元木先生の新稿の紹介。さらに【追記】

No.3878

 元木先生の新稿「源平争乱と播磨」が明石中世史編纂委員会『講座 明石の中世史 戦乱に揺れた明石』(明石市教育委員会)に収録されています。
 昨日、元木先生より『台記』研究会の席上で本稿抜刷を拝受いたしました。
 福原遷都の前提としての平家と播磨の関係や梶原景時による播磨支配など、例の如く読者の頭の中を整理してくれる御論稿です。『平家物語』を研究対象にされている国文の方も必読です。

 * 迷惑メール、一時は減少したのですが、やはり跡を絶たないようです。削除のために対象とするメールを指定しただけで、直接おかしなサイトに繋がってしまうようなケースもあります。この掲示板にアドレスを書き込んでも暗号化されるので心配ないとのことですが、また、対策について鈴木君に御教示を願いたいと思います。

【追記】
 ☆ 昨日の『台記』研究会で辻君の担当されたところに出てきた若狭局 =平政子=平正盛女説は西井芳子「若狭局・平政子」(角田文衞博士古稀記念『古代学叢論』古代学協会、昭和58年)・同「若狭局と丹後局」(古代学協会編『後白河院 動乱期の天皇』吉川弘文館、平成5年)に展開されています。たしか、のちに、この説に対する異論が発表されたはずなのですが、思い出せません。御記憶の方、お教え下さい。

 ☆ 山川出版社の『歴史用語変換辞書 Ver.3』を導入しました。年代が和暦・西暦対応で変換でき、日本史関係の固有名詞もすぐに変換できるのでなかなか便利。原稿執筆が捗りそうです。同業の皆さまにお勧めいたします。価格は6,300円。

湯浅治久『中世東国の地域社会史』刊行

No.3881

 私が千葉で千葉氏をはじめとする地域史の研究をすすめていた頃、たいへんお世話になり、いろいろと学術的な刺激を与えてくださった湯浅治久先生(市川市歴史博物館)の新しい論文集が岩田書院から刊行されました。中世東国社会に関心をお持ちの全ての皆さんに、お勧めしたい素晴らしい一冊です。
 御恵送いただいた湯浅先生にあつく御礼申しあげます。

 一昨日、本学史学科の稲本紀昭先生より御高論「北畠城館趾をめぐる問題」(『京都女子大学大学院文学研究科研究紀要 史学編』第4号 抜刷)を拝受。また、本日、愛知学院大学の福島金治先生より御高論「鎌倉松谷正法蔵寺小考」(『年報中世史研究』第30号)、三浦一族研究会より『三浦一族研究』第9号(村井章介「西国の三浦氏」など掲載)を御恵送頂きました。あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 本日午後、ML催促に応じて、研究室に山内さん・立花さん・尻池さんがお見えになり、一生懸命に仕事をしてくださいました。ちなみに、東京ゼミ旅行の直前に発生した某事件を彷彿とさせるような面白い事件もありました(詳細は山内さんに聞いてください)。
 そして、仕事が一段落したあと、三人の将来の展望について長談義に及びました。
 田中さんを筆頭とするゼミ先輩の皆さん、悩める後輩たちに機会あるごとによきアドバイスをお願いいたします。