速報・佐伯真一先生、角川財団学芸賞受賞!

No.4174

野口ゼミでもお馴染みの佐伯真一先生が角川財団学芸賞を受賞されました。昨夜、角川財団より学芸賞受賞のお電話があったとの由。学芸賞は平成15年の新設で、今回は三回目。第一回が『口語訳 古事記 完全版』の三浦佑介先生が本賞で、『芭蕉の方法』の宮脇真彦先生が奨励賞。第二回は瀧井一博先生が『文明史のなかの明治憲法』で受賞されています。担当編集者としては、心より佐伯先生にお祝い申し上げるとともに、出会いの場を作っていただいた野口先生にも御礼申し上げる次第です。

Re: 速報・佐伯真一先生、角川財団学芸賞受賞!

No.4178

 すばらしいですね。佐伯先生、おめでとうございます。石浜さんが担当編集者ということは、該当業績は『戦場の精神史-武士道という幻影』(NHK出版 2004年)ですね。石浜さんにもあわせて御祝いを申し上げます。
 これは、京都でもそれをネタに宴会をやれというお告げですかね・・・
〈何かといえば仕事をさぼって呑むことばかり考えている山田でした・・・(^_^;)〉

『戦場の精神史』の著者・編集者に乾杯!

No.4179

 佐伯先生、石浜さん、おめでとうございます。
 今日、尼崎市の公民館で義経の話をしたのですが、そこでもサムライ論に話が及んでしまい、日本人の文化的自己認識に占める武士理解の重要性に思いをいたしておりました。
 いずれにせよ、佐伯先生の『戦場の精神史 武士道という幻影』は、これまでの武士道論ないしはサムライ論の最高の水準を示すものであり、それが一般向けの書物の形で出版されたことに重要な意義があると考えます。
 最近の政治・社会的風潮を見ていると、「サムライは嘘つきだ」と黄色い帯が叫んでいるこの本こそ、これからの日本国民の教科書たるべきものだと私は心底思っております。
 このところ、佐伯先生をはじめとする国文学の研究者の方々に教えられるところ多大なものがあり、歴史学の研究会より軍記関係の研究会の方が面白いというのが今の私の正直な感想です(国文学の先生方の迷惑そうなお顔が浮かびますが、さもありなん)。今後、古典文学と歴史学の研究交流はいよいよ盛んになることでしょう。そのような場で、佐伯先生はますます御活躍下さるものと期待いたしております。
 当ゼミにとって佐伯先生は、国文学関係のメンバーの多くの大学の大先輩であるばかりでなく、私にとっても母校の先生であるという深い縁故がございます。今後とも宜しくお願い申しあげる次第です。

 >石浜さん  久しぶりのお書き込みが大変な朗報で、うれしい限りです。ムシのいい話で恐縮ですが、このことで負債を少しばかりでも帳消しにして頂ければありがたいのでありますが、如何?

Re: 速報・佐伯真一先生、角川財団学芸賞受賞!

No.4180

数日前に、家内が学校で借りてきたビデオを見ていました。
のぞき込むと、平家物語の解説で、なんと佐伯先生出演。
私は不埒であるので、内容よりも、佐伯先生の御頭に目が。
「あれ、佐伯先生、カツラだねえ」などと、述べてしまいました。
ところが、15年前のビデオだったのです。
私は、なんと、失礼なことを、と心の底から反省いたしました。
そういうくだらぬ我が家での一こまがあったので、
今回の受賞はほんとうにうれしいです。
あわせて、石浜さんがひさしぶりにご登場されたことも、
うれしいです。
山田先生、お祝い会、ぜひ京都でやりましょうねえ。

有り難うございます

佐伯真一
No.4181

石浜さん、皆様、有り難うございます。
本日、詳細な連絡のFAXもいただいたので、どうやら本当らしいです。
電話を頂いた段階では、どんな賞だかわかっていなくて、
せっかくお電話くださった方には申し訳なかったのですが、
いろいろとわかってきたら何とも過分なもので、恐縮しています。
編集者というより、幾分かは著者かもしれない石浜さんには、改めて感謝の一言です。
また、該当の拙著の「あとがき」にも書きましたが、
野口先生や近藤先生をはじめ、当掲示板の皆様には、さまざまなご教示を頂いたことは言うまでもなく、
それ以前に、そもそも拙著誕生のきっかけを作って頂いています。
改めて御礼申し上げる次第です。

ところで、えらく古いビデオを御覧になった美川先生。
原稿を見るために、うつむき加減になりがちな私に、
「先生、あんまり下向くと頭映しちゃいますよ!」と言う不埒なディレクターに脅されて、
私が必死で顔を上げてしゃべっていることまではお気づきではありますまい。ふっふっふ。
(いや、いばらなくてもいいのですが)。

Re: 速報・佐伯真一先生、角川財団学芸賞受賞!

No.4182

佐伯先生、受賞、おめでとうございます。また、私の名前まで出していただいて恐縮です。関東でもお祝いの会を開かなければなりませんね。