研究所公開講座ポスター完成。

No.3778

 研究所公開講座のポスターが出来上がり、各方面に送付を始めております。

◇◆◇京都女子大学 宗教・文化研究所公開講座◇◆◇
     『平家の本拠・平家の鎮魂』(シリーズ 東山から発信する京都の歴史と文化⑦ )
 
    「「六波羅」から中世を考える」
       東京大学史料編纂所助教授 高橋 慎一朗 氏
  
   「小宰相の局と「耳無し芳一」伝承―いくさ語りから江戸怪談へ―」
       京都精華大学教授 堤 邦彦 氏
  
   日時 6月25日(土)13:00~14:30・15:00~16:30 終了17:00

   場所 J525教室(京都女子大学J校舎5F・市バス馬町バス停下車 東へ徒歩約5分)

 ※ ゼミメンバー諸姉兄、準備作業および当日の受付など、御助力をよろしくお願いいたします。機器担当の鈴木君、頼りに致しております。なお、録音テープ起こしのアルバイトを希望する人は申し出て下さい。
  終了後、例によってゼミ主催の懇談会と懇親会を開く予定です。
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 ☆ 瀬野精一郎先生から、新刊の御高著『足利直冬』(吉川弘文館・人物叢書)を御恵送いただきました。
 興味津々の人物の伝記です。瀬野先生にあつく御礼を申し上げます。

源為朝・義経などを祭神とした神社。

No.3779

 九州大学大学院の高野信治先生より、科学研究費による研究『民俗神や民族神との関係分析を通した近世武家権力神の基礎的研究』の研究成果報告書および御高論「『葉隠』に関する一考察-その思想形成の諸契機をめぐって-」(『九州文化史研究所紀要』第40号)・「給人領主の知行地「御下」について-佐賀藩神代鍋島氏を素材に-」(『福岡工業大学研究論集』第24巻第1号)を御恵送いただきました。
 研究報告書の「Ⅳ.武士神格化分類データ」には源氏関係・平氏関係・曽我兄弟関係・南朝方関係などの武士が祭神として祀られている全国の神社が網羅されていて、実に貴重です。これは、国文学関係の研究に大いに役に立つ資料になると思います。小生、鹿児島に住んでいた頃、串木野のあたりを車で走っているときに「為朝神社」という額のかかった鳥居を見たことのあるのを思い出しました。
 武士論を日本文化論の中に位置づけるには、まず中世~近世全体を見渡した武士像の把握が必要です。高野先生のお仕事から多くのことを学ばせていただきたいと思います。 
 高野先生に、あつく御礼を申し上げます。

☆ 「御台様」こと当ゼミ代表:山内梓さんのパソコンが、ようやくインターネット接続復旧を果たしたとのことです。ゼミメンバーは、山内さんのアドレスを各自ご確認下さい。
 また、山内さんには、北条政子のごとく大いに「御家人」いや「ゼミメンバー」に指令を発してくださいますように、お願い申しあげます。恐惶謹言

☆ 山田ちさ子さんのHP「平安京探偵団」のアクセスが50万を超えました。驚くべき数字です。もはや商業目的に使えるレベルです。いうまでもなく、内容がすぐれているだけに社会に対する文化的貢献は多大なものがあると思います。
 それにしても、そのトップページに掲載していただいているにもかかわらず、復刊ドットコム『坂東武士団の成立と発展』は停滞。一方、『平安時代史事典』はいよいよ交渉開始でしょうか?(山田先生が投票100票目を狙っておられる由)。

☆ 書き込むのを失念していましたが、5月15日(日)付、朝日新聞読書欄に掲載された、二宮宏之著『マルク・ブロックを読む』(岩波書店)に対する柄谷行人氏の書評は、まさに「我が意を得たり」の内容で、山岡さん(もと丸善アルバイト店員さん)にお願いして、さっそくその本を買ってきていただきました。
 ゼミメンバー諸姉兄(とくに歴史学の院生)には御一読をお勧め、いや、「強制」いたしたいと思います。

ありがとうございます

No.3780

野口先生、過大なお褒めのことば、ありがとうございます。
先生がこちらの掲示板で宣伝くださる効果が絶大だと思っています。
山田は見事、平安時代史事典復刊投票の100票目をゲットして、意気揚々として東京の考古学協会大会へ向かいました。
次は先生の『坂東武士団の成立と発展』ですね!

『延慶本平家物語全注釈』、研究室でぜひともみせてくださいませ。

研究所公開講座チラシも完成。

No.3782

 ポスターを縮小する形で公開講座のチラシ(B4サイズ)を作りました。ゼミメンバーは適当な枚数を持ち帰って宣伝をお願いします。

 ☆ 宗教・教育センターの広報紙『芬陀利華』に拙文を掲載していただきました。例によって「手配写真」付きです。ゼミのみなさんのことにも些か触れておりますので、興味のある(心配な)方はご覧になってみて下さい。

 ☆ 本日の京都新聞・朝日新聞(地方版)に、宇治市街地遺跡の発掘調査成果についての記事があり、掲載された写真には、出土した近世の陶磁器とともに笑顔の大原さんが写っています。

 ☆ 吉田賢司君から御高論「書評・小谷利明著『畿内戦国期守護と地域社会』」(『日本史研究』512)、野口華世さんから御高論「『安楽寿院文書』にみる御願寺の構造-「安楽寿院文書」の翻刻とその検討-」(東京都立大学『人文学報』357)・「安楽寿院と高倉家-東京大学史料編纂所所蔵「安楽寿院文書」の紹介-」(『東京大学史料編纂所研究紀要』15)をいただきました。あつくお礼申し上げます。
 歴史学界における野口華世さんをはじめ、このところ、マラソンといい千円札といい、「野口」一族の活躍はめざましいものがあります。洋平君も小生もあやかりたいものですね。

 ☆ 東京文化財研究所の津田徹英先生から先生と青山学院大学の院生7名の方たちによる「<美術史料紹介>東寺観智院金剛蔵本(建武二年写)『諸説不同記』解題」掲載の青山学院大学史学会『史友』37を御恵送いただきました。
 青山学院大学大学院における津田先生御担当の「日本芸術史研究」の成果との由。青学で学部生時代に『史友』の編集を担当し、大学院では日本史の一期生だった小生としては、『史友』のステイタスアップ、後輩たちの活躍という点からも嬉しい贈物です。津田先生にあつくお礼を申し上げる次第です。