしく思い起こしました。あの折はお車であちこちご案内頂き、有難うございました。
 一日目は、人吉周辺の中世史跡(石塔が多かったですね)、二日目は霧島から国分、そして南浦文之の墓などを見たのが思い出されます。
 あの旅行は、1989年9月のことであったと思います。
 実は、鹿児島大学の乕尾達哉先生のご結婚式に列席するのが最終の目的でした。
 あらから17年、乕尾先生のお子さん方も立派に成長されておられます。まさに光陰矢のごとしですね。こっちも年をとるはずです・・・
 
 それはともかく、11日の古文書学会見学会、野口ゼミの皆さんは何人くらいご参加いただけるのでしょうか。既に岩田、山岡、長村の各位から個人的に参加のご意向を伺っております。
 参加人数を把握する必要がありますので、お分かりでしたら人数をご連絡ください。
 なお、当日は残念ながら「古文書学会の関西の顔」杉橋先生はご欠席ですが、立命の院生の皆さんは多数ご参加くださいます。
 また、先生方では大山喬平、藤井譲治、小林基伸といった方々がご参加の予定です。
 中尾先生のお話は軽妙洒脱で分かりやすく、専門外の方にも勉強になると思います。
まあ僧籍の先生は檀家の方々に説教される関係もあるので、お話は御上手な方が多いですね。
 野口先生のお話にもお名前が出た本郷先生もそのお一人であることは言うまでもありません。