伊豆から帰ってまいりました。

No.4504

伊豆から無事帰ってまいりました。
野口先生はただいま『紫苑』の校正のお仕事中のことと思いますので、
僭越ながら私めが帰国第一声を(笑)。

ゼミなどで旅行に行くといつも感じることですが、
現地を回ることで、色々と新しい発見や実感があるものですね。
今回も、そんな新鮮な体験が盛り沢山の充実した旅行となりました。
概略のみですが、以下旅行についてのレポです。

(1日目)
懸念されていた通りの大雨でした。
残念ながら富士山も雲に隠れ、その他行きしなの美しい景色もほとんど楽しめずに終わりました。
むしろ、無事何事もなく三島までたどりつけて本当に良かったというところでしょう。
運転の野口先生・岩田くん、本当にお疲れさまでした。
そんなわけで、初日の見学地は三島大社のみと相成りました。
ですが、宝物館では源頼朝の下文など貴重な史料をじっくりと見ることが出来てよかったです。
山田先生は黄瀬川まで足をのばされ、対面石をご覧になられたようです。

(2日目)
一転して2日目は非常に良いお天気に。
真鶴岬では、くっきりと見える三浦半島・霞んで見える房総半島を自分の目で確かめました。
その後伊豆山神社へと行き、みんなで頼朝のたどった道を追体験。
そこから伊東経由で修善寺へ。
移動経路も含めて、挙兵以前の頼朝にとっての世界を体験する旅でした。
途中で田代信綱墓という看板を見つけ(偶然の産物)、そこにも立ち寄りました。
修善寺では宝物館を見たあと、源頼家墓・源範頼墓・安達盛長墓などにお参りです。
(ここでのさまざまな発見については、発見者のみなさまに詳細をお願いします)

(3日目)
北へ向かい、北条氏館跡へ。
ここで伊豆の国市の池谷さん・山田さんにお会いし、堀越御所跡・願成就院など
付近一帯に広がる史跡を案内していただきました。
これはもう本当に素晴らしい体験でした!
特に、館跡のうらの守山からの眺望は絶好で、伊豆の平野部一帯を視界に収めることができ、
挙兵当時の頼朝の生活空間や、山木館との距離などを実体験できました。
下田街道との関係や狩野川の水運との関係など、
北条氏の本拠がいかに交通の要所を占めているのかということも、とても良くわかりました。
その後は真珠院から蛭ヶ小島跡・山木館跡・郷土資料館と回りました。
ちょっと寒くて大変でしたが、それに負けずにあちこちと動き回った、充実した一日でした。

というわけで、勝手にざっと私的報告を書いてしまいました。
これだけで書ききれるわけもないので、ぜひあとの方で詳細の追加をお願いします。

幹事の山内さん・山本さん、ずっと車を運転してくださった野口先生・山田先生・岩田くん、
ご案内いただいた池谷さん・山田さん、ほか、今回の旅行に関わったみなさま、
本当にどうもありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

Re: 伊豆から帰ってまいりました。

長村祥知
No.4512

佐伯さんのご報告に要領よくまとめられている通り、挙兵前後の頼朝の世界や、範頼・頼家・時政が温泉に入ったと思われる(?)修善寺を体感してまいりました。

勿論、多くを学ぶことができたのですが、個人的に一番良かったことは、野口先生はじめ皆様と一緒に山に登ったり、発掘現場を見学させていただいたりと、空の下で地に足をつけて学ぶ機会のあったことです。
修論の方向性を決めるのが遅れていたこともあり、数ヶ月の間ろくに体を動かしておらず、体調があまりよくない状態が続いていたので、体を動かしたことが、とてもよい思い出になりそうです。

末筆ながら、伊豆の国市の池谷先生・山田先生、幹事の山内さん・山本さん、車を運転してくださった野口先生・山田先生・岩田さん始め同行させていただいた皆様にお礼申し上げます。

伊豆調査旅行エピソードのベストテン。

No.4513

第1位 深夜の「ユカちゃん、スイート!、スイート!」という歓声。
第2位 帰途の高速道路SAでの度重なる偶然の邂逅。(これはむしろ怪異現象か?)
第3位 海鮮丼のお残しの白いご飯に執着する旧帝大院生たち。
第4位 縄文遺跡を尻目に「遺跡は中世に限る!」。
第5位 野口君と山本君(2Y)の忘れ物。
第6位 鎌倉時代の五輪塔に西暦の刻印を見いだそうとした某旧帝大院生。
第7位 真珠院で「おいてけぼり」をくった某君の気の毒なほどの狼狽ぶり。
第8位 プレミオ車中でのしつこいほどの懐メロ。
第9位 お土産ではなかった山田先生のカバンの中の日本酒。
第10位 伊豆山神社の階段を駆け上る「年寄りの冷や水」。

>山田先生 ブログhttp://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/開設一周年、おめでとうございます。
 祝杯は上記のお酒でしょうか?