入間田宣夫編『東北中世史の研究』刊行

No.3801

 入間田宣夫先生の東北大学御定年を期して、30人近くの先生ゆかりの第一線の研究者の方たちによる論文集(もちろん入間田先生御自身の御高論「北奥における地頭領主制の展開」も収録)が上・下二巻の形で高志書院より刊行されました(上巻・下巻とも各本体7300円)。
 収録された論文のテーマは多岐にわたりますが、当ゼミメンバーの関心を呼びそうなものをあげておきます。
 丸山仁「奥州平泉と京」、遠藤基郎「平泉藤原氏と陸奥国司」、布谷陽子「長講堂領の変遷と出羽国大泉庄」、岡田清一「中世南奥の海運拠点と地域権力」、若林陵一「近江国蒲生下郡における本佐々木氏一族と長命寺」(これは山内さん必読)、白根靖大「中条家文書所収「桓武平氏諸流系図」の基礎的考察」(これは前川さんと私でしょう。また、当掲示板で議論された例の「清原貞衡」がポイントになります)
 この論文集2冊、本日、入間田先生より御恵送いただきました。あつくお礼申し上げる次第です。

 また、脇田晴子先生より御高著『能楽の中の女たち』(岩波書店)を御恵送たまわりました。あつくお礼申し上げます。

 滋賀県立安土城考古博物館の山下立先生から、御高論「「戦国・安土桃山の造像-仏像彫刻・懸仏編-」展覧会図録補訂」掲載の同館『紀要』第13号を御恵送いただきました。あつくお礼申し上げます。
 ちなみに、山下先生と奥様の隅地さんとは、山田ちさ子さん同様、かの平安時代史事典編集室で同じ釜の飯を食った仲間です。あの時同室だったみなさんは、目下、隅地さんがダンサー・振付師として国内外で御活躍なのをご存じでしょうか?
 そういえば、隅地さんは事典の仕事をされていた頃、同志社で国文学を専攻する院生でしたから、田中さん・門屋君の先輩にあたるわけですね。

 ☆ 山下先生からのお誘いもいただきましたので、安土城考古博物館に、今度みんなで行きましょう。安土城天守閣上層部の復元は圧巻ですし、近くには安土城跡・観音寺城跡・桑実寺があります。キャッチボールも出来ますね。周囲は佐々木氏関係の史跡だらけですから、山内さんにはおおいに楽しんでもらえるはずです。

 ☆ 6月4日の書評会、関西圏の大学院生の方など、平家や福原に関心をお持ちの方々の御参集をお待ちいたしております。

 ☆ 門屋君からのメッセージの通り、ゼミ旅行についても、そろそろよろしくお願いいたします。八井君、よろしく。鹿児島でいけそうなら、新地さんからもいろいろ情報を頂けることと思います。

 ☆ 京都文化博物館で6月4日~7月18日の会期で開催される特別展「京の優雅~小袖と屏風~」の招待券(映像ホール・常設展も見られます)を友人からいただきました。ご希望の方には差し上げますので、お申し出下さい(数に限りあり=先着順)。 

義経展チケット

No.3807

 この前の講演のご褒美?として、兵庫県立博物館の五十嵐先生から招待券を多数頂戴しました。ご入用の方は御連絡ください。
 明日、大変な会議です。
 明後日、一日中東奔西走です。
 4日。生きていたら行きます。
 心身ともに破裂寸前です。

「忙中忙のみ」ですね。

No.3809

 元木先生、昔は「忙中閑あり」などと言っていられましたが、本当に職位の上からも、世代的にも大変な忙しい時期にさしかかっているのだとお察しいたします。
 近年の大学研究者に賦課せられた事務的な仕事の繁忙さはもとより、そもそも研究者というのは天職たる本業に於いて特に所定労働時間が定められているわけではありませんから、真摯に頑張ると意欲はあっても身体が追いつかなくなってしまいます。「くれぐれも御自愛下さい」というセリフには空しさを感じざるを得ませんが、なにしろ4日に元木先生のお元気なお姿を拝することを楽しみに致しております。
 翌日は3週間ぶりの休日ですから、大いに論じ、語り、お飲み下さったうえで、これまでのお疲れを払拭していただきたいものと存じております。
 
 ☆ なお、書評会・懇親会の参加希望の方は、山内さん・山岡さんか、私でも構いませんからお早めに御連絡下さい。

参加します!

No.3811

書評会・懇親会とも参加させていただきます。古代文化の該当号を電話注文して取り寄せ、暇をみつけては読んでおります。当日、愉しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。
元木先生、美川先生にもお久しぶりにお会いできるのを愉しみにしております。元木先生、当日ご無事でいらっしゃることを祈念しております。

お待ちいたしております。

No.3814

 石浜さん、「その後」のことを心配いたしておりましたので、御上洛いただけると聞いて大変うれしく思っております。とても心配していた山田先生や、久しぶりの当ゼミメンバーもお目にかかるのを楽しみにしております。もちろん、新たに御紹介したい方もおられます。
 ちなみに、ほんの先ほどミネルヴァで『北条時政』を担当してくださる編集者の方から電話をいただきました。いよいよせっぱ詰まってきました。

 ☆ 書評会・懇親会参加のみなさんへ
 『古代文化』4月号、特輯「平家と福原」掲載論文は、自分に関心のあるものだけでも構いませんから、ぜひ事前に読んでおいて下さい。書評会ではとくにレジュメなどは用意いたしません。
 なお、山内さんにメールが届かないという人がおられますが、どうもお住まいの電波状態が悪いのが原因のようです。できるだけ、ケータイではなくパソコンの回線を利用してください。

 >山田先生
 研究発表については、レジュメの御用意をいただければ幸いです。すこし早めに来ていただければ、印刷はこちらで致します。現在の所、出席者数は20名強です(あっ、レジュメどころか椅子の心配が発生しそうです)。

書評会、近付く

No.3815

書評会、近付いてまいりました。緊張緊張・・・

>元木先生  お察し申し上げます。私も現在、大学内の「火中の栗」を押しつけられる羽目に陥ってしまい、アップアップしています。ぜひ無事に切り抜けられることを祈っております。なんといっても、元木先生の情熱的なお姿に触れさせていただけるだけで、こちらも元気になれるような気がします。

>野口先生
 >>「『福原京』の都市構造」(山田邦和)⇒野口先生
 >>「伊勢平氏と屋敷(伊藤裕偉)」⇒野口
というふうに書かれていますが、ということは、野口先生から拙稿にもコメントをいただけるということですか?

>石浜様  お目にかかれることを楽しみにしております。どうかよろしく。

追悼・山下秀樹氏

No.3816

 >山田先生
  山田論文は野口先生、伊藤論文は野口が一言でもコメントするということです。山田先生のコメントを担当するのは野口先生で、私ではありません。

 今日、6月2日は、京都文化博物館でわれわれの同僚だった山下秀樹さんの命日でしたね。博物館に行くと「やぁ、野口さんじゃないの」と、あの髭の笑顔で声をかけてくれそうな思いに駆られます。もう3年も過ぎてしまいました。

野口先生は野口先生

No.3817

野口先生は野口先生であって野口先生ではない???

あっ、そうか! わかった! そういうことか!

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  ハハハハハハ
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追伸  山下秀樹さんのこと、今でも懐かしく思い出します。本当にいい人でした。あんなに早く逝ってしまわれるなんて、残念としかいいようがありません。もう三年もたつのですね・・・・