『吾妻鏡』講読と卒論・修論執筆、ほか。
No.4151
◇『吾妻鏡』講読の参考文献として以下の2論文を紹介します。
杉橋隆夫「執権・連署制の起源-鎌倉執権政治の成立過程・続論-」(『立命館文学』424~426)
折田悦郎「鎌倉幕府前期将軍制についての一考察-実朝将軍期を中心として-」(『九州史学』76・77)
岩田君・山本君、学部生の御指導、よろしくお願いいたします。
なお、講読会参加希望者は『吾妻鏡』(該当条のコピー)を各自用意の上、上記日時にL校舎3Fの宗教文化・研究所共同研究室にお出で下さい。
◇京大では既に修士論文の中間報告会が開かれた由。いよいよ卒論・修論執筆の山場の時期かと思います。論文というのは、田中さんの言われるように、書き始めると疑問続出となります。頭の中での構想は書き始めるとすぐに崩壊するものです。ですから論文は書き始めることが肝心です。
☆京都女子大学文学部史学科の稲本紀昭先生から、先生が執筆・編集を担当された『三重県史資料叢書Ⅰ 中世神宮関係史料 補遺』を数冊いただきました。収録されている「文永三年遷宮沙汰文」の紙背文書には越前国足羽御厨関係の文書があります。すでに希望者に配布いたしましたが、ゼミメンバーで欲しい方がおられましたら、御連絡下さい。先着順です。
なお、稲本先生に、あつくお礼を申し上げます。
☆本日、鎌倉国宝館館長の三浦勝男先生(忘れもしない1972年夏、私が博物館実習をしたときには学芸係長をされており、多々御迷惑をおかけしました)から、新刊の御編著『鎌倉の地名由来辞典』(東京堂出版)の御恵送をいただきました。
また、学振特別研究員の吉田賢司さんから、御高論「在京大名山名氏による医徳庵召還活動」(『日本歴史』688)・「書評 清水克行著『室町社会の騒擾と秩序』」(『史学雑誌』114-7)を御恵送いただきました。
三浦先生・吉田さんにあつく御礼申し上げます。
☆10月1日(土)の歴史グループ早雲の講座 18:15~於:ラボール京都
テーマ:「頼朝と義経」
講 師:前川佳代(京都造形芸術大学・花園大学非常勤講師)
前川さんはKissポート財団特別連携講座(協力:花園大学)の京都学講座でも10月5日(水)に「義経と京都─義経が最も輝いた瞬間<とき>」という講演をされるそうです(会場/東京都港区高輪区民センター区民ホール・時間/14:30~16:00・入場無料・申込みは京都館(03-5562-0041)まで。)。
稲本先生の
No.4155
野口先生、ご無沙汰しております。臨川の薗田です。
恐れ入りますが、稲本紀昭先生編集の『三重県史資料叢書Ⅰ 中世神宮関係史料 補遺』、まだございましたら、分けて頂けませんでしょうか…