紫苑

天理大学研究生 大原瞳
No.3613

野口先生
 ご無沙汰しております。天理大学考古学専攻研究生大原瞳です。
 この度は紫苑をいただき、ありがとうございました。
 ますます興味が沸き、大学で文献等の講義を聴講してみようと思いました。
 来週より新現場が始まります。もしお時間あれば現場にお越し下さい。

山岡さん
 紫苑、ありがとうございます。字がとても綺麗ですね。花粉症は治りましたか?
 私は現在手続き中ですが、同大の聴講生になる予定です。これからもよろしくお願い  します。

宇治のエキスパートを目指してください。

No.3615

>大原さん 先日も申しましたように是非、宇治のエキスパートを目指してください。
 『佛教藝術』279号の特集「宇治の考古学・藤原氏別業の世界」を読んで、考古学の最新の知見を得ることが出来ましたが、宇治については文献史料もじつに豊富です。おそらく、文献からの研究が進められて考古学の成果と整合させる作業が進められれれば、平泉や鎌倉に匹敵するような(あるいは、それ以上の)成果が上がるものと考えられます。
 宇治市では立派な通史が出されていますが、史料編はありません。本格的な研究はこれからだと思います。幸い元木泰雄先生が忠実期の摂関家を複合権門と評価され、その拠点としての宇治の再評価を試みようとされておられますし、「権門都市」の概念を提示された美川圭先生も宇治には大いに関心をもっていらっしゃいます。
 鎌倉では、岡陽一郎氏のように、本来文献史学が専門の研究者が発掘を担当して大きな成果をあげています。関西でも、平安京・京都さらに福原などで、山田邦和先生が文献史学に越境して御活躍なのはよくご存じの通りです。
 宇治の市民であり、研究者の卵として前途洋々たる大原さんには、考古学と文献史学を総合しうるような実力を身につけていただいて、「権門都市」宇治研究のエキスパートに成長していただきたいと期待しています。ご近所の誼(岩田君と同じ町内)でおおいに応援いたします。
 ちなみに、小生も同志社で↓のような講義を担当しています。

http://syllabus.doshisha.ac.jp/syllabus/html/2005/5121180.html

 京女のゼミでも『百錬抄』や『吾妻鏡』の講読会がありますし、例会では院生クラスの溌剌たる研究報告もなされていますから、こちらにも、どうぞ御参加下さい。
 新しい現場はどちらでしょうか。渡辺貴代さんも一緒でしょうか?
 浜中邦弘先生に、よろしくお伝え下さい。

木幡民です

No.3621

>大原さん はじめまして。野口先生にもご紹介いただきました、関西学院大学博士課程の岩田です。宇治市木幡南山(東宇治高校の近く)に住んでいます。
 先日は市民会館の講座にも伺いたかったのですが、機会を得ず残念でした。院政期の頃を中心とした宇治の都市的機能に注目が集まっているという話を伺うにつけ、地元に対する関心だけは高めておりますが、勉強はまだまだこれからです。

 ところで、このところ引きこもり気味の生活をしていたのですが、京橋ツインタワーの古本市でこんなことがありました。↓

http://2next.net/swf/R3_temp.swf?inputStr=%96%EC%8C%FB%8E%C0%81w%92%86%90%A2%93%8C%8D%91%95%90%8Em%92c%82%CC%8C%A4%8B%86%81x%83Q%83b%83g%81I

お買い上げ恐縮です。

No.3623

 岩田君、拙著をお買い上げ下さってありがとうございました。いくらで売られていたのか。どこから流れてきたのか。知りたいところです。
 正誤表を作ってあるので差し上げます。忘れたら請求してください。また、この本の書評は、元木先生が『日本史研究』に、峰岸純夫先生が『歴史学研究』にお書き下さいました。
 ちなみに『坂東武士団の成立と発展』(>山田ちさ子様 「展開」ではなくて「発展」です)と同様にこの本も早々に絶版となっています。そして同じ様に、本を出してくれた出版社もなくなってしまったようです。もうとっくに、第三論文集を出せるだけの蓄積が出来ているのですが、どこからもお声がかからないのは、その所為でしょうかねぇ?
 しかし、パソコンを使うと、このような芸当が出来るのですね。岩田君、君は使える!
 ところで、拙宅も東宇治高校から徒歩5分のところにありますから、そのうち大原さんと岩田君とで連れだって遊びに来ませんか?
 「木幡歴史学会」でも立ち上げましょう。 

>山田先生  イメージも「ハハハハハ」と笑っているように見えます。 

すみません!

No.3626

☆野口先生、たいへん失礼いたしました。
先生の本のタイトルを間違うなんて、なんたる不手際。
さっそく訂正(._.)φ

☆大原さん はじめまして。山田ちさ子と申します。
ぜひ講読会でご一緒いたしましょう。

☆山本さん 吾妻鏡、今年度もよろしくお願いします。
☆山内さん 水曜日は仕事なので残念ながら参加できませんが、がんばってくださいね。

木幡歴史学会お茶くみ係

No.3631

>大原さん くだらないネタでおさわがせしました。
>山田邦和先生 シンプルに受けて下さってありがとうございます。大笑いして下さった山田先生を拝見したかったです。
>野口先生 「ルパン三世風タイトルメーカー」というページ
http://2next.net/swf/R3_temp.html
から、このような小細工ができますよ。じつはあんまり難しくないので、先生もルパン三世風に語ってみてください。

 『中世東国武士団の研究』ですが、京橋ツインタワーの古本市で恠異学会の戸田さんが見つけられたのを岩田が聞いて、その翌日に入手しました。どこの古本屋さんが出品していたのかは、伝票をむしり取られてしまったのでおぼえていません。すみません。
 お値段は3000円でした。破格の安さです。
 第Ⅰ部第1章・第2章と第Ⅳ部第1章、索引の平国香・維幹・繁盛・致光といったところに激しく赤ペンの跡がありますから、以前の持ち主さんは平氏に興味をお持ちだったのでしょうか。本自体は全体的にきれいです。

 ちなみに、同じ古本市で買った日本古典文学大系『義経記』には、ずいぶん丁寧な字でずいぶん丁寧な書き込みがされておりました。1972.12.18.の日付でp.170に「早く終わんないかな!面白くないね!」と(丁寧な字で)書き込まれてあったのはご愛敬でありましょう。ほかの落書きからも察するに、以前の持ち主さんは女性の方でしょうか。こちらは800円で売りに出されていたのを買い求めました。