こんにちは。
No.3506
美川真奈さん、書き込みを有り難うございます。毎年、お正月にお父様からいただいている年賀状のお写真を拝見しています。
お父様の悪代官のイメージは、ダダっ子みたいで、面白いですね。ところで、真奈さんはどうして尼さんにされたのですか?若いのに。
そういえば、先日、島根県の高校1年生が書き込んでくれて、若い人の新記録だったのですが、真奈さんはたしか中学1年か2年生でしたよね。新記録です。
さて、ご質問の件ですが、絵巻物にはよく同じパターンの絵が登場します。何かもとになる絵があって、場面に応じてそれを組み合わせて使っているみたいです。ですから、顔も同じようなことになるのでしょう。
誰なのか特定できるのは、その場面に詞書きという説明文がついているので、それで分かるのです。身分によって服装も違いますし。
でも、これは絵巻物ではありませんが、高尾の神護寺にある「伝・源頼朝像」のように実は誰の絵なのかわからないのに、みんなそれを特定の人物のように思いこんでいるというケースもあります。このことについてはいろいろ本が出ています。お父様がご存じです。
絵巻物の絵については、きっと近藤好和先生がお詳しいはずです。近藤先生に詳しい解説をお願いしたいと思います。
真奈さん、よかったら京女のゼミに遊びに来てください。年齢制限はありませんから。
それでは、「悪代官」のお父様に宜しくお伝え下さい。
Re: 父は悪代官
No.3507
真奈ちゃん、お久しぶり。おじさんのことを覚えているかな?一緒に中華料理食べたでしょ?もう中学生になったんだね。早いねえ。おじさんは、悪代官のお父さんのエープリルフールには引っかかりませんでした。
ところで、絵巻の話ですが、昔の人の服装は、今とは違ってファッションで自由なものが着られたわけではないのです。その人の身分とか仕事の内容によって、どのような服装をしなければならないか、法律で決まっていたのです。それは服装の種類が違うこともありますし、また同じ種類の服装でも、生地の種類とか、色とか、模様が違っていたのです。特に身分の下の人か上の人の服装をしたり、生地を使ったりすることは、法律違反に相当するものでした。また、服装の種類や、生地の材質や色や模様によって、季節や年齢による違いもありましたし、家柄による違いもありました。だから、顔が同じようにみえても、服装をみれば、その人のことがだいたい分かったのです。
分かってもらえましたか?また、今度、お悪代官のお父さん達と一緒にご飯を食べましょう。
御礼
No.3511
野口先生・山岡さん>たった今、『紫苑』、拝受いたしました。ありがとうございました。この題字は山岡さんの筆なんですね。同志社に移っても、頑張って下さい。
野口先生>同時に、玉稿「慈光寺本『承久記』の史料的評価に関する一考察」も拝受いたしました。ありがとうございました。
ともども、早速拝読させていただきます。まずは御礼まで。
Re:良く分かりました
美川真奈
No.3528
野口先生、近藤先生、良く分かる説明をどうもありがとうございました。
私は4月に中学生になるので、また分からないことが出て来たらおしえて下さい。
イメージを尼さんにしたのは、ただかわいいなと思ったからです。