お礼

京樂真帆子
No.3593

野口さま
 昨日は、山岡さんにお会いし『紫苑』も頂戴いたしました。ありがとうございました。また、玉稿「慈光寺本『承久』の史料的評価に関する一考察」も頂戴し恐縮でございます。昨日は思わぬ「伏兵」(あるいは貴ゼミの最終兵器でしょうか?)にもお出あいし、うれしくも緊張の時間を過ごしました。嬉しさのあまり時間を忘れて遅くまでおしゃべりをしてしまいました。よろしくお伝え下さいませ。
 また、大阪の某案件、ご迷惑をおかけいたしましてもうしわけございません。一部には新聞に載った私の写真が悪かったのでは、とささやかれておりますが。別の見方をすると、ある種の「歴史学の危機」の表れかとも思います。この掲示板で議論になっていますテレビ番組のあり方にも象徴されるように、「歴史学」への(歴史的事実や日本史や楽しい歴史などではなく、歴史「学」への)リスペクトが社会から消えつつあるのだと危機感を抱いております。

大阪の某案件をめぐって。

No.3594

 >京樂先生  大阪の某案件は、明らかに京樂先生のお写真が原因ではありません。じつは、主催者の異なる別の某案件についても中止に追い込まれたという事実がございます。小生にとっても主催者にとっても、かかる事態は初めてのことで、お互いにそれぞれの立場から当惑した次第です。
 博物館を民間委託に委ね、テーマパーク化を図ろうとする行政のみならず、個々の市民レベルでも科学・学問への忌避が急速に進行しているのではないかという懸念を感じております。これはおそらく、出版の世界にも及ぶのではないかと存じます。
 私ごときが申し上げるのは僭越なことなのですが、このところ歴史学の世界も長い研究蓄積の上に築き上げられた従来の枠組みが取り払われ、なにか魑魅魍魎の世界に迷い込んでしまっているような感想をもっています。平安時代は陰陽師が裏の世界を取り仕切り、戦国時代は忍者が勝者の帰趨を決定したというような、テレビゲーム的歴史認識に、研究者までが、結果的に加担しているのではないか感じることがあるのです。
 大河ドラマの『義経』もそうですが、正当な真摯なものに対する謙虚さが失われた文化状況が確実に進行している。それも、かなりの速度をもって。そう、思わざるを得ません。某案件もその一環の現象だと考えています。
 一方、行政主体の無料の「某案件」にはたくさんの人たちが押し寄せます。もちろん主体的意志をもって参加されている方が大半だと思いたいのですが、一部には「暇の消化」を目的とする方もおられるようです。こうした状況を総合すると、御指摘のごとく、恐ろしいことになりそうに思います。
 かかる状況に対処するためにも、正当な「歴史学」を継承してくれる若い人たちの育成は急務だと思います。学問を志す若い女性にとっては、元気で情熱に満ちた同性の研究者の活躍は大いなる励みになることと思います。当ゼミに於いても「老廃物のごときオヤジ」たる小生の指導には自ずから限界が御座います。ときに当ゼミ生にたいする御指導をお願い申しあげる所以です。今後とも、なにとぞ、よろしくお願い申しあげます。 

ありがとうございました。

山岡 瞳
No.3602

>京樂先生
昨日、今日とお世話になりました。

「平安時代の建築指図」というお話でしたが、こういった分野には全くと言っていいほど触れたことがなく、私にとって新鮮でした。指図が当時の人々の記録となることや、故実の蓄積になるなど大変興味深いお話でした。また、先日、見学会で訪れた浄妙寺(跡)がお話のなかにでてきたときは、おもいっきり反応してしまい、なぜか浄妙寺に親近感を持っていることに気付きました。

御所の隣に住んでいながら、今日初めて御所に足を踏み入れました。日曜日ということもあり、人の多さには疲れましたが、場所毎に起きる山口さんとの問答で、抱いた疑問が一つ一つ解決していきました。
家に帰ってテレビを見ると、今年一番の暑さだったとか、日焼け対策を怠ったことを後悔しましたが、本当に有意義な時間を過ごすことができました。お誘い頂き本当にありがとうございました。
また、大変丁寧なレジュメをありがとうございました。


土曜日は以前薗田さんが書き込まれた府立大のシンポジウムにも参加しました。
自分に理解できるか心配でしたが、どの先生もわかりやすいお話で、紫式部の時代がどんなものであったのか、様々な視点から見ることができるものでした。
特に、朝廷が夜化していった背景について考えさせられました。当時の時間感覚については全く考えたことがなかったので…。
移動をご一緒させて頂いた野口孝子先生からは、講義で読むことになっている本のおもしろい着目点を教えて頂き、講義で生かしたいと思います。ありがとうございました。

お久しゅうございます。

No.3603

京樂先生、お久しゅうございます。お元気そうなご様子で、大変嬉しく存じます。あまり多くを語ることなく、本日はご挨拶のみで、失礼させていただきます。

Re: お礼

京樂真帆子
No.3616

石浜様
 ひ~い!どろんどろん(消える音)