夏の勉強会について(日程など)

No.3990

 先日お伝えした、夏の勉強会の日程をお知らせします。

 日程は、9/10(土),12(月),13(火),14(水),の四日間です。
 各日とも、13:00~開始予定、共同研究室で行います。

 9/10(土):「保元新制」史料解釈(『平安遺文』2876、2851)
 9/12(月):「保元新制」研究史整理
 9/13(火):「文覚起請文」史料解釈(『平安遺文』4892)
 9/14(水):「文覚起請文」研究史整理

 ※研究史整理については、どの論文をどのように扱うのかまた後日お伝えします。ご了承ください。

参考文献について

No.3992

以前挙げた参考文献を、みなさんから頂戴したご意見も交えつつ再掲します。

>保元新制
  水戸部正男『公家新制の研究』創文社.1961.
  棚橋光男『中世成立期の法と国家』塙書房.1983.
  五味文彦『院政期社会の研究』山川出版社.1984.
  今正秀「保元荘園整理令の歴史的意義-平安後期荘園整理政策をめぐる政府と権門-」『日本史研究』378.
  佐々木 文昭「公家新制についての一考察-保元元年新制から建久二年新制について」『 北大史学』19.1979.
  鈴木敏弘「保元元年新制と荘園整理」(中野栄夫編『日本中世の政治と社会』)
  遠藤基郎「院政の成立と王権」『日本史講座3中世の形成』東京大学出版会.2004.
  下郡剛「御白河院政期新制の基礎的考察;保元年間から承安年間にかけて」『立正史学』87.2000.

 >文覚と神護寺
  西岡虎之助『荘園史の研究』岩波書店.1953.
  上横手雅敬「院政期の源氏」(『御家人制の研究』)
  赤松俊秀「文覚説話が意味するもの」(『平家物語の研究』)
  山田昭全「僧文覚略年譜考」(『立教大学日本文学』12)
  平雅行「中世寺院の暴力とその正当化」(『九州史学』140)

調整ありがとうございました。

No.3995

>岩田君  日程調整や報告者の依頼など、ありがとうございました。せっかくの機会ですから、実り多い勉強会にしてください。
 なお、保元新制に関する参考文献として下記を追加いたします。
 
 飯倉晴武「「武者の世」の到来」(橋本義彦編『古文書の語る日本史2 平安』筑摩書房)

☆ 共同研究の件ですが、「摂関家」と「宇治」をキーワードにしたテーマに落ち着きそうです。考古学の大原瞳さんにも参加していただけると有難いのですが。
 なお、具体的なことについて、さらに御意見をいただきたいと思います(とくに国文の方から)。