中世文学会シンポジウムのお知らせ

佐伯真一
No.3617

突然ですが、中世文学会の創設50周年記念シンポジウム「中世文学研究の過去・現在・未来」のお知らせをさせてください。隣接諸分野にも関わって、多彩な内容になると思います。一般来聴歓迎ですので、ぜひお越しください。

5月29日(日曜)於青山学院大学
 分科会(九‥三〇~一二‥三〇) 
第一分科会「中世文学と資料学―学問注釈と文庫をめぐる」
(コーディネーター)名古屋大学 阿部泰郎氏
中世の冷泉家の蔵書をめぐりて  京都府立大学 赤瀬信吾氏
称名寺聖教と金沢文庫蔵書の歴史的意義 金沢文庫 西岡芳文氏
地域寺院と資料学        信州大学 渡辺匡一氏
(コメンテーター)和光大学 山本ひろ子氏
   東京大学 月本雅幸氏
 第二分科会「中世文学とメディア、媒体―絵画を中心に」
(コーディネーター)立教大学 小峯和明氏
文学メディアとしての『十界図屏風』と『箕面寺秘密縁起絵巻』 
学習院女子大学 徳田和夫氏
絵画史料と文学史料     武蔵大学(非常勤) 斉藤研一氏
室町時代の政権と絵巻制作―「清水寺縁起絵巻」と足利義稙の関係を中心に―
大和文華館 高岸 輝氏
(コメンテーター)金沢美術工芸大学 太田昌子氏
   広島大学 竹村信治氏
第三分科会「中世文学と身体、芸能―世阿弥以前、それ以後」
   (コーディネーター)大谷女子大学 小林健二氏
南都寺院の儀礼・芸能と形成期の猿楽能―世阿弥以前の身体を考える
国立歴史民俗博物館 松尾恒一氏
芸能の身体の改革者としての世阿弥   東京大学 松岡心平氏
室町後期の芸能と稚児・若衆    大阪学院大学 宮本圭造氏
(コメンテーター)東京大学 五味文彦氏
   早稲田大学 竹本幹夫氏
学習院大学 兵藤裕己氏
第四分科会「中世文学の人と現場―慈円とその周辺」
(コーディネーター)金沢大学 山本 一氏
歌壇における慈円―承元期以降を中心に― 国文学研究資料館 田渕句美子氏
慈円から慶政へ―九条家の信仰と文学における継承と展開―   天理大学 近本謙介氏
慈円の住房               京都大学 山岸常人氏
全体討論(一三‥三〇~一六‥〇〇)(司会)東京大学 三角洋一氏
山形大学 菊地 仁氏

Re: 中世文学会シンポジウムのお知らせ

No.3619

>佐伯先生  お久しぶりです。入試問題の件ですが、青学から、学長名の挨拶状と500円の図書カードをいただきました。そして、つい昨日、例の赤本屋さんから、掲載許可依頼が届きました。今度は印税・千数百余円でした。
 
 中世文学会のシンポジウム、いずれの分科会もすごい豪華メンバーですね。それぞれの会場は正門あたりに掲示されるのでしょうか。
 長村君など、第四分科会には是非行きたいところでしょう。門屋君は恩師がコメンテーターをつとめる第三分科会でしょうね。
 じつは小生、この前日に横須賀市で「三浦氏と京都-義経の時代を中心に-」と題する講演をさせていただく予定があり、ちょうど関東におりますので、行きたいとは思うのですが、たしか28・29の両日は歴史学研究会大会も行われておりまして、やはり職務上?歴史の方に行くべきかなどと悩んでおります。
 結局、起床後の体調の都合に合わせて、宿泊先に近いところなどという安易な結果に落ち着きそうです。

Re: 中世文学会シンポジウムのお知らせ

美川圭
No.3620

佐伯先生、ご無沙汰しております。
中世文学会シンポのおしらせ、ありがとうございます。
うーん、困りましたねえ。これだけ、4分科会に分かれ、
どれも聞きたい。
とくに私の興味からすると、第一と第四でしょうか。
分科会に分かれて午前中の報告があったあと、
全体討論が午後あるということでしょうか。
聞いている報告がちがうと、いったい全体討論、
どういう風にされるんでしょう。

補足説明

佐伯真一
No.3624

野口先生、美川先生、さっそく熱心な反応、有り難うございます。
当日、大学の教室の大部分は、いつもの日曜日のように、
どこかよその団体に貸し出すようで、シンポジウムは9号館だけでやります。
教室の割り振りは、発表者の方々の機器の使用の都合と、参加者(会員)の人数を見て決め、当日、会場付近に貼りだそうと思っています。
また、午後の全体討論は、各分科会のコーディネーターが今度はパネラーの形になってまず15分ぐらいずつ分科会について報告、
その後、質問票などを利用しつつフリー・トーキングといった形になろうかと思います。
宗教史・美術史・芸能史など、かなり多くの分野にまたがりつつ、「文学研究とは何か」という問題に関わる議論になりそうで、
また、コーディネーターやパネラーが、だいたい団塊の世代から下ぐらいですので、
一言言わねばならじと手ぐすね引いている大家も何人もいらっしゃることと思います。
どんな討論になるか、ちょっと予測できません。
是非、生の現場をご覧いただきたいと思います。
いつもよりはお金をかけたポスターも、昨日発送しました。
あちこちで話題にしていただければ嬉しく存じます。

Re: 中世文学会シンポジウムのお知らせ

No.3627

行きます、行きます、行きます。どれにしようかな、困っちゃう状態です。こういう場合、飲み屋なら、素直にお勧めはどれですかと訊くのですが、今回は……。

Re: 中世文学会シンポジウムのお知らせ

No.3628

慈円がテーマとは。しかも、横須賀市で野口先生のご講演があり、歴史学研究会の大会まで。すごい二日間ですね。
いずれも是非行きたいのですが、諸々の事情と相談して、しばらく悩むことになりそうです・・・