学会・研究会、お疲れ様でした。

No.4226

 29・30の両日は各地で学会・研究会が開催されたました。
 まず、軍記・語り物研究会(於:早稲田大学)では、門屋君が研究発表の大役を果たされました。テーマは木曾義仲に関するものでしたから、歴史の側からも突っ込めると思いますので、いずれこちらの例会でも御発表をお願いしたいものであります。
 御当地、京都では古文書学会の大会(於:京都産業大学)が開かれ、佐伯君が活躍されました。
 お二人とも御苦労様でした。
 当方、この両日とも書類をかかえて引き籠もり状態でした。最近のベストセラー『下流社会』(光文社新書)によると「下流の男性はひきこもり、女性は歌って踊る」そうです。とすると、当ゼミメンバーは?
 この本は、日頃私の推奨している生き方に大きな問題のあることを指摘した内容ですので、ゼミメンバーは、野口ウィルス対策として緊急にお読みになっておいた方がよいと思います。
 なお、私がこの本の中で一番共鳴したのは、第5章のコラム3に引用された『ドラゴン桜』の「ナンバーワンにならなくていい。オンリーワンになれだぁ?ふざけるな。オンリーワンとはナンバーワンのことだろうが」というセリフでした。
 団塊世代の限界でしょうか。

 さて、ウィルスといえば、今朝研究室に出勤していつものように迷惑メールを消そうとしていたところ、メールそのものがダウンロードできなくなり、情報センターのレスキューもいただいたのですが、結局28日から今朝までに届いたメールが全て消滅と相成りました。お心当たりの方、申しわけありませんが再送信をお願いいたします。
 この事について元木先生に申し上げたところ「PCとは奇怪な機械のことである」というご回答をいただきました。名言だと思います。さっそく、この言葉をプリントアウトしてPCデスクに貼り付けました。

 宇治の研究にも役に立つと思い、探していた森薀『平安時代庭園の研究』(永田文昌堂、1945年)をようやく手に入れることが出来ました。思文閣古書部にて購入。
 直接、出向いたところ、目下、ドイツで研究生活を送られている滋賀県立大学・京樂先生の、たしか茨城大学時代の教え子で、ここに勤めておられる中村さんがおいでになりました。そのような次第で、11月3日から開催される思文閣美術館の企画展(12月11日まで)の招待券を頂きましたので、お入用の方は研究室まで。
 なお、『平安時代庭園の研究』は期待通りの内容でした。 

Re: 学会・研究会、お疲れ様でした。

京樂真帆子@ドイツ・ボン
No.4227

 野口さん、みなさん、こんにちは
 今こちらはお昼です。ボン大学の日本文化研究所の図書室からアクセスしています。
 さて、思文閣の中村君は、私の赴任とはすれ違いで「幸いな」ことに私の教えを受けておりません。でも、「茨城大学関西支部」のメンバーでありますので、私との縁を切ろうにも切らせてあげません。
 ちょっとした訂正と、生きているぞ!の表明でした。

大盛会でした。

No.4228

土・日と古文書学会のお手伝いさんをしていた佐伯です。
初めて大会に携わらせていただきましたが、世評にたがわぬ盛況振りでした。
初日の講演・二日目の研究報告は受付に入っていたので、
両日ともに参加者は事務局の方々を含めると100名を越えており、当日レジュメを刷り増すほどでした。
高名な先生方も多数ご参加されており、豪華メンバーでの懇親会も非常に和気あいあいとしたもので、
元木先生の書かれていた古文書学会の良さは、そういったところからも実感されました。
その懇親会で、私も含めて実行委員全員が前で挨拶することになったにはビビりましたが(笑)。
(あとで元木先生にお伺いしたところによると、これは古文書学会の伝統なのだそうです)

で、今日が最終の古文書見学会だったのですが、これがまた最高でした。
上賀茂神社では、著名な頼朝関係文書など多数の中世前期史料をはじめ、記録類も含めて、多数の文書を見せていただきました。
京大博物館では、古文書類は中世中後期の史料を多数と、有名な長講堂領目録、また古記録として大御記と、永昌記は紙背文書を見せていただきました。
東福寺では、国宝の無準師範印可状をはじめ、元亨釈書の原本、九条道家惣処分状など、多数の重文を見せていただきました。
もうどれも本当に貴重な史料で、今日は素晴らしい一日だったと心底思います。
個人的には、以前自分の論文で取り上げた四条坊門賀茂別宮社に関係する史料の原本が見れたのがとてもうれしかったです。

はるばる東京から事務のために来られた石井先生をはじめとする中央大学のみなさん、
受け入れ校の先生として奮闘されていた井上先生・若松先生、
見学させていただいた上賀茂神社・京大博物館・東福寺の関係のみなさま、
見学会のコーディネイトをしてくださった杉橋先生・元木先生、
ほか、大会に携わった全ての方に、感謝の気持ちでいっぱいです。どうもありがとうございました。

中央大学の院生の方々は、この掲示板をごらんになっているそうで、
今日も夜は元木先生ご推奨の「南大門」に繰り出されるとのことでした(笑)。
みなさんどうもお疲れさまでした。今後ともどうかよろしくお願いします。

古文書学会は、来年は10月14・15・16日に熊本大学で開催されるそうです。
うーん、ぜひとも行きたいです。

盛会は正解だが、ボンは坊ではないという話

No.4229

>佐伯君
  学会にどしどし積極的に参加されるのは「大正解」だと思います。来年の熊本大会には当ゼミメンバーを大挙引率していってください。

>京樂先生
  ご訂正をありがとうございました。本当に世界中ネットでつながっていることを実感いたします。地球は狭くなりました。
 その一方、当地には「ボンの大学?・・・ひえっ!ドイツにはお坊ちゃんだけしか入れない大学がおますのんでっか?」(正当な大阪弁か不明?)などと仰る方がおられたりしますから、地球はまだまだ広いようです。
 冗談はさておき、ボン大学には日本文化研究所があるということで、さすがです。ヨーロッパで研究生活をされたことのある知人の談によると、主要な大学には日本史関係の史料もちゃんと揃っていて、日本に居る時以上に立派な論文が書けるとのことでした。
 そういえば、京樂先生は、かのカリスマ編集者さん御依頼の原稿を御地で脱稿させるご予定とのこと。となると、成算はありそうですね。こちらもなんとか頑張る所存ですから競争といきましょう。
 それにいたしましても、ボン発の京樂先生の日記ブログは、これから在外研究をしようとする人への指針になりますし、現在のドイツの大学事情を知る上でたいへん貴重です。
 この日記ブログ自体が一つの在外研究の報告書としての価値を有するものだと思います。
 恵まれた貴重な機会を生かされて、大いに御研究の実をあげていただきたいと念じております。

追記。

No.4237

追記です。
聞くところによると、杉橋先生は見学会だけではなく、大会運営全般にもご尽力されたとのことでした。
上の書き込みだと、見学会のことしかされていなかったように読めてしまうので、念のため。
杉橋先生、本当にどうもありがとうございました。

大盛会、ありがとうございました。

河辺隆宏
No.4238

はじめて書き込ませていただきます。
日本古文書学会事務局をやっております、中央大学大学院の河辺隆宏と申します。
佐伯さんの書込みに反応して、意を決して?書き込ませていただきます。
おかげさまで古文書学会大会は大盛況の内に終えることができました。大会運営にご尽力いただいた皆様に御礼申し上げます。

>佐伯さん
 三日間に渡って色々とお手伝いただきありがとうございました。皆様のお力添えのおかげで、受付や会場内の仕事を無事に終える事ができました。本当にありがとうございました。東京の方へお越しの際は是非一声おかけ下さい。今後とも宜しくお願いいたします。
 余談ですが、書込みの通りあの後「南大門」へ繰り出して、ネギタンガーリックその他を堪能してきました。暫く他の焼肉屋へは行けそうもありません(笑)

河辺さん、お疲れ様でした。

No.4248

河辺さん、事務&報告の一人二役、ほんとうにお疲れ様でした。
お互いになかなか行き来する機会は少ないかもしれませんが、また京都にもお越し下さいね。
「南大門」を予約してお待ちしております(笑)。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。