ゼミへの御支援に感謝します。

No.4359

 元木先生、過分なるお言葉(NO.4357)恐縮に存じます。岩田君ではありませんが、穴があったら入りたい心境です。
 しかし、当ゼミメンバー躍進の背景には、元木先生をはじめとする学界第一線の先生方の御支援があったればこそ。また、ゼミ旅行などで各地の皆様からいただいた御厚情の賜物と感謝いたしております。
 そして、当ゼミに集まってくれた諸姉兄の意欲と情熱には私も大いに力づけられています。

 クリスマスイヴの宴は盛会だったようで、大慶に存じます。いつも思うのですが、元木先生とは身体の出来が違う。私が深夜に至るまでそれだけ飲食し、さらに翌日スポーツジムでトレーニングに励んだりしたら、おそらく一週間は疲労と睡魔に襲われ続けることと思います。身体にそれだけの差があるのなら当然頭脳も同様なはずだと思われます。
 
 元木先生から新年グルメ会の御提案がありましたが、さて、頼光ならぬ酒呑童子の四天王の去就はいかに?

 アクセス20万突破は本日正午過ぎに達成されたようです。本来はゼミメンバーへの連絡用に作られたものだったのですが、いつのまにやら。もっとも、某国立大学の著名な中世宗教史の先生に当ゼミメンバーが院進学の相談にうかがった際に、私のゼミに所属していると自己紹介したところ、「ああ掲示板の野口先生ですか」と答えられて返事に窮したというエピソードもございますから、この掲示板は私の枕詞にもなっているようです。
 そこまで発展させてくれた縁の下の力持ちは、このHPを立ち上げ、管理してくださっている永富さんと鈴木君に他なりません。心からお礼を申し上げます。
 鈴木君には本日も宇治の拙宅までパソコンとカーナビの面倒を見に出張していただいたりしております。年末の道路渋滞の中、ありがとうございました。

 ゼミも私も多くの方たちの支えによって成り立っている。このことを肝に銘じておきたいと思います。

 ☆ 本日、メール便にて佐藤信編『世界遺産と歴史学』(山川出版社)を拝受いたしました。この本のⅡ部2章「古都平泉の生活・文化遺産」を執筆された入間田宣夫先生からの御恵送によるものです。入間田先生にあつくお礼を申し上げます。

 ☆ 源実朝に関心の有る方へ
  大通寺の「実朝忌」において、四天王寺国際仏教大学助教授 源 健一郎先生による御講演「中世伝承世界における実朝像」があります。
 詳細は→http://www.daituji.jp/ を御覧下さい。

Re: ゼミへの御支援に感謝します。

No.4360

 野口先生、ご丁寧なお返事有難うございました。
 当方の体力など、近藤先生に比べれば子供のようなものです。
 体力と学問もあまり関係はないと思いますよ。
 「運動ができないと武士論ができないなんてことがあるか」と、上横手先生がお怒りになったことがありました(笑)。
 ただ、当方にとって、酒と運動がストレス発散の最良の手段であることは間違えなさそうです。もちろんどなたにも通用するわけではありませんが。
 なお、アクセス二十万突破を書き込んだのは、もちろん今日の昼過ぎで、新しいスレッドをたてるのも大げさと思い、前のスレッドを修正いたしました。
 
 それにしても、今年はいやな出来事の相次ぐ年でした。
 個人から企業にいたるまで社会的にモラルが崩壊し、「改革」と言う名のもとに危険と隣り合わせの効率化、弱者切捨てが是認されてしまいました。
 『バブル経済』の崩壊という事態の意味を問い直すことも、責任を明確にすることもなく、ただ経済活性化、効率化という掛け声だけが横行し、それに反対することが許されなくなりつつあるような雰囲気があります。
 日本中世史などという学問は、まさに切り捨ての対象とされつつあります。
 学問の根本的ともいえる危機的状況の中で、我々に何ができるか、何をなすべきか。
 新年を迎えるにあたって、改めて自問しなければならないと思います。

 その意味で、既存の枠組みをいろいろな意味で超越した研究への取り組みが必要な時代になっていると思います。
 まさに、大学と学問分野の枠を超え、活発な交流の場となっている野口ゼミが、新しい時代を切り開く学問を生み出す母胎となられることと期待しております。
 
 ところで、新年会、6日大阪と致します。
 参加ご希望の方は当方まで(私用に用いて申し訳ありません)。
 
 

『仁和寺研究』第5輯刊行のお知らせ。

No.4361

 元木先生、ゼミへのメッセージありがとうございます。6日、「大坂冬の陣」ですね。
 メンバー諸姉兄、元木先生の御期待に応えるべく、おおいに、このゼミを盛り上げてください。
 
 先日、田中さんの論文の紹介をさせていただきましたが、今度は拙文掲載の雑誌刊行の紹介です。
 本日私のもとには、編集を担当された古藤真平先生から直接お送りいただいたものが届きました。(古藤先生には大変お世話になりました。)
 その『仁和寺研究』第5輯(編者・発行者:古代學協会、発売所:吉川弘文館、平成17年12月20日発行)の構成は以下のとおりです。

  「小論 仁和寺の宗教」                              宮本光研
  「仁和寺本『系図』の研究・翻刻(二)」                     関口 力
  「仁和寺本『系図』に描かれた閑院内裏の陣中」               野口孝子
  「仁和寺本『系図』収録『平安京図』に見える篝屋の設置地点について」 野口 実
  「仁和寺編年史料(二)」                             古代學研究所編
  「図版解説」

 拙文では、あらたに検出された篝屋設置地点の紹介と、この史料の成立時期についての考証が行われています。
 少し高価(本体4000円)な雑誌ですが、発行部数が少ないので早々にご注文下さい
(私も「私用」に用いて申し訳ありません)。