次回、吾妻鏡の講読につき

No.3750

 次回の『吾妻鏡』講読会ですが、吾妻鏡の講読は一旦お休みにして、久しぶりに岩田の当番で古文書を読んでみたいと思います。

 日時:5月16日(月)・15時半~
 場所:共同研究室
 内容:古文書の読解(主に「奉書」形式の文書を扱う予定です)

 毎度のことですが、講読にお付き合いいただける方(メンバー)も随時募集しております。

昨日の例会は充実していました。

No.3753

 昨日は『百錬抄』の講読会で、清盛の葬儀の際に最勝光院から今様の声が聞こえてきたというあたりを読んだ後、例会が開かれ、京大院MCの辻浩和君が「後白河院と都市民」という研究発表をされました。まさしく学際的且つじつに興味深い内容で、このような発表ですと歴史・国文と専攻が異なってもおおいに生産的な議論が展開できると思いました。辻君にあつくお礼を申し上げます。
 例会には久しぶりに山本兄もお出でになり、また門屋君も阪大から駆けつけてくれ、佐伯君の例の如き適切なコメント、長村君の名?司会、田中さんの間髪入れぬつっこみ、岩田師範の教育的配慮・・・等々もあって大変充実したものになりました。楽しく過ごさせていただき、ありがとうございました。
  
 ☆ 国文学研究資料館の田渕句美子先生から、御高著『物語の舞台を歩く 十六夜日記』(山川出版社)および御高論「『物語二百番歌合』の方法」(『源氏研究』9)・「『新古今和歌集』序の成立」(『文学』4-2)・「『物語二百番歌合』の成立と構造」(『國語と國文學』81-5)・「鎌倉時代の歌壇と文芸」(近藤成一編『日本の時代史』9、吉川弘文館)、「阿仏尼の『源氏物語』享受」(『国文学「解釈と鑑賞」別冊 源氏物語の鑑賞と基礎知識』)・「歌合の構造」(兼築信行・田渕句美子編『和歌から歴史を読む』笠間書院)、座談会「源氏的なるもの」(『文学』4-4)抜刷を御恵送いただきました。
 また、国立歴史民俗博物館科研協力員の菱沼一憲先生から、御高著『源義経の合戦と戦略』(角川選書)および御高論「源義経の挙兵と土佐房襲撃事件」(『日本歴史』684)・「中世海老名氏について(3)」(『海老名市史研究』15)・「大河ドラマ『義経』を観て思うこと」(『本の旅人』5月号)抜刷を御恵送いただきました。
 田渕先生・菱沼先生にあつくお礼を申し上げます。

 >佐伯真一先生 『古典遺産』掲載の大津論文のコピー、拝受いたしました。御多忙の所、ほんとうにありがとうございました。

例会

田中裕紀
No.3754

 昨日の辻さんの発表、質疑共に本当に楽しく聞かせて頂きました。
「後白河院と都市民」と題された今回の発表が、今後どんな風に展開・発展していくのかとても楽しみです。
 例会の前に『百錬抄』の講読にも途中参加しました。仕事を始めて、研究発表を聞いたり本を読んだりする事が以前よりも楽しく感じられます。苦手な史料読みすら楽しい。何とか時間を作って、出来るだけ勉強したいと思います。