京都女子大学で日本史研究会大会。

No.4185

 プリンセスラインの赤いバス(今夏のゼミ旅行で鹿児島の街にもそっくりなバスが走っているのを発見)がオジサン・オニイサンたちで満員になっていたそうです。ちなみに、私はまだ乗ったことがありません。
 研究委員の山田先生、佐伯君、また、京女史学科の先生方をはじめ、大会の準備・運営に携わった皆様、お疲れ様です。
 初日は天候に恵まれませんでしたが、昼には鹿児島から有村さん・岩川君、名古屋から野口君、それに在京メンバーが研究室に集まってくれました。
 メンバーは出版社の割引販売で沢山の本を購入した模様(しばらく宴会は不可?)。
 ところで、当ゼミの出版物?である『紫苑』ですが、編集長山岡さんの御尽力で、国会図書館にISSNの申請をいたしました。2ヶ月ほどで番号の取得が叶うはずです。というわけですから、執筆者には是非とも気合いを入れていただきたいと思います。
 野口君からは例によって沢山のお菓子の他、研究室のマスコットにと愛地球博でお馴染みのキッコロのお手玉の人形をいただきました。野口君は京都検定1級に挑戦する由です。京都ではありませんが、そのうち彼には湖北の歴史案内をお願いしたいと思っています。
 大会会場で平泉中尊寺の菅野成寛先生からいただいた資料によると、衣川の接待館遺跡で大規模な二重堀が検出された由、詳細については先日平泉に行かれた前川佳代さんに御教示をいただきたいものです。
 なお、会場では久しぶりに杉橋先生や滑川さん・大根田君にお目にかかることが出来、また元木先生の御紹介で報告者の一人である横内裕人先生に御挨拶することがかないました。
 こうした大会に出てみると、1980年代、私が日本史研究会の部会にせっせと通っていた頃、まだ童顔の院生だった方々が今や学会の中堅を担っておられることを実感します。そのうち、当ゼミメンバーも・・・と楽しみにしております。
 
 ☆ 私の尊敬する現役の研究者のうちのお一人(僭越な言い方で恐縮です)である樋口州男先生から、御高著『日本中世の伝承世界』(校倉書房)を御恵送いただきました。
 国文学(軍記・伝承文学)を専攻されている方も必読です。さしあたり、『吾妻鏡』講読会に参加しているメンバーには第一部「中世文芸の伝承世界」の第二章「頼朝の死と橋供養」、山岡さんには第二部「絵巻・絵図の伝承世界」の第三章「伊予河野氏の史実と伝承」の御一読をお勧めしておきます。
 樋口先生にあつくお礼を申し上げます。

 ☆ 源義経の同母兄、乙若こと卿公円済(きょうのきみえんさい)と彼が戦死した墨俣合戦に関する論文の御紹介。
  佐々木紀一「『平家物語』「墨俣合戦」考」(『山形県立米沢女子短期大学紀要』第40号、2005年)

お疲れ様でした。

山岡 瞳
No.4187

今年の日本史研究会大会の会場は京都女子大学で行われることを知り、近くてよかったと思っていたのですが、雨のため(登り慣れていたはずの)女坂を登るのが大変でした。去年は確か台風の動きを気にしていたような気がします。
今回の大会報告は、ちょっと東洋史だった私にとっては興味深いものがありました。久々に京女の先生方にもお会いすることができ、とても懐かしく思いました。
大会の運営に携われた皆様、本当にお疲れ様です。

>野口先生
 本のご紹介ありがとうございます。伊予国出身であるにもかかわらず、地元の歴史には疎いため、これを機会に勉強したいと思います。

>紫苑執筆中の皆様
 締め切りだけは守ってください。

大会会場でお会いした前川佳代さんより、次回例会の参考文献である「都市平泉の構造」(『白い国の詩』2002)をいただきました。コピーをご希望の方は山岡までご連絡ください。前川さんわざわざありがとうございました。